日韓関係が泥沼化している。韓国と日本の政治的対立が続いているのだ。どうしてもこのような情勢には、我々一般人は振り回されてしまう。
そんな今だからこそ、韓国と日本の一般人の交流を深めていくべきではないか。政治的に理解し合えないのであれば、文化的な交流を深めていく必要がある。
その文化を理解するために重要なのが、「言語の理解」だ。韓国語を学ぶことは韓国の文化を知る近道である。
さて、今回紹介するのはJH Mediaが運営する本格韓国語学習アプリ「できちゃった韓国語」だ。
どの韓国語学習アプリよりこだわったと語るデザインや多彩な機能は韓国語を手軽に楽しく理解することができる。
開発には様々な苦労があり、将来は日本一の韓国のプラットフォームを目指しているという。
そんな「できちゃった韓国語」の開発者、朴 鍾暁(パク・ジョンヒョ)さんにインタビューしてきた。
代表/Director
朴 鍾暁(パク・ジョンヒョ)
「K-BOYS完全攻略ガイド」(講談社)出版(2012年)
サム教育学院 新大久保校講師(2015年~2016年)
サムスン電子ジャパン、SBI-LGシステムズ出講(2015年~2016年)
YOUTUBE「チョナンカンと一人でもできる韓国語」チャンネル(DIA TV所属)運営中(2014年~)
「チョナンカンと一人でもできる韓国語」KCON2017, 2019 JAPAN参加
2019年1月JH Media設立、無料韓国語学習アプリ「できちゃった韓国語」を配信中
――できちゃった韓国語のサービスについて教えてください。
「できちゃった韓国語」を一言でいうと、入門から上級までいつでもどこでも韓国語の勉強できるスマホアプリです。
現在は、アプリで多くのことが勉強できる時代ですよね。しかし、このサービスを構想していた2年前には、韓国語学習のための良いアプリが少なかったんです。
そのため、韓国語を学ぶためには韓国語教室に行くしかなかった。しかし、韓国語教室が近くになかったり、料金が高かったりするなどの課題がありました。
そこで、韓国語も様々なレベルで手軽に勉強できるようにしたいと思い、この「できちゃった韓国語」を開発しました。
――できちゃった韓国語の機能について教えてください。
できちゃった韓国語は、レベルごとに個人レッスンのような形で韓国語を学ぶことができます。
また、発音識別の自動判定の技術を取り入れたことも機能の中で特徴的です。韓国語は発音が一番難しく、ネイティブに教えてもらわないとなかなかマスターできないことがあります。そこで音声認識機能を取り入れ、アプリで発音まで学習できるようにしました。
発音の学習は、ネイティブの発音と自分の発音で違っているところが赤字表示されること、ネイティブの発問が何度も聞けること、自分の発音をネイティブの発音と比較しながら聞けることが特徴です。このアプリさえあれば、韓国語の発音まで勉強できます。
また、できちゃった韓国語に連動した動画コンテンツも充実しています。アプリと動画でしっかりと韓国語を学習できるようになっているんです。
本格韓国語学習無料アプリ、それが「できちゃった韓国語」です。
――ユーザーについて教えてください。
ユーザーは韓国に興味ある人すべてですね。
ドラマやK-POP、旅行や韓流アイドルファンの方などに多く利用していただいています。
韓国語を学習すれば、大好きな韓流映画を字幕なしで見られますし、韓流アイドルのメッセージも読むことができます。
これらのことをしたいと思い立った時に、韓国語の勉強を手軽に始められるアプリになっています。
――強みについて教えてください。
クオリティー・デザイン・見た目にこだわっています。というのも、以前自分がキャラクター事業に携わっていて。その経験を生かして、できちゃった韓国語のキャラクターの開発もしています。
また日本語にローカライズしていることも大きな強みの一つです。競合他社のサービスだと、日本語版サービスがなかったりするんですよね。
日本市場に特化した韓国語学習アプリになっています。
――他に強みはありますか?
様々な機能が揃っていることも強みですね。先ほどご紹介した、発音識別の自動判定や動画の機能に加えて、ダイレクト質問機能を追加しました。
これは、現職の韓国語講師である私に直接質問ができる機能です。韓国語の先生に質問できる、掲示板のようなサービスを作り、そこで自由に質問できます。
また、ランキング機能もあり、遊び感覚で勉強できるサービスにしています。私はゲーム業界にもいたことがあって。ゲームの要素を取り入れつつ、楽しく手軽に勉強できることが強みですね。
しかも、初級までは無料なんです。
これらの強みを評価していただき、Applivというウェブサイトでは韓国語学習アプリランキングで1位に選んでいただきました。参照:https://app-liv.jp/education/languages/0543/
――日本に来るきっかけはなんだったんですか?
韓国の大学では、日本語を専攻していました。そして、2005年に半年間、日本に留学。しかし、半年間だけでは中途半端で物足りなかった。もっと日本のことを知りたいと思っていましたね。
そんな想いを抱えながら、韓国で就職。ドラえもんやポケモンのライセンスを担当する会社に勤めていました。
しかしやっぱり、日本に住みたい・働きたいという想いが消えなくて。その時、ちょうど自分で運営していたアメブロが書籍化したんです。そこで自分も日本でできることがあると思いました。
そこで思い切って日本で就職。完全に挑戦でした(笑)。日本の方にはあまり知られていませんが、実は韓国人にとって日本は新たな挑戦の場なんですよ。
しかも当時は、東日本大震災のあった年。日本から韓国に戻ってくる人も多かった。そんな中、親の反対を押し切って日本にやってきました(笑)。
――日本では何をしていたんですか?
日本では、まず新大久保で韓国語の講師をしていました。企業などでレッスンをさせていただいていました。
そこからゲーム業界に転職。スマホ向けのゲームアプリを扱いました。
ゲーム業界にいた時に思いついたのが、韓国語学習のためのアプリを開発することだったんです。
自分で韓国語を教えていた経験があり、ゲーム業界にいたこともあって、韓国語のアプリで良いものが作れないかと思って企画したのが「できちゃった韓国語」のはじまりになっています。
――それから今に至るまでの想いを教えてください。
「できちゃった韓国語」の企画をしてから2年がたちますが、日本に来てよかったと思っています。
アプリを自分で配信して、運営するのには、とてもやりがいがある。もちろんつらいこともありましたけどね(笑)。いろいろな人に出会えて、今の「できちゃった韓国語」があります。
これからも「できちゃった韓国語」を通して、国際貢献など様々な分野で少しでも役に立てるようにしていきたいです。
これからが勝負ですね。1分1秒を惜しんで、アプリの運営をしていきます。
――プロダクトはどんな進化をしていこうと考えていますか?
今後は、コンテンツを追加して、韓国語学習のバリエーションを増やしていきます。具体的には、特別編のコンテンツを追加していきたい。
特別編には、観光韓国語や韓国語でのファンレターの書き方、韓国独特の絵文字、若い世代の略語、釜山のなまりなどの面白いコンテンツを追加していこうと思います。
――目指している姿を教えてください。
最終的には、1つの言語を学ぶだけではなく、幅広い範囲の韓流プラットフォームとして使えるようにしていきたいです。
例えば、韓国のニュースマガジンと協業すれば、韓国のニュースを見ることもできますよね。韓国語という領域を超えて、プラットフォームとして活動することを目指しています。
日本一の韓国のアプリに、そして世界一の韓国語学習用アプリを目指していきます!
多彩な機能で韓国語を手軽に楽しく学習できる「できちゃった韓国語」興味のある方は以下のリンクからダウンロードしてみてください!
取材担当橋本
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