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小ネタ 2018.08.03

女性100人のうち何人がマッチングアプリを使ってるの?サクッと推測してみた

こんにちは、安元一耀です。今回はデーティング市場におけるサービスリーサーチをしてみます。

デーティング市場と一言で言っても、「趣味を語り合える人が欲しい」とか「結婚は今のところ考えてないけど彼氏が欲しい」とか「いち早く結婚相手見つけた〜い!」みたいなものまで様々です。

本ブログでは、マッチングアプリを使っている女性はどれくらいいるのか?を推測&デーティング市場を4つのセグメントに切り、各サービスのポジショニングを考えてみました。

マッチングアプリの女性利用率と今考えていること

マッチングアプリはどれくらいの割合の人(女性)が使っているのでしょうか?

マッチングアプリの女性アーリーアダプターは18~24歳であると思っているので、今回は18~24歳の女性のうち、何割くらいがマッチングアプリを使用しているのか?推測してみました。

まずは日本における18~24歳の女性人口から。

(参照:http://herstory.co.jp/hs/lab/trend/lab-2415)

2015年のデータではありますが(すいません)20~24歳の女性人口が2,922,000人です。

15~19歳は2,923,000人であり、各年齢における人口がおおよそ等しいと見積もれば、

18~19歳の女性人口=2,923,000人 / 5  × 2 = 1,169,200人となります。

よって、18~24歳の女性人口=2,922,000人+1,169,200人=4,091,200人あたりでしょうか。

次に女性のマッチングアプリのユーザー数を推測してみます(ここではpairs、タップル誕生、omiaiで見積もります)

pairsにて、2018/8/1時点で「18~24歳女性」という検索条件で検索をしてみると、211,243人の女性が表示されました。

pairsを運営している株式会社エウレカの発表によれば、2018年2月時点でpairsの会員数は700万人を突破したとのことです。かなりざっくりな見積もりにはなってしまいますが、「会員数」という指標に関してはタップル誕生・omiai・withともに公開されてましたので、「会員数」を元に各サービスにおける女性の登録ユーザーを見積もってみました。

※「1人が複数のサービスを利用している」「各サービスにおいてユーザー属性に少しは違いが生じている」などはありますが、今回はざっくりな見積もりですのでお見逃しくださいw

各サービスにおける18~24歳女性の表示人数を合計すると、417,657人となります。

つまり、18~24歳の女性のうち、417,657人 / 4,091,200人=10.2%ぐらいがマッチングアプリを現在使っているのではないか?と推測しています(つまり、100人に10人は使っているという推測です)

彼氏は欲しいけどマッチングアプリを使っていない層は多数存在

「pairsなど、マッチングアプリを利用して真面目に出会いを探しているいる女性」が10%(しか)存在していないとすれば、「彼氏は欲しいけどマッチングアプリを使うのには抵抗があるから使っていない」という層が多数存在しているはずです。

そのような人たちは友達に合コンを開いてもらうとか、友達にいい人を紹介してもらうとか、相席屋に行くとかの代替手段を選んでいるのでしょう。この領域はビジネスとしてチャンスがありそうだなと今は睨んでいます。

※最近、女性の大学生に対してユーザーインタビューをすることが多く、「彼氏が欲しいのにマッチングアプリを使わない理由」を聞いてみたのでそれを記しておきます。

■マッチングアプリでは、会うとなれば1:1で会うことになるからそれが怖い

■プロフィールに嘘がかけてしまうから、会うまで信用できない

■「マッチングアプリを使わないと彼女ができない男」がマッチングアプリを使っていると思う。そんな男にショボさを感じる

■顔が漏れてしまう&本当に自分の写真なのか信用できないから不安

各サービスのポジショニング

最後に、デーティング市場を4つのセグメントで切ってみました。そして、各セグメントにおけるサービスのポジショニングを調べてみました。

※ポジショニングマップに関しては、自分で実際にサービスを使ってみての主観的な部分も含まれています。

①:出会いを謳っていないけど出会い系

まずは「出会い」を謳ってないけど、出会いも起きているサービスです。

出会い系サービスを運営するためには、「インターネット異性紹介事業の届出」を管轄の警察署へ送らなければなりませんが、これらはサービスは「出会い系」ではないので、届け出が不要です。

