大学生にとって、起業は選択肢の1つになりえる。
しかし、多くの人は、起業を敬遠してしまう。これは超優秀層にとっても同じこと。超優秀層にとっては、起業は期待値の高い選択肢ではない。
このような現状から脱却を目指すスタートアップがある。株式会社80&Companyだ。
学生にAIやアプリ・Webサービスの開発を通して技術やビジネスの教育を行い、自身でビジネスを始められる力を形成している。
それだけではない。株式会社80&Companyが運営するTECH STUDIO KYOTOには、京大生など、優秀な学生が集まっている。このメンバーで受託開発を行い、最終的にはスタートアップスタジオを目指しているとのことだ。
株式会社80&Companyとは、どんな企業なのだろうか。詳しく見ていこう。
CEO
Hiroki Horiike
――株式会社80&Companyの事業について教えてください
私たちのメイン事業は AI を活用した新規事業の開発です。研究開発の案件と言うよりも、主にビジネス案件を扱っています。ビジネス案件に AI のエッセンスを取り入れていることが特徴です。
――他に特徴はありますか?
特徴は東京大学と京都大学の情報学科所属の学生が多数在籍していることです。
優秀であっても機会に恵まれていない学生に、AIやアプリ・Webサービスの開発を通して技術やビジネスの教育を行い、自身でビジネスを始められる力を形成しています。
大学生ならではのアイデアを活用した事業を生み出せます。
他にも技術的な介入の余地のある、さまざまなビジネス案件に取り組むことが可能です。
――今まで取り組んだ事業について教えてください。
今まで AI による競馬の着順予想エンジンを開発しました。
競馬メディアの全体構想から開発したのが特徴です。
――起業した経緯について教えてください
私は10年前に学生起業家として会社を立ち上げました。この時私は京都大学の4年生。京都大学で学生起業をする人は実は珍しかった。
最初は、学習塾の事業を立ち上げました。その後 Web の受託案件に取り組み始めました。他にも、ゲームメディアの立ち上げも経験。
ゲームメディアでは英語と日本語で、幅広く情報発信をしていました。 E スポーツの学校の講師もしていたこともあります。
このようにさまざまな事業を進めてきましたが、東京大学の人を見ていると当たり前のようにベンチャー企業で働いていたり、起業していたりします。
京都大学とは格差があると思いました。そこで、この格差を埋めたいと思い、株式会社80&Companyを立ち上げました。
――東大と京大の違いが企業の大きなきっかけだったのですね。それから、今の事業に取り組み始めたきっかけについて教えてください。
会社を立ち上げた時、私たちは、京都大学と東京大学の情報学科の学生を集め、受託開発を始められるのではないかと思っていました。
地方は大企業のように技術投資が進んでいない部分があります。そのためエンジニアリソースを提供するだけで大いにポテンシャルが高められるんです。
そして案件を受託しつつ、この学生の中から将来的な Google や Facebook を日本から生み出していきたいと思ったんです。
これが今の事業を手がけるきっかけになりました。
――今後の展望について教えてください。
はい。今後もプロダクトや新規事業の開発を進めていきたいと思っています。 そして最終的にはスタートアップスタジオの形態を目指しています。
ですから今後、本格的にアクセラレーションプログラムや起業家育成のサービスも作っていきたいですね。
――他に考えていることはありますか?
他にも学生のスカウトサービスを開発することも考えています。
就活や副業、 転職など様々なエンジニアを採用できるプラットフォームを展開していきたいです。
わたしたちの圧倒的な人的リソースを活かして、様々なことに取り組んでいきたいですね。京大生のエンジニアのニーズはとても高いと思っています。
―― ミッションについて教えてください
世界トップ10のテック系日本企業を生み出せる場所を作っていきたいですね。
私たちの作った場所から、世界に誇る企業の多くが誕生することを目指したい。
京大の課題解決も同時に進めていきます。
株式会社80&Companyのサービスが気になった方はサイトもチェックしてみてほしい。
取材担当橋本
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