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インタビュー 2019.07.15

医療のプロが、どこでもすぐに仕事を見つけらる世界へ。株式会社 SPARKLINKS.「Dspace」

株式会社SPARKLINKS. 代表取締役 歯科医師・歯学博士
柴田育

2児の母。矯正治療を専門とした歯科医師。北海道大学卒業、東京医科歯科大学大学院修了。育児と医療の仕事の両立に苦戦し、医療業界で柔軟に仕事ができるようなシステムが必要と考え、2018年8月に法人設立。医療特化型クラウドソーシングサイト「Dspace」の制作を開始し、2019年4月にβ版リリース。医療の働き方がもっと自由になる世の中を目指す。

医療のプロとプロが繋げる「Dspace」

医療分野の深刻な労働力不足が問題視されている。

一方、子育てや介護など様々な事情で、仕事復帰をあきらめざるを得ない医療従事者も多い。

そんな現状を解決できるサービスを紹介したい。

株式会社 SPARKLINKS.が運営するプラットフォーム「Dspace」だ。

どんなサービスなのか詳しく見ていこう。

――サービスについて教えてください

弊社が開発したサービス「Dspace(ディースペース)」を一言でいうと「医療のプロとプロを繋げるクラウドソーシングサイト」です。

医療従事者の方とクリニックがインターネットを通してつながることができます。

Dspaceは案件掲載モデルで、クリニック側が求人を出し、医療関係者が仕事を受託できるようになっています。

仕事をしたい人(医療従事者)のメリット

仕事を頼みたい人(クリニック・企業)
のメリット

――どんな人が「Dspace」を使っているんですか?

主なユーザーは医療従事者の方、クリニック、企業ですね。

医療従事者の方は、医師・看護師・薬剤師・歯科医師・歯科衛生士など18の職種に対応しております。

ユーザーとなるクリニックは、業務をアウトソーシングしたいと考えていらっしゃるところが多いですね。

医療技術の開発をしている企業様にもご利用いただいております。

――競合はいますか?

求人媒体は競合になりますね。

しかし、医療従事者を専門とした求人は少ないんです。また、自分で仕事を受託できたり、クラウドソーシングで診療を募集しているような媒体は他にはありません。

純粋な競合は少ないですね。

――Dspaceの強みはなんですか?

Dspaceの強みは、仕事をしたいと思っている医療従事者の方が条件を決められること。時間の制約や金額の希望に柔軟に対応することができます。

また、リーズナブルにサービスを利用できるのも強みですね Dspaceは月額性で、成功報酬はかかりません。使う際のハードルをなるべく下げられればと思っています。

――柔軟な対応やリーズナブルさなど、ユーザーにやさしいサービスですね!

強みは他にも、評価制度で安心して仕事を受託できるということがあります。医療従事者の方はもちろん、クリニック側も評価されます。サービスを使う人が安心して仕事を発注・受託できるようになっているんです。

現在、医療の現場では、人で不足の時に直接的な紹介でしか探していませんでした。それをウェブの力でオープンにできたらと思っています。

医療業界の遅れ解決したい。Dspaceの背景には熱い想いが込められている。

――サービスを立ち上げた経緯について教えてください。

もともとの本業は歯医者で。大学病院に6年間所属していたんです。当時は、週5日勤務、土日は他のクリニックでバイトという生活をしていました。

しかし、出産を境にその生活は続けられなくなりました。仕事と大学、育児の両立は難しかった。なんとか育児の合間の時間を使って仕事ができないかと仕事先を探したのですが、見つからず…。そもそも探すすべがなくて。営業するしかなかったんですよね。

それに比べて、エンジニアなどの他の職種はクラウドソーシングサイトなどで仕事を簡単に探せる状況を目の当たりにしました。業界の格差を感じましたね。医療業界は遅れている。変えないといけない、そう思ったんです。

そこで、柔軟な条件で仕事を探せる医療従事者専門のクラウドソーシングサイトを創ろうと思いました。

医療従事者がどこでもすぐに仕事を見つけられる世界へ。

――今後の「Dspace」はどんな風に進化していくのですか?

Dspaceを使っていただける人の数を増やしていきたいですね。まずは、都市部からユーザー数を増やしたい。その後は地方にも進出していく予定です。

今後は遠隔医療も進歩していくといわれていますよね。都市部の医師と地方のクリニックを繋げていこうと思っています。

――目指している世界を教えてください

理想は「医療従事者の人の仕事が、どこのエリアでもすぐに見つかるようにすること」です。社名の「SPARKLINKS.」には、才気がつながってほしいという願いが込められています。

医療従事者とその力を欲している場所を繋げていく活動を今後も行っていきます。この取り組みを通して、自分と同じように、育児と仕事の両立に困っている人を助けていきたいですね。

人材不足が心配される医療業界。株式会社 SPARKLINKS.の活躍に期待がかかる。

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編集後記

取材担当橋本

今後色々な領域で人材不足が心配されています。医療領域はその筆頭。今回の取材で、クラウドソーシングサイトに秘められた可能性を実感しました。

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投稿者プロフィール

橋本 雅弘
橋本 雅弘
大学では社会福祉学を専攻。現在はStartupTimesのほか、日本最大級のAIメディア「AINOW」でも執筆。学生スタートアップ特化型アクセラレータープログラム「GAKUcelerator」でメンターを勤める。

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