※こちらのマッピングは、実際に自分で各アプリを使ってみての推測です。

ひま部は圧倒的に年齢層が低く(学生向けであるため)、それ以外は高くなる印象です。

このような暇つぶし系サービスは、男性はあわよくば実際に出会いたいと思っていますが、女性は本当に暇つぶし目的の人が多いため、実際に出会うにはなかなかハードルが高いように思えます。

②:飲み会・趣味系サービス

こちらも「出会い」は直接謳っていませんが、飲み会のマッチングを行って実際に飲み会を行うことで恋愛に発展する可能性を期待させています。

【参照】

http://deaidukuri.com/nikukai

https://jsbs2012.jp/matchingapp/detail/joinus.html

この中ですと、ジモティーは見せ方が上手いなと感じています。「地元の掲示板」というブランディングができているので、一番「出会い感」が薄く感じます。

ジモティーでは出会い目的とした募集は禁止されています。しかし、イベントや飲み会系の募集を見てみると、「出会い感」がありそうな募集がチラホラ。。。しかし、ユーザーはそこに「出会い目的NG」と記載しているのが目立ちます。

ユーザーが「出会い目的NG」と記載するのは、ジモティーの規制を逃れるためなんですかねぇ。。。

また、この領域におけるサービス(肉会・JOIN US・atomo・IMAIMA)を使用する女性側の心理としては「タダで焼肉を食べたい」とか「タダで飲み会したい」などの心理が強く働いていると考えています。

つまり女性ユーザーにとっては優先度が「出会い<タダ飯」になっているので、出会い(恋愛)に発展させるのもハードルが上がっているはずです。

③:マッチングアプリ

この領域はビジネスとしてはかなりレッドオーシャン化しています。この領域の特徴としては、「winner-takes-all」にはなっていないことでしょうか?(メルカリのようなマッチング(CtoC領域)においては「winner-takes-all」になりがち)

この領域はメルカリのように、物品ではなく人とのマッチングですので、サービスによってマッチングのしやすさが異なる(pairsではかなりマッチングするけど、タップル誕生では全然ダメみたいな)という現象が出ているため、「winner-takes-all」にはなっていないのでしょう。

【参照】

http://konkatsu-study.jp/koiapps/tapple/age/

https://match-app.jp/with/13924#i

https://jsbs2012.jp/matchingapp/detail/pairs.html

pairsやタップル誕生ではまだ、「いい人と出会いたい」願望が強いユーザーが多い印象ですが、tinderやPoiboyあたりは以下のように、エンタメ的な使われ方をされつつあります。

tinder

「この男性は私にいいねをしているはずだ」と予想し、自分もいいねをする → マッチングしたら、「ほら!予想した通り!」となり、友達同士で盛り上がる。

Poiboy

「女子から始まる出会い探しマッチングアプリ」を謳っており、次々に表示される男性に女性が「いいね」or「NG(Poi)」をします。

完全に女性主導のサービスであるため、顔面偏差値が高い男性(イケメン)が多く登録しているのが特徴です。

女性からすれば、「イケメンをたくさん見れる(目の保養)」「イケメンからメッセージがたくさん来る」などの快感を味わうことができ、それが目的化されています(別に出会わなくていい)要はイケメンのウインドウショピングです。

④:ガチ結婚・お見合い系

最後は結婚を真剣に考えている人向けサービス(結婚相談所・お見合い系サービス)のポジショニングマップです。

 

【参照】

https://onet.rakuten.co.jp/service/profile/

http://konkatuseikou.jp/taikendan/382.html

https://www.p-a.jp/introduce/

https://marriage-consultant.jp/ibj-member#IBJ-3

https://koikatsu-next.com/30197.html

ゼクシィは2015年春にこの領域に参入しており、一番会員数は少ないと見積もっています。

安元の一言

安元一耀

「飲み会」とか「チャット」とかの言葉を使うとどうしても「出会い感」が出てしまいますね。。。「出会い感」を醸し出さずに出会いのきっかけをネットで作れるかどうか?にサービスの種が眠っている気がします。

 

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