インターネットやSNSの普及により、日々作成されるデータは膨大である。
今、この瞬間でさえ、情報は増え続け、信じられない規模の情報がやり取りされている。
このような現状の中で、企業はデータを有効活用することが非常に重要だ。
今回は、そんなデータをビジネスに生かし、「売り方」を戦略的にコンサルティングしてる企業を紹介したい。
株式会社Macbee Planetだ。
どんなサービスを提供しているのだろうか。詳しく見ていこう。
代表取締役
小嶋雄介
1984年、神奈川県鎌倉市生まれ。大学卒業後は、外資系の自動車メーカー、広告代理店に就職。2015年8月株式会社Macbee Planetを設立。
――株式会社Macbee Planetの事業の全体概要を教えてください
株式会社Macbee Planetは、マーケティングツールの開発と提供を自社で行っています。
データとテクノロジーを活用し、質の高いユーザの集客やLTVの予測を行っていることが特徴です。
株式会社Macbee Planetは、独自のマーケティングを進めるために、2つのツールの提供を行っている。
それが「ハニカム」と「Robee(ロビー)」だ。
それぞれのサービスについて話を聞いた。
――ハニカムについて教えてください。
ハニカムは、データ解析ツールです。
ウェブ上には、検索型・運用型・インフルエンサーなど、多種多様なメディアが無数に存在します。
これらのメディア特性・申込みユーザ属性などを細かく分析し、広告主様側が保有する顧客の質(LTV・ROAS)と紐付けることで、プロモーション全体のパフォーマンスを向上させます。
――ハニカムのユーザーについて教えてください。
ハニカムの主な利用者は、マーケティングにおいて“顧客の質”を重視する企業様です。
特に成果報酬型広告は“顧客の質”を重視する傾向にあるため、運用にあたり、不可欠なツールとして多くの企業様にご利用いただいています。
今後は、AIを実装し、精度の高いLTV予測や広告主様が保有するDBとのAPI連携を行い、より解析粒度を細かくしていきます。
――Robee(ロビー)について教えてください。
Robeeは、CVR改善ツールです。
POP UP、chatbot、ページ読み込み速度の改善などクライアントの課題に応じて、多様なソリューションを提供できることが特徴ですが、ハニカムと連携し、“顧客の質”も重視していく方針です。
「Web上で◯◯のような行動をするユーザは、LTVが高い」「LP【A】よりLP【B】の方がROASが高い」といった具合です。
――他に提供している機能はありますか?
ハニカムやRobeeを活用しユーザの質を高めても、最終的に解約するユーザは存在ます。
そこで、ユーザーが解約ページにアクセスした際、chetbotを実装し、解約を防止する機能をRobeeに追加しました。(リテンションマーケティングbyRobee)
統計上、解約ページに訪れるユーザの16%は、防止できる解約と言われております。
リテンションマーケティングbyRobee では、AI実装のchetbotが、ユーザが求める情報を、正しい形で提供します。サービスの真の良さを理解いただき、解約率を低減します。
――サブスクリプションを取り入れているサービスに有効なサービスですね。
この仕組みは、サブスクリプション方式には大いに有効です。
しかし、それ以外の業界にもご活用いただいており、美容業界や保険業界など、あらゆる領域において、チャットボットを活用した解約防止が実現可能です。
以前は、解約=コールセンターへの電話が一般的でしたが、今後は、解約=WEBページ経由が一般化してくるためです。
また、解約者属性・解約理由などのデータが蓄積されてきますと、ユーザーの解約自体を未来予測し、情報提供を行う、CRMの役割も実現可能です。
――株式会社Macbee Planetを立ち上げたきっかけについて教えてください。
前職では、総合広告代理店に在籍していました。そこでの悔しい想いがMacbee Planetを立ち上げたきっかけです。
悔しい想いというのは、予算をたくさん預かってマーケティングをしても、結果的にクライアントの売り上げにつながらず、企業がつぶれてしまったことがあったためです。
本当に悔しかった。
そこで、クライアントの利益に直接つながる、一緒に共存共栄できる会社を作りたいと思ったんです。テクノロジーを用い、革新的なマーケティングによりクライアントと自分の会社が一緒に成長していく。そしてメンバーも全力で成長できる環境を作る。そんな会社が株式会社Macbee Planetです。
――今後のプロダクトの展望について教えてください。
今後はプロダクト間でデータ連携をするエコシステム構築に力を入れていこうと思っています。
ハニカム・Robee・リテンションで取れるデータを1つのエコシステムとして活用し、他の会社では取れないデータを保有していきたい。
そして、そのデータをマーケティングに生かしていこうと思っています。
――ミッションを教えてください。
私たちの使命は、既成概念に捕われない発想を常に持ち、マーケティング活動を通じ人と情報を結びワクワクした消費と社会を生み出すことです。
インターネットやSNSの浸透で暮らしが便利になると同時に、世の中は莫大な量の情報で溢れかえり、人々は多くの情報を処理できずにいます。
結果的にAI、IoTといった技術革新やマーケティング手法は日々進化する一方で、情報一つ一つの真価が問われてきていると言えます。
今は、「広告はウザい」という印象を持っている人々も多いですが、それは、正しい人に正しい情報が提供できていないからです。
テクノロジーの力で、社会をより良いものへ変えていきます。
適切な人に適切な情報を。株式会社Macbee Planetの挑戦は続く。
取材担当橋本
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