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インタビュー 2020.01.27

サービスの可視化で、個人の価値を最大化――株式会社ランデブー「RNDV(ランデブ)」

愛嬌のあるアルバイトとそうでないアルバイトがいる。多くの人は、愛嬌のあるアルバイトに接客をしてもらいたいと思うだろう。

しかし、現状として、両者の時給はほとんど変わらない。このような状況をサービスの価値の可視化をすることで解決するサービスが登場した。株式会社ランデブーが開発した「RNDV(ランデブ)」だ。

RNDVは、飲食店で働く人が、友人や家族を自分の店に簡単に招待可能。招待した人数に応じて、リターンを得られる仕組みになっている。

サービスについて詳しくみていこう。

プロフィール

飲食店で働く人が、友人や家族を自分の店に気軽に招待可能!「RNDV(ランデブ))」

――ランデブ(RNDV)のサービスについて教えてください。

ランデブ(RNDV)は、飲食店で働く人が、友人や家族、仲の良い常連さんを自分のお店に気軽に招待できるアプリサービスです。

自分のお店に招待したお客さんの人数に応じて、現金化できたり、大事な人にビール一杯を還元できます。

RNDVの使い方

①友人・家族を招待する

②友人・家族が予約内容を確定する

③来店数に応じて現金化する

――ランデブを使うことで、店舗が得られるメリットを教えてください。

オンライン予約サービスよりも多くの人を集められることです。

テストで利用してもらっている店舗では、シーズンイベント時を除き、従来の予約サービスで集客できるのは多くて月間30名ほどでした。

一方、ランデブを使えば従業員ひとりが140人を招待している例があります。このように、スタッフが人気者で自然とお客さんが招待できる人に、リターンが得られる仕組みづくりをしています。

――140人…!驚くべき数字ですね1

他にも、来店してくれるお客様側にも変化があります。ランデブから来店されたお客様はリピート率が上がっています。

これは、ランデブはスタッフとお客様が、一方通行ではなく双方向で「絆」がうまれるサービスだからだと考えています。スタッフとお客様は、既に「気を許せる関係性」が築けているため「相撲のタニマチ(後援者)のような気分」になって前向きに協力してくれるためです。

このように店舗側にも、従業員側にも、そしてお客様側にもメリットのあるサービスになっていますね。

「頑張っている人が対価を得られるようにしたい」ランデブを支える想いとは?

――会社を立ち上げたきっかけについて教えてください。

日本の『サービスに対してお金を払わない文化』に疑問を感じていたことがきっかけです。例えばマクドナルドで有名な「スマイルゼロ円」ってあるじゃないですか。世界的にやっている施策だと思う人が多いと思いますが、あれは日本マクドナルドだけの施策です。。「あれ?これっておかしくない??」と思いました。

というのも、人は愛嬌のある人とそうでない人だったら、誰だって愛嬌のある人に接客してもらいたいのが当然ですよね。

ただ、愛嬌があり仕事が集まる人にもかかわらず、愛嬌のある人とそうでない人の賃金は同じです。そのため、飲食業界は優秀な人から辞めてしまう負の連鎖に陥り、今では最も不人気な仕事です。人材不足は深刻な問題となっています。

だから我々は、優秀な人が飲食業から離れないように、それどころか集まってくるようにしたい。最近ではサービス業は誰でもできる仕事だと思われていますが、本来はそうではなく、とても付加価値の高い仕事です。このようなイメージを払拭し、『飲食業をメジャーな職業にしていきたい』と考えています。

――ランデブを開発したきっかけについて、教えてください。

私自身がアルバイトをしていた経験があるのがきっかけです。

飲食店のアルバイトは基本的に時給で働いているので、楽したいと思うのは当然ですよね。私自身もサボって当然だと思っていました。いわゆる「クソアルバイト」だった時期があります(笑)

ただ、模範的アルバイトだった時期もあります。

この模範的アルバイトに転身したのには、ある「きっかけ」があったんです。

――その「きっかけ」とはいったいどんなものだったのですか?

