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インタビュー 2019.10.02

クリエイティブAIで「人を作る」事業に取り組む。株式会社データグリッド

AIは目まぐるしい進化を遂げている。

そんな中、今注目を集めているのが、GANという技術だ。GANとは、Generative Adversarial Networks略で、敵対的生成ネットワークと訳される。生成モデルの一種で、データから特徴を学習し、実在しないデータや存在するデータを特徴に合わせて変換できる。

この技術を中心とした「クリエイティブAI」をビジネスに展開した企業がある。株式会社データグリッドだ。

「人を作る」ことをテーマとして活動しており、アイドルの顔やモデルの全身の画像を自動生成するなどのプロジェクトを行ってきたのだという。

どんな企業なのか。詳しく見ていこう。

プロフィール

代表取締役社長CEO 兼 共同創業者
岡田 侑貴

京都大学にて機械学習分野を専攻し、京都のAIベンチャーにて金融分野のデータ解析業務に従事。 その後、AIの研究領域において急速な発展を遂げていたGAN(Generative Adversarial Network、敵対的生成ネットワーク)に注目し、 GANの技術開発及び社会実装を行うべくCTO小川とともに当社を設立。1993年生まれ26歳。

「クリエイティブAI」でアイドルや全身のモデル画像、キャラクターを自動生成。株式会社データグリッド

―― 株式会社データグリッドのサービスについて教えてください。

株式会社データグリッドでは専門的には「生成系」と呼ばれる技術を使って、さまざまなプロジェクトに取り組んでいます。

従来のAI技術は「予測」や「認識」タスクをメインに活用されてきました。

これに対して、我々は、AIでさまざまなデータを生成する技術を開発しております。このAIを「クリエイティブAI」と呼んでおり、さまざまなプロジェクトに対して提供しています。これまで、アイドルや全身のモデル画像、キャラクターの自動生成の研究開発を行っております。

このように、メインでGANの技術を使いながら、作ることに注力しております。

――具体的には、どんなプロジェクトに取り組んでいるのですか?

具体的には、我々は「バーチャルヒューマン生成」を主要なテーマの一つとして取り組んでいます。バーチャルヒューマンとは、データとして、人のビジュアルをリアリスティックに再現したものを指します。

このプロジェクトが、今のアイドルの顔の部分の自動生成や、全身の人物の生成ににつながっています。

――ユーザーについて教えてください。

弊社のプロジェクトのテーマは、人を作ること。そのため、モデル産業をターゲットとしています。全身の人物生成技術をアパレル業界のeコマースのモデル画像に応用したり、広告のモデルさんの画像を利用するなどの点で、技術を展開できるんです。

人を主体としたビジネスであれば対応可能であるので、映像や動画制作にも活用できます。また、現在Vチューバーの方は、アニメ調のアバターを使っていますが、弊社の技術を使えば、リアリスティックな映像を作り出すことができます。

人をビジュアルとして活用する場面で、幅広く活躍することができます。

――競合について教えてください。

技術領域が被っている企業は海外を見ても非常に少ない状態です。

弊社が扱うAIの技術は新興技術であり、技術的な成熟が進んでいる画像認識といった技術とは違い、まだまだこれから発展していく技術です。

――強みを教えてください。

技術的な強みとしては、研究開発の優位性があります。最終的にはモデルの自動生成ができるようにしていきたい。しかし、新しい会社が出てくる可能性はあります。

そんな事態に備えて、サービスを通してシェアを取り、データを集めていきます。AIだけでなく、データの部分での差別化も目指していこうと思っています。

GANとの出会いが、株式会社データグリッドの立ち上げのきっかけだった。

――株式会社データグリッドを立ち上げた経緯について教えてください。

私は大学在学中に起業しました。きっかけは大学でAIの機械学習の分野を研究しており、面白いと思ったからです。

その研究で、GANとの出会いがありました。衝撃を受けましたね。それまで知っていた機械学習の技術とは全く異なるアウトプットを見て感動しました。

このGANの分野はまだビジネスに応用されておらず、伸びてくる分野だと思いました。そこで、株式会社データグリッドを立ち上げ、今の事業に取り組んでいます。

世の中の問題を複合的に解決するために、株式会社データグリッドは海外展開にも目を向ける。

引用:https://datagrid.co.jp/

――プロダクトの展望について教えてください。

今後、クリエイティブAIのワンプロダクトだけでやっていくつもりはありません。複数のプロダクトに展開していきます。

また、海外展開は必要不可欠です。理由は2つあります。まず、画像や動画生成の分野は、ビジュアルしか扱わないため、言語的な壁がないためです。BtoBのプロダクトで、国に関係なく使うことができます。

また、現在、日本のビジュアルの分野は、市場が小さい課題があります。そのため、海外展開をして、世界の市場を獲りに行きたい。

実は、モデル生成のリリースを出してからは、海外からも大きな反響をいただいています。ビジュアルの面でやっていることは国が違っても共通しているんです。ニーズもあります。そのため、国内だけにとどまらず、海外に進出していこうと考えています。

――ミッションについて教えてください。

現在、世の中には複雑な問題が起きています。この問題が起きているのは、人間の創造性や生産性の低下が原因なのではないでしょうか。AIを使ってこれらの課題を解決していきたい。

大きなレイヤーの課題を解決できるよう、プロダクトも会社も進化していこうと思います。

クリエイティブAIの領域以外にも、海外展開を考えているという株式会社データグリッド。今後どんな展開をしていくのか。目が離せない。

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編集後記

取材担当橋本

今まで見たウェブページの中で、ピカイチのインパクトを持っている株式会社データグリッドさんのHP。ぜひ1度見てみてください。

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投稿者プロフィール

橋本 雅弘
橋本 雅弘
大学では社会福祉学を専攻。現在はStartupTimesのほか、日本最大級のAIメディア「AINOW」でも執筆。学生スタートアップ特化型アクセラレータープログラム「GAKUcelerator」でメンターを勤める。

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