人事業務の中で、日程調整の負担は大きい。
加えて、重要性も高い。日程調整の返事が10分違うだけで、キャンセル率が大きく変わる。
そんな重要な役割を持つ日程調整の負担を軽減できるサービスが登場した。
株式会社N2iの「ノリスケ®採用管理」だ。
サービスについて詳しく見ていこう。
篭橋 裕紀
岐阜県出身の高校球児。株式会社中広、株式会社アイデアクラウドでの営業職を経て、2017年5月に株式会社N2iを共同で創業、現在に至る。
N2iでは、人工知能(AI)を用いるWebアプリケーションのほか、採用の間接業務を自動化するチャットボットATS「ノリスケ®採用管理」などのHRテックサービスを開発・提供している。
――ノリスケ®採用管理について教えてください。
ノリスケ®採用管理は「日程調整が得意なATSサービス」です。
従来のATSは応募管理に強いのが特徴でした。
それに加えて、ノリスケ®採用管理は、日程調整を自動化します。エントリーが多い企業向けのサービスです。80~90のオペレーションツールを代替できるポテンシャルがありますね。
――具体的に教えてください。
各媒体からの情報集約や面接官への振り分けを自動化できるほか、日程調整はチャットボットが行います。
特長は、日程調整の際に、GoogleやOffice365のカレンダーを活用できること。もちろん、オリジナルカレンダーの提供も行っています。
――ユーザーの企業について教えてください。
事業会社や中途採用のエントリーが多い企業がターゲットになっていますね。
人材紹介の企業にも使用していただけます。
ノリスケ®採用管理をご利用いただいている企業様は、300人以上の規模であることが多くなっていますね。
――強みについて教えてください。
ノリスケ®採用管理は、日程調整を自動化できることに最大の強みがあります。
実は、日程調整は人事業務の中で、3割から4割を占めるものなんです。人材紹介会社には、日程調整の専門部署があるほど。
なぜこれだけ日程調整が重要なのかというと、時間が経てばたつほどキャンセル率が上がってしまうからなんですね。日程調整の返事が10分違うだけで、キャンセル率が変わってきます。
そんな負担が大きく重要な業務を効率化するところが強みですね。
――ノリスケ®採用管理を開発した経緯について教えてください。
前職では、総合代理店に勤めていました。そこではマスとアナログの業務を担当していました。しかし、デジタルな仕事をやるべきだと思っていたんですよね。
そんな思いもあって、AIが再度ブームになったころ、エンジニアと2人で株式会社N2iを創業。
AIを中心とした便利なものを作りたい想いがありました。そこでまずはチャットボットを活かして、人事の課題である日程調整を効率化しようと思いました。それがノリスケ®採用管理です。
――株式会社N2iの社名の由来はなんですか?
株式会社N2iは、ニューナレッジ×2がイノベーションになるという私たちの企業理念から名付けました。
たとえ雑草でも集まれば、イノベーションを起こせる、そんな風に思っています。
――今後の展望を教えてください。
HRの領域で、複数のプロダクトを創っていきたいと思っています。
具体的にはHRにAIの技術を重ね、採用でもマーケティングを行えるようなプロダクトを開発したい。優秀な人を採用できるツールを目指していきます。
人材領域にイノベーションは起こせるか。株式会社N2iの挑戦は続く。
取材担当橋本
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