アルバイト時代、アイドルタイムで友人を呼んでいた時のことです。その時は、店長に無断で料理を出していました。ここまでは完全にクソアルバイトですよね(笑)

しかし、友人を呼んで無断で料理をふるまっていたにも関わらず、店長が友人に刺身の盛り合わせを追加でごちそうしてくれたんです。

店長からは「こそこそ出さないで、堂々と出せ」と言われました。それだけではありません。「あと、もっと友人を呼んでいいから」とも言われたんです。この店長の姿に感動しました。そして、コソコソと働いていた自分が恥ずかしくなったことを鮮明に覚えています。

それから意識が変わりました。客入りの悪いことが想定出来る日には友人知人を呼ぶ、暇な時間が出来たらビラ配りやキャッチを積極的にやるようになりました。店長のために、売上に繋がることをしようと思うようになったんです。

しかし、このクソアルバイト時代と模範的アルバイト時代で、時給は変わらないんですよ。私の場合、店長のために頑張ろうと決めていたので継続して頑張ってましたが、とても違和感がありました。

頑張っているアルバイトがフェアに評価されるようにしたい。そうすれば、集客力や接客力のあるスタッフが報われるし、そのようなスタッフが増えると考えました。そこで開発したのが、「ランデブ」です。

人が持つ価値の最大化。ランデブが描く世界観とは?

――ランデブの今後の展望について教えてください。

現在は、エリアを都内に限定しながらサービスの拡大を進めていこうと思っています。これは2020年の3月~6月ぐらいまで。その後は日本の全領域で使えるようにしていく予定です。

ランデブは、使ってくれている飲食店スタッフがそのままお客様側として利用してくれる仕組みがあるので、自然に広げていければと思っています。

――ミッションについて教えてください。

私はランデブを通して、『より良いサービスができる人』が稼げるようにしたい。

過激なコトを言いますが、「美味しい料理」を出しているだけの飲食店は潰れてしまうと考えています。今は食べたいものがあればUber Eatsを使えば、外部から簡単に温かくて「美味しい料理」が食べられる。つまり、美味しい料理を食べるだけなら、『お店』である必要性がなくなってきているわけです。これからは、お店に行く価値を「料理」以外で提供していく必要性があります。

そこで重要になるのは、「人(=スタッフ)」です。同じビール、同じ料理でも満足度高くサービス提供できるスタッフ。「どうせ行くなら●●がいるお店」と言ってもらえるスタッフ。このような付加価値の高いスタッフにスポットライトを当て、増やしていくことが我々のミッションです。

だからこそ、私たちはシェフやソムリエ、管理栄養士など、食に関わる全ての人の能力を可視化して、個人から指名がくるような世界観を実現していこうと思っています。

――他に考えているミッションはありますか?

UberやAirbnbに並ぶサービス、超えるサービスにしたい。本気で超えられると思っています。それが出来て初めて、『飲食業がメジャーな職業』になる。

Uberは「個人ドライバー」を予約するサービス。Airbnbは、「個人が所有する空き部屋」を簡単に借りれるサービスです。組織に属していなくても「個」が活躍できる裾野が世界的にも広がってきているんです。

ランデブは、シェフやソムリエ、管理栄養士、さらには食にまつわる全ての人の能力を可視化して、個人から指名がくるような世界観を実現していきます。

これからの社会では、「気の許せる同士」で仕事を依頼し、双方向で『絆』を紡いでいく。これこそが、より豊かに生活していくために重要になると確信しています。

高度に企業化されていた『おもてなし』を、どう人々の手に戻すか。『おもてなし』を民主化するという挑戦です。

ランデブについて気になった方は、ぜひサイトをチェックしてみてほしい。

サイトへ

編集後記

取材担当橋本

サービスの可視化が進めば、その人の能力が可視化できるようになる。そうなると、能力の高い人には仕事が集中し、そうでない人には仕事が来ないという世界が訪れるかも…。質の高いサービスは受けられそうですが、自分自身の力を磨かなければ…と思いました。

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投稿者プロフィール

橋本 雅弘
橋本 雅弘
大学では社会福祉学を専攻。現在はStartupTimesのほか、日本最大級のAIメディア「AINOW」でも執筆。学生スタートアップ特化型アクセラレータープログラム「GAKUcelerator」でメンターを勤める。

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