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インタビュー 2019.08.30

メンヘラが幸せに病める社会の実現へ。メンヘラテクノロジー株式会社「メンヘラせんぱい」

現代社会は非常に生きづらい。生きづらさはさまざまな形になって現れる。その一つに「メンヘラ」がある。

そんなメンヘラの人に相談相手と安心感を提供しているのが、株式会社メンヘラテクノロジーだ。メンヘラに寄り添ったサービス「メンヘラせんぱい」を開発し、幸せに病める社会の実現を目指しているという。

詳しく見ていこう。

高桑 蘭佳(株式会社メンヘラテクノロジー  代表取締役)

東京工業大学修士課程在学中。 2018年8月に株式会社メンヘラテクノロジーを設立。 代表取締役に就任。 起業の動機は、 事業を成功させて実績を作り、 彼氏の会社の社外取締役に就任したいから。

目次

  • メンヘラに寄り添ったサービスを提供「メンヘラせんぱい」
  • 自分が純粋に使いたいサービスを開発。「メンヘラせんぱい」誕生の背景に迫る
  • 「メンヘラが幸せに病める社会を作る」今後の進化に目が離せない。

メンヘラに寄り添ったサービスを提供「メンヘラせんぱい」

――メンヘラテクノロジーが提供しているサービス「メンヘラせんぱい」について教えてください。

メンヘラせんぱいは、メンヘラが病んだ時、すぐに相談できる相手と安心感を提供するサービスです。

チャットアプリで、今はライン@で使えるサービスです。ラインでさまざまな内容の相談ができるようになっています。

――相談内容はどんなものですか?

8割ぐらいの相談が恋愛に関するものです。キャリアや仕事に関する相談も多いですが、基本的に恋愛が関係する内容になっていますね。

恋愛系の相談の中でも、特に恋人に対する愚痴やのろけが多くなっています。カウンセラーや友人になかなか言えない話でも、メンヘラせんぱいなら相談しやすくなっているんです。

――ユーザーについて教えてください。

10代後半から50代までのメンヘラの女性を対象にしています。特に20代が多くなっていますね。現在は300名の方にご利用いただいています。

――競合について教えてください。

cotreeやココナラなどのカウンセリングサービスや愛カツの電話相談などが競合ですね。

またターゲットは違いますが、感情を記録してAIロボと会話するアプリ「Emol」も近いサービスではあります。

――「メンヘラせんぱい」の強みはなんですか?

競合のサービスを使って相談するためには、安くて1時間当たり3000円ほどが必要になります。

しかし、月に1回相談するだけでは、気持ちは楽にならないことも多いですよね。そのため、値段設定を低めにしてたくさん使えることを強みにしています。

現在は、初回の相談は無料。次いつできるのかという問い合わせもいただいています。サービスを本格的に始めれば、リピート率の高いサービスになると思いますね。

――リーズナブルな価格設定が強みなんですね!

他にも、メンヘラせんぱいは人が対応していることも強みになっています。

人に話したくない思いがある人は、人工知能系のカウンセリングサービスを利用している傾向があります。一方、メンヘラは人に意識を向けてもらっていることが大切です。そのため、人に相談できることも強みになっていますね。

自分が純粋に使いたいサービスを開発。「メンヘラせんぱい」誕生の背景に迫る

――サービスを開発した背景について教えてください。

現在のカウンセリングサービスは高額で、使えない人が多くなっています。

NPOが運営している無料の相談窓口などもありますが、なかなか対応してもらえない現状です。医療機関でのカウンセリングですら2週間以上待つことが多い。

そのため、これらの課題に焦点を当てたサービスを開発しようと思いました。

――開発した経緯について教えてください。

メンヘラせんぱいは、純粋に自分が欲しいものを開発した、という感じです。

自分自身の経験として、彼氏がいない時に愚痴や悪口、帰ってこないさみしさを強く感じることがあります。そんな時に、彼氏にラインで「帰ってこい」などと送ってしまうんです。調子が悪いと爆発して、彼氏の職場に突撃してしまったり、自傷行為をしてしまうこともありました。

そんなときに話を聞いてくれる人が欲しいと思ったんです。自分でも週に2~3回はメンヘラせんぱいのサービスを使いたいと思いますね。

「メンヘラが幸せに病める社会を作る」今後の進化に目が離せない。

――今後のプロダクトの展望について教えてください。

今後のプロダクトの進化や方針は非公開です。これからもメンヘラに寄り添うサービスを作っていこうと思います。

――ミッションについて教えてください。

メンヘラの方の症状が悪化しないようにしていきたいです。メンヘラが幸せに病める社会を作ることを目指していきます。

株式会社メンヘラテクノロジーのこれからに期待だ。今後の進展に目が離せない。

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編集後記

取材担当橋本

時々闇落ちする橋本です。気軽に相談できるサービスって少ないんですよね。今後さらに相談できるインフラが発達すればいいなと思っています。

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投稿者プロフィール

橋本 雅弘
橋本 雅弘
大学では社会福祉学を専攻。現在はStartupTimesのほか、日本最大級のAIメディア「AINOW」でも執筆。学生スタートアップ特化型アクセラレータープログラム「GAKUcelerator」でメンターを勤める。

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