取締役
井上 翔太
証券会社で資産運用コンサルタントを経験後、戦略PRやCGMサービスなどの事業立ち上げを経験。その経験を生かしビルコム株式会社へ入社、大手クライアントのデジタルマーケティングの戦略設計からPR、コンテンツマーケティング、アド運用など多面的なマーケティング施策を経験。
PRのなかでもコンテンツを軸としたマーケティングの重要性を強く感じ、ログリーとビルコムによる合弁会社、クロストレックスを設立、取締役に就任(2018年11月)。
現在は、コンテンツマーケティング戦略設計、ペルソナ、ジャーニーマップの作成からコンテンツ価値の発見を目的としたコンテンツアトリビューション分析サービスを提供している。
ウェブコンテンツを作っただけでは、どうしても成果が上がらない。
成果を上げるためには、PV数やCV率など、気にするべきことが山ほどある。
しかし多くの人や企業にとって、これらすべてを気にかけることは難しいだろう。
今回取材した「XTRECKS」は、ウェブコンテンツの質の向上のためのコンサルティングを行っている会社だ。
現在、そのコンサルティングのノウハウを生かしたプロダクトを開発中とのこと。
どんなものなのだろうか。詳しく見ていこう。
――サービスについて教えてください。
一言でいうと、「コンテンツマーケティング改善に向けた戦略設計と課題発見、改善支援をするサービス」です。
今まで、XTRECKSではウェブコンテンツのコンサルティングを行ってきました。
毎月もしくは3ヶ月に一度、直接お会いして定例会にてコンテンツアトリビューション分析に特化したミーティングを実施していました。
これからは、このコンサルティングをプロダクト化して、戦略設計やデータ分析、広告配信を行います。
簡単に言うと、当社のプロダクトを使えば、ウェブコンテンツ上で成果を出すために貢献している記事を見つけだすことができるんです。集客、閲覧・回遊、成果(コンバージョン)に貢献しているウェブ記事を発見し、その内容の改善提案を行います。
これらを通して、仕事の工数を下げつつ、効率を最大化することを目指していきます。
現在、プロダクトは開発中。ローンチまでお待ち下さい。
――ユーザーを教えてください
ユーザーは、コンテンツマーケティングの施策として、ウェブサイトのリニューアルや一部改修を実施予定の企業さんやメディアさんが多いですね。
また人材系や金融系など、集客のためにリードを必要としている企業さんにもコンサルティングをさせていただいています。
コンテンツマーケティングで困っているような方や、リードナーチャリングが必要な方を包括的にサポートしていきたい考えています。
リードナーチャリングとは…将来顧客となる可能性をもつ個人や企業(潜在顧客・見込顧客)の、購入へのモチベーションを育成して、購入につなげるためのマーケティング施策」
――競合について教えてください
競合は、ウェブコンサルティング会社、ウェブサイトやコンテンツの製作会社、広告代理店などが該当しますね。
当社は、ユーザー数、離脱率、読了率、滞在時間、CVRなどそれぞれの数値を独自ロジックで掛け合わせて数値を分析する取り組みなども行なっています。
このような多方面で貢献している記事を、漫画など新たなコンテンツやPR、イベント、セミナーなどに活用しているんです。コンサルティングだけでなく集客・勧誘などのアウトプットまでの支援を行っています。
サービス概要。
課題発見・コンテンツ制作・集客・効果測定を行う。
――立ち上げまでの経緯を教えてください
新卒では、証券会社に入社。ひたすら営業をしていましたね。
その後、自分たちで会社を立ち上げ、PRをはじめとしたマーケティング全般を支援していました。そして、PRへ本格的に取り組むためにビルコム株式会社に入社。ビルコムではデジタルマーケティングを全般的に担当しました。今のXTRECKSにつながる知識や経験を得られたのではないかと思います。
さらにサービスを拡充していきたいとなった時に、ネイティブ広告配信プラットフォームを提供しているログリー株式会社と、戦略PRを展開しているビルコム株式会社とのそれぞれの強みを活かした会社を設立しました。
それがXTRECKSです。
PRではPR目線でのウェブコンテンツ製作をしながら、分析力や技術力を持つログリー社のネイティブ広告やレコメンドウィジェットなど掛け合わせ、コンテンツマーケティングの分析から改善まで一貫して提供できるため、コンテンツマーケティング支援事業を開始しました。
――「XTRECKS」はどんな意味なんですか?
現在たくさんの情報があふれていますよね。まさに情報がクロスしている状態です。
このクロスという言葉に「trace」と「analytics」という単語をかけあわせたのが「XTRECKS」の由来。
情報を統合・リサーチ・分析をしていこうという想いが込められています。
――今後の展望を教えてください。
まずはプロダクト開発を進めていきます。コンサルティングサービスとして支援している内容をプロダクト化していきたい。基本的には、分析能力・技術力を生かして、マーケティングだけでなく、人の働き方などの組織の成果を見える化の手助けをできるようにしていきます。
そして、XTRECKSは俗人的になるサイトデータ分析を誰でも簡単にできて、世界全ての企業が売上、リード獲得などのKGIの成果を最大化できるように支援していきたいですね。
最終的には、会社自体が盛り上がる基盤を作り、作業工数の低下による働き方の改善や成果に対する人の評価ができるようになる世界を目指しています。
ウェブコンサルティングのプロダクトの開発を現在進めているということだ。どんなプロダクトが出来上がるか期待したい。
取材担当橋本
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