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インタビュー 2019.06.06

eスポーツの学習環境と練習環境を提供する「ゲシピ」

代表取締役
真鍋 拓也

金融機関で営業に従事したのち、Yahoo! JAPANにて多数のサービス開発や新規事業開発をリード。2018年ゲシピ株式会社を設立し、eスポーツ学習サービス「ゲシピ」を運営。10億人がeスポーツでオリンピックを目指している、そんな世界の実現のため奮闘中。上智大学外国語学部卒業。岐阜県出身。

 

eスポーツのオンライン学習サービス「ゲシピ」

「eスポーツ」をご存じだろうか。

eスポーツとは、eSports(エレクトロニック・スポーツ)の略称で、複数のプレイヤーで対戦されるコンピュータゲームやビデオゲームをスポーツ競技として捉える際の名称のことである。

海外の市場規模は700.9億円、視聴者数は3憶3500万人と言われている。
(総務省『eスポーツ産業に関する調査研究報告書』 )

これからも市場はどんどん拡大していくだろう。

海外に比べて、日本のeスポーツの市場規模は5億円未満、視聴者数は158万人にとどまっている。日本はeスポーツの波に乗り遅れている傾向があるのだ。

今回紹介する「ゲシピ」は、そんなeスポーツの先駆けとなるサービスになりうるかもしれない。

詳しく見ていこう。

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――サービスについて教えてください。

ゲシピのサービスを一言で言うと、「eスポーツプレイヤー向けのオンライン学習サービス」ですね。

僕らは、eスポーツプレイヤーの方に学習環境と、練習環境を提供しています。

――学習環境とはどんなものなんですか?

学習環境とは、ゲシピのサービスの中で、動画を見てゲームのテクニックや戦術・戦略を学習できるもの。

実はeスポーツの上達には、テクニックや戦術・戦略のマスターが不可欠なんです。でも、これらの技術は文字で習得しづらい。

動画の形でシーンに合ったテクニック、戦略・戦術を学べるようにしたのが、ゲシピの「学習環境」です。

――なるほど。サービスの中で動画が見れて、ゲームのテクニックを学ぶことができるんですね。では、練習環境を提供するとは、いったいどういうことですか?

eスポーツはテクニックを学ぶだけでは、上達しません。学んだだけでは実際に使えるようにならないんです。

ですから、ゲームを実践する機会が必要なんですね。しかし、一人では、eスポーツはできないことが多い。

そのため、一緒にeスポーツの腕を磨ける仲間探しをサポートしていきます。このサポートこそがゲシピが提供する練習環境です。

――ゲシピでは、ゲームを学ぶだけでなく、仲間集めもできるんですね。

最近では、「ゲシピ道場」をリリースしました。

ゲシピ道場では、特定のテクニックを一緒に練習する人をマッチングします。提供している学習素材と練習環境をリンクさせて、その場で練習仲間を募集する仕組みです。

フレンドを募集するだけだと、どんな人が来るかわからないじゃないですか。習得したいテクニックが同じならば、ミスマッチは起こりません。

eスポーツプレイヤーがテクニック、戦術、戦略の習得に向け、同じ目的、同じレベルで学べる仲間と切磋琢磨することができます。

――それは画期的ですね!興味のある人はぜひチェックしてみてください。

現在扱っているのは12タイトル

ベータ版リリースから6か月で再生回数が500万回を突破した

――ゲシピのユーザーはどんな人がいるんでしょうか?

 多くは中高生ぐらいの、将来のeスポーツアスリートを目指している人ですね。これからeスポーツを始めたい人もターゲットにしています。

eスポーツは、一般のゲームよりも、要求される技術が本当に高く、厳しい。そこに踏み出していきたい人を応援していきたいと思っています。

――競合はどこになるんでしょうか?

一番の競合はyoutubeさんですね。eスポーツの学習素材として、youtubeでも十分満足できます。

ただ、慣れてくると不便な点も出てくるんですよね。

まず、動画を自分で探して、中身を理解しなければいけません。動画の内容が自分の理想と違っていることもあります。

このような不便な点を改善していきたい。

ゲシピではユーザーの人が満足できるような動画の質を確保しています。また、見たい動画にすぐにアクセスできるようにコンテンツを整理しています。

ゲームをする人にとって、学びやすいものになっていると思いますね。

ゲーム+レシピ➡ゲシピ

――ゲシピを立ち上げるまでの経緯を教えてください

新卒で最初に入社したのは、金融関係の会社でした。6年間ひたすら営業。今とは全く違った業界にいましたね。

その後、Yahoo!に転職。10年間働きました。ここでITに触れるように。業務は最初の5年間は広告で、後半の5年間で新規事業を担当しました。

Yahoo!での業務も楽しかったですが、自分でも新規事業をやりたいと思うようになりました。自分でも面白いことができると思ったんです。そこで「ゲシピ」を思いつきました。

――「ゲシピ」はどんな意味なんですか?

ゲシピは「ゲーム」と「レシピ」を合わせた言葉です。

ゲームの攻略情報をわかりやすく、レシピのようにわかりやすく伝えるようにしたいと思ったんです。

日本から世界へ。ゲシピはグローバルな企業を目指す。

――今後の「ゲシピ」展望を教えてください。

ゲシピはグローバルな企業を目指します。

僕は世界で10億人がeスポーツでオリンピックを目指すようになると思うんですよね。eスポーツはいつでも始められますから。

現在フィジカルスポーツで一番競技人口が多いのはバスケットボールだといわれています。これらのスポーツでオリンピックに出るには幼少期から英才教育が必要です。

それに比べて、eスポーツはいつでもだれでも障害があっても始められます。eスポーツはバスケよりもポテンシャルがあると思うんですよね。

そんなeスポーツの舞台で、「オリンピックを目指すなら、ゲシピ」と言われるような存在になりたい。

――ゲシピのプロダクトはどんな展開をしていくのですか?

今後のゲシピはさらに進化していきます。

まずは動画を含む学習素材のバリエーションを増やし、クオリティを高めていきたい。そこで、現在動画作成の協力をしていただいているプロゲーマーの方たちとの提携を広げ、深めていきます。

また仲間を集める機能もアップグレードしていきたいですね。現在、テクニックを学びたい人をマッチングする機能はありますが、チームを組めるまでの機能はありません。仲間を集める機能を増やしていこうと思います。

ゲシピならではのマッチングをしていきたいですね。

サイトへ

編集後記

取材担当橋本

ゲームのセンスが全くない橋本ですが、ゲシピがあれば、僕でも上達できそう!eスポーツ、やってみようかな…。

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投稿者プロフィール

橋本 雅弘
橋本 雅弘
大学では社会福祉学を専攻。現在はStartupTimesのほか、日本最大級のAIメディア「AINOW」でも執筆。学生スタートアップ特化型アクセラレータープログラム「GAKUcelerator」でメンターを勤める。

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