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インタビュー 2019.09.19

ダイレクトリクルーティングの効果を最大化するサービスを提供。株式会社VOLLECT

深刻な労働力不足に直面している日本において、多くの企業では採用が難しくなってしまっている。

そんな社会において、採用の重要な手段となるのがダイレクトリクルーティングである。ダイレクトリクルーティングとは、企業の人事担当が自ら候補者を選出し、直接アプローチ、採用につなげる手法のことだ。

このダイレクトリクルーティングを円滑に進めるためには、応募者を増やしていく必要がある。その部分をサポートしていくのが、株式会社VOLLECTだ。

ダイレクトリクルーティングに悩む企業を、採用経験者によるスカウト代行とVOLLECT社が自社開発したダイレクトリクルーティングに特化したMAツールで手助けするという。

どんな企業なのか。詳しくみていこう。

プロフィール

代表取締役CEO
中島大志

立命館大学国際関係学部を卒業後、人材総合サービス企業パーソルキャリア株式会社(旧株式会社インテリジェンス)にてクライアントに対して採用コンサルティングに従事し、クライアントの採用課題を解決するべく、採用戦略の立案から、採用体制の構築、採用手法の提案を行ってきました。
その後、新規事業部に異動し事業立ち上げに関わる。
パーソルキャリア退職後は、株式会社THRILLという採用コンサルティング会社を創業し、人材紹介サービス事業と、大手コンサルティングファームを中心に採用支援を行ってきました。
その後、レバレッジをもっと効かせた事業を行いたいと感じ、株式会社VOLLECTを創業し、現在に至る。

ダイレクトリクルーティングにおける効果を最大化。株式会社VOLLECT

引用:https://vollect.net/

――株式会社VOLLECTのサービスについて教えてください。

現在、人材業界・もしくは人事の経験を持つ育休中のママさんや副業兼業したい方と、ダイレクトリクルーティングの運用で悩んでいる企業をマッチングさせるサービスを行っています。

元々、私は年間で1000人規模で中途採用している大手コンサルティングファームでリクルーターとして、常駐してダイレクトリクルーティングでの採用支援を任せてもらっていました。しかし、このダイレクトリクルーティングの中のスカウト業務に関しては、常駐でやる必要はないと思ったんですよね。

そこで、スカウト業務を外注できないかと思い、最初は海外に在住している人事経験者の方に依頼をしてやって頂いた所、高品質低価格で実現する事ができました。そこで、リモートワーカーを活用したスカウト代行サービスを始めました。

現在でも多くのスカウトサービスがありますが、どうしても工数懸念で導入できない事が多いために、弊社ではそれらのスカウトサービスを提供している会社と連携しています。

――ユーザーについて教えてください。

主に大企業がメインのユーザー様になっています。これは、大手人材会社と連携できたのが大きな要因ですね。

ユーザーの主な業種はコンサルティングやIT業界が多くなっています。人材紹介会社があまり支援しない会社やエージェントで決まりにくい案件で、ダイレクトリクルーティングをするときに、活用できるサービスになっています。

――競合について教えてください。

いわゆる採用代行会社と言われている所は全て競合ですが、有名な所でいうと、リモートで採用代行サービスを行っている株式会社キャスターさんなどは競合ですね。

――株式会社VOLLECTの強みについて教えてください。

弊社の強みは、スカウトに特化している点です。採用代行会社は多くありますが、完全にスカウト業務だけに特化した会社は多くないと思います。

弊社では、ダイレクトリクルーティングに特化したMAツールを持っており、スカウトのPDCAを回せる仕組みが整っている点にも強みがあります。

世の中の価値になることを。株式会社VOLLECT立ち上げの経緯とは?

引用:https://vollect.net/company/

――株式会社VOLLECTを立ち上げるまでの経緯について教えてください。

新卒では、人材総合サービス企業パーソルキャリア株式会社に入社しました。

株式会社サーキュレーション 代表取締役社長の久保田さん含め、新規事業に携わられていた方々に憧れていたんですよね。そこで、新規事業の企画なども担当しました。その頃に多くのスタートアップの経営者の方々を見て、自身の人生に対する覚悟感に圧倒され、自分も大企業という守られた所から抜け出して、自分を試してみたいと思いました。

その後、株式会社THRILLという採用コンサルティング会社を創業。しかし、当時の仲間と方向性の違いがありました。その時の仲間は、今までパーソルで経験してきた人材紹介やRPOにだけフォーカスし短期的な収益を生み出そうとしていたのですが、私は違ったんです。

私は、少しでも世の中の価値になることをしたい。そして出来る事で稼ぐのではなく、やりたい事で稼げるように、チャレンジしたいと思い、VOLLECTを創業しました。

身の回りの人を幸せにしたい。今後も身の回りの人を幸せにするため、株式会社VOLLECTは走り続ける。

引用:https://aubo.co.jp/

――サービスはどんな展望を考えていますか?

今後はダイレクトリクルーティング特化型のMAツールの開発もさらに進めていきます。

今後、人材の採用はエージェントに頼らず、自社でやっていくような文化が根付いていくと思います。その中では採用のためのマーケティングが必要不可欠。

そんな採用マーケティングにおける、非常に大切で有益な情報は、ダイレクトソーシングで得られるんです。この情報を保存・蓄積していくようは「ハコ」的存在が今後必要になってきます。

そのため、私たちはダイレクトリクルーティングに特化したMAツールを開発していきます。

最初はエージェントや人材紹介会社に売っていこうと思っていますが、事業会社にも使ってもらえるようなサービスにしていきたい。

事業会社が、誰に対してどんな訴求をした方が良いのかの情報を、自分たちで集められるようにします。それらの情報を事業会社が保有する事で、人材サービス会社のアドバイスの真偽を確かめられるので、質の低い人材サービス会社は駆逐され、質の高い人材サービス会社と共により効果的な採用活動を実現する事が出来ます。

今までは、求人広告に頼ってきたのを、リスティング広告やアフィリエイト広告・SNS広告などの自社で広告運用する世界が来るかもしれないですね。

弊社としては、そんな時代の先駆けとなれるようなサービスを開発していきます。

――株式会社VOLLECTの展望について教えてください。

まずは、事業会社の方々が採用の母集団形成において、PDCAを回せるようにしていきます。そのために、ATSとしてサービスを進化させる予定です。

――ミッションについて教えてください。

ミッションはありません。僕は、人生は人間関係によって幸せになると思っています。社長になって、事業拡大ばかりを追求すると、人間関係をおろそかにしてしまいます。そのため、事業の急激な拡大は目指していません。

それよりも、安定的に自分が関わっている範囲の方を幸せにしたい。いいチームを作って、安定的な成長を目指していきます。結果的に、事業の成長ができればと思っています。

事業会社のダイレクトリクルーティングを円滑に進め、身の回りの人を幸せにする。そんな理想の実現へ、株式会社VOLLECTの進化は続く。

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編集後記

取材担当橋本

中島さんのミッションにやられてしまった橋本です。大きな夢なんてなくても、周りの人を幸せの人を幸せにしたいという想いに感動しました。

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投稿者プロフィール

橋本 雅弘
橋本 雅弘
大学では社会福祉学を専攻。現在はStartupTimesのほか、日本最大級のAIメディア「AINOW」でも執筆。学生スタートアップ特化型アクセラレータープログラム「GAKUcelerator」でメンターを勤める。

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