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インタビュー 2020.01.10

企業と社会の両方に価値を生み出す!株式会社リジョブのCSV推進プロジェクトとは?

昨今、SDGsが話題になっている。SDGsとは、国連初の全会一致で採択された「持続可能な社会を実現するための17のゴール」のことだ。

今回紹介する株式会社リジョブは、「人と人との結び目を増やすことで、世界の社会課題を解決すること」を掲げ、SDGsとも関連の深い事業を行うソーシャルベンチャー。

主軸となる求人メディア事業のほか、CSV推進室では新規事業や事業の枠組みを超えた取り組みも行っている。

リジョブ株式会社は、そんなSDGsを達成するために、CSV推進プロジェクトに取り組んでいる。

「CSV推進室」、あまり聞きなれない部署名かもしれないが、CSVは、CSRの発展形とも言われ、「経済的価値と社会的価値をともに創造しようとするアプローチ」のことだ。

事業と社会課題の解決の両立を掲げるリジョブでは、どんな風にCSVを推進しているのだろうか。今回はCSV推進室メンバーへの取材を通し、その取り組みを紹介したい。

プロフィール

藤森 由莉沙

◎立命館アジア太平洋大学 卒業
専攻:環境・開発、SDGs・環境問題について研究
◎株式会社リジョブ 2018年 新卒入社 (経営幹部候補)
1年目: 介護事業部 営業 / 業界の働き方改革「介護シェアリング」推進
▶新規営業 / 介護業界の働き方改革「介護シェアリング」推進
2年目: CSV推進室 / コーポレート推進室 兼務
▶︎新規事業「外国人材事業」推進 / 海外セラピスト育成「咲くらプロジェクト」担当 / 新卒採用担当

SDGsマップで解説するリジョブの事業や取り組みとは?

リジョブでは、独自の「リジョブ式SDGsマップ」を掲げ、SDGsのゴールと関わりの深い事業を推進している。ここからは、それぞれの事業やプロジェクトについて詳しく見ていこう。

――はじめに「リジョブ式SDGsマップ」について教えてください。

SDGsは「環境」「経済」「社会」の3つの側面に分類できることを大枠として捉え、リジョブの各事業や取り組みを枠内に配置したマップです。

ちなみに「社会・業界に与える経済価値」を縦軸、リジョブのソーシャルビジョンである「“心の豊かさ溢れる社会”実現への貢献」を横軸としています。

――それでは「社会領域」のCSV推進プロジェクトとは?

社会領域でCSVを推進するための取り組みが「咲くらプロジェクト」です。

具体的には、フィリピンでセラピストの育成事業を手掛けています。現地のNPOと協働し、低所得層の方々の経済的な自立支援を中心に推進。3ヶ月間のセラピスト養成講座を通し、日本の技術・サービス力を学んでいただき、手に職をつけることで現地の方の就業機会拡大を目指しています。既に、養成講座の卒業生は300名を超えました。

SDGsのゴールで解説すると、貧困・教育・お互いの国の経済成長や働きがい・企業がNPOと協働するというパートナーシップなど、4つのゴールに対しての取り組みです。

――次に「環境領域」では、どんなプロジェクトに取り組んでいるのですか?

環境領域では、「つぼみプロジェクト」に取り組んでいます。

つぼみプロジェクトでは、埼玉県に田んぼを借りて、子どもたちや高齢者の方々と交流できるコミュニティ創りを進めています。収穫したお米は、子ども食堂に寄付するなど、地域の方々に美味しく召し上がっていただいています!

今後、本社オフィスのある豊島区の皆様を巻き込んだイベントもできれば嬉しいなと企画を試みています。関わる人々を広げ、じわじわと大きな規模のイベントにしていきたいですね。

――「経済領域」ではどんな事業を行っているのですか?

経済領域では、事業の主軸である求人メディアの運営をしています。こちらでは、美容やヘルスケア、介護領域といった「おもてなし業界」における求人課題の解決に取り組んでいます。

たとえば、介護業界の人材不足という根本課題解決のためには、業界従事者を増やす必要があります。そのため、介護業務のジョブシェアリングを進めています。

介護業界では、現状「有資格者がフルタイムで全ての業務を担う」というのがスタンダードですが、「介護シェアリング」では、「資格は無いが業界に関心がある」「事情によりフルタイムは厳しいが、短時間ならば働きたい」といった方々にも、働いていただける仕組みを構築。具体的には従来介護職員1人が担っていた送迎・食事介助・入浴介助・レクレーションといった様々な業務を切り分けて、短時間・業務特化の人材採用をいただけるように設計しました。

これらの取り組みを通し、はじめて介護の業界で働く人を増やすだけでなく、長く業界に従事していただけるような仕組みを作っていきたいと考えています。

――経済領域では他にも様々なことに取り組んでいらっしゃるのですね!

