CEO
米田 純也(画像左)
2006年、新卒で広告代理店へデザイナーとして入社。その後、営業を経てマーケティング部門を牽引。2018年、Webマーケティング事業を展開する合同会社ミニマリスティックを創業。2019年、ビフ合同会社を設立しWebサービス向けユーザーテスト『LITE(ライト) リサーチプラットフォーム』をリリース。
CIO
土橋 春樹(画像右)
2012年にWeb制作会社に転職しWebデザイナーとしてのキャリアをスタート。フリーランスとしての活動を経て、2018年、株式会社ステキを創業しWebサービスの開発にも携わる。2019年、LITE(ライト)立ち上げに伴いビフ合同会社を設立。
Webマーケティングで今注目視されている「心理データ」。どうしてその行動をとったのか、というユーザーの感情をデータ化したものである。
従来のマーケティングでは数値データを基にした「ビヘイビア(行動)」を中心に行なっていました。でもこれだけでは、ユーザーがなぜその行動に至ったのか、そこにどんな心理が働いているのかはわからない。この数値ではわからない「アティテュード(態度・感情)」を表すのが「心理データ」です。
従来この心理データは、大規模なモニター調査やアンケート調査でしか収集することができなかった。1回の調査でかかる時間や人件費などのコストは非常に大きく、決して手頃なものではないという。
そこで誕生したのがオンラインユーザーテストサービス「LITE(ライト)」である。
私たちはWebサイト・サービスだけに特化して、UIやUXにまつわるアンケートを簡単に収集するプラットフォームを提供しています。数値データではわからなかった「生の声(心理データ)」を獲得し、Webサイトの具体的な改善に活かすことができます。
このサービスは法人向けの「LITE(ライト)リサーチプラットフォーム」とモニター向けの「LITE(ライト)」に分かれ、サイトもそれぞれに用意されている。
はじめに、調査をしたい企業がLITE(ライト)リサーチプラットフォームに登録・アンケート作成をし、モニターを募集すると、LITE(ライト)に登録しているモニターのもとに依頼が届く。モニターは興味のあるアンケートに答え、その返礼としてポイントがもらえる。このポイントは現金・電子マネー・ギフト券など70種類以上と交換することができる。企業はアンケート終了後、その内容を確認しマーケティング戦略に生かすという流れだ。
LITE(ライト)リサーチプラットフォームの特徴は3つある。
1)大幅コストダウン
従来のモニター調査では小規模でも数十万円〜、大規模になると数百万単位での調査コストがかかっていました。しかしLITE(ライト)では、100名10問で3万円からと安価に調査を始めることができます。
料金形態はモニター人数や質問数などをカスタマイズすることによって、企業自身で決めることができる。これにより、小規模の企業も手軽にWeb調査をすることが可能になる。
2)マーケター目線の管理画面
LITE(ライト)リサーチプラットフォームの大きな特徴の1つがおしゃれで使いやすい管理画面である。プロジェクト単位での管理が可能で、複数の案件に同時に対応することができるのだ。
またアンケートを作成する際には、自由に作成することも可能だが、用意されている質問テンプレートから簡単に選定することもできる。さらに便利なのは、謝礼の単価と人数から調査費用の計算を自動で行うシステム(下の画像右部)だ。
現在もマーケティング関連の会社を運営している米田はこう語る。
ずっとマーケティングに携わってきたので、複数案件でも管理しやすいようにマーケター目線に立って使いやすい仕様やデザインを考えるように心がけています。
3)質の高いアンケート
LITE(ライト)リサーチプラットフォームでは、全てのアンケートにフリーコメント欄を用意している。
モニターの皆さんには、フリーコメント欄を通してみなさんの意見がそのまま企業に伝わり、今後の改善に役に立っているということをお伝えしています。また、男女ともに幅広い年代層のモニターが登録しているため、様々な目線からの意見を収集することができます。
フリーコメント欄を用いるため、謝礼を高く設定しモチベーションが高く、具体的な回答をしてくれるモニターを獲得している。また、入会時の審査やユーザー管理をすることで、アンケート内容の質を保っているそうだ。
また企業独自の質問を作成することができるため、例えば改善した部分についてより具体的に質問をしその反響を知ることができるなど、ピンポイントなアンケートを取ることができます。
今年の4月に設立されたビフは、2人の創業者による合同会社だ。
各々会社を設立し、現在もCEOの米田は広告・マーケティング関連の会社、CIOの土橋はWeb制作やデザインに関わる会社を経営している。
ビフ合同会社の起業以前から知り合いだった二人は、「人の感情を可視化するWebマーケティングツールを作成できないか」という米田の思いから意気投合した。
「楽しもう=Be fun.」から最後の“n”をとることで、終わりのない楽しさを追求することをあらわし、会社の名前をBefu(ビフ)にしました。今後もどんどん新しいサービスを生み出していきたいと考えています。
将来的には、世の中に革新をもたらすプラットフォームを作る少数精鋭のチームを目指しています。Webマーケティング領域にこだわらず、広い視野でニーズをキャッチし新たなプラットフォームを創出して社会貢献していきたいと考えています。
社会のニーズを読み取り、革新的でスタイリッシュなサービスを作りだすビフ。
彼らの終わりのない挑戦が始まろうとしている。
取材担当下郷
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