経済領域では求人メディア事業以外にも、美容専門学生に向けた給付型の「リジョブ奨学金」や、美容・ヘルスケア・介護業界で活躍している方々のための応援メディア「モアリジョブ」といった事業に取り組んでいます。

リジョブ奨学金は「業界に関わる人材育成のサポート」、モアリジョブは「自分に適したスタイルで働ける社会の実現」と、それぞれに明確な目的があります。

――社会・環境・経済領域のそれぞれで、SDGsに関わる事業や取り組みを実施しているのですね!「組織創り」はどういう位置づけですか?

これら全ての事業や取り組みをを推進するための土台としているのが「組織創り」です。

リジョブには、女性マネージャーや女性幹部候補も多く、性別に関係なく活躍できるカルチャーがあります。意欲と能力がありビジョンにマッチする方であれば、多様な人材を積極的に採用しています。

また、経営陣と近い距離で、事業創りと組織創りに当事者意識をもって関わっていく「経営幹部候補制度」をはじめ、子育て世代に向けた時短社員制度やリモートワーク制度など、さまざまな働き方を実現しています。こういった制度・取り組みを通して、ダイバーシティを推進していきます。

これからリジョブが取り組む新規事業とは?

――今、推進している新規事業はどのようなものですか?

はい、実はリジョブでは経営幹部候補を対象にした「事業創造合宿」を毎年行っており、チーム制で新規事業プランを立案します。予選から本選を経て、選ばれた優勝案には予算がつき、事業化を推進出来るのですが、今年は私の所属チームが優勝しました!その、現在私が取り組んでいる新規事業は、「外国人材事業」です。

この事業立案の背景をお話しすると、2019年の4月に入管法の改正がありました。そのため、介護領域をはじめとする14業種でこれまで以上に外国人が活躍できるようになったのです。

リジョブ入社後、介護事業部の営業担当として「現場の人材不足」を目の当たりにしてきたからこそ、今回の入管法改正を大きなチャンスと捉えました。介護の求人メディア事業に加え、この新規事業でさらなる業界の課題解決と海外の人々の雇用創出を目指したい、と思ったのです。

――「外国人材事業」は、元々あたためていた事業プランだったのですか?

実は、この事業に取り組み始めたのは、私の学生時代の体験がきっかけです。

大学生の時に、フィリピンの子どもたちやお母さんたちの自立支援に携わっていたんです。私は孤児院に住んでいたのですが、そこにいる子どもたちは様々なバックグラウンドがあり、中には家族がいなくて自分と妹や弟が生きていくために路上で仕事をしていた子など、強く優しく夢を持った子にたくさん出会いました。

その時に、意欲や能力があっても、産まれた環境やバックグラウンドで人生の選択肢の幅が狭まってしまうことを私が少しでも変えていきたいと思ったことが原体験になっています。

もちろん「日本で働くこと=幸せ」ではないですが、この経験から少しでも誰かの人生の選択肢を増やしていけるようこの事業を推進したいと思っています。

――この事業のミッションについて教えてください。

現在、外国人材に関する情報の格差が問題になっています。私たち日本人が仕事を探すとき、多くの方は給与や勤務地といった条件だけでなく、その職場の雰囲気、目指している方向性といった事も含め検討しますよね。企業側も、長く働いてほしいと思えばこそ、求職者のことをより知りたいだろうと思うのです。

しかし、現状では伝えられる情報が少ないために、求職者である外国人も、受け入れをする企業も不幸になってしまうケースも多くあります。

だからこそ、この情報の非対称性を解消し、幸せなマッチングを増やしたいと思っています。それは、美容・ヘルスケア・介護業界において「想いの伝わる求人メディア」を運営し続けてきたリジョブだからこそ、出来ることだと思います。

――最後にメッセージをお願いします!

リジョブには、私の他にもCSV推進室で地方創生事業に取り組む入社2年目の同期がいたりと、年齢に関係なく新しいことにチャレンジ出来るカルチャーがあります。

これらの幅広い業務に取り組むため、人材の採用を積極的に行っています。「事業を通して社会課題を解決する」「自分の力を世の中を良くするために使いたい」といったことに関心のある、皆様のご応募をお待ちしています!

経済的な豊かさだけでなく、社会・そして人々の心の豊かさを追求していく。取材を通し、本気でそれを実現しようとしているのが伝わってきた。メンバー5名からスタートし、創業10年で200名規模にまで成長したリジョブの、今後のCSV事業に期待がかかる。

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編集後記

取材担当橋本

CSVという概念を始めて知りました!社会と経済の両立。これからの社会の課題になってきそうですね!

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