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インタビュー 2020.02.05

専門知識が必要なセキュリティ運用をAIで効率化――サイバーマトリックス株式会社「CyberNEO」

企業のインターネット上のセキュリティを管理する方法には、さまざまな種類がある。セキュリティソフトやデバイスを導入している企業は多いだろう。しかし、そのセキュリティ運用は放置されがちだ。

運用が放置されている間にも、サイバー攻撃は続いている。最悪の場合、サイバー攻撃がそのセキュリティソフトやデバイスを通過している場合すらある。

そのため、セキュリティ管理には、専門家の力が必要だ。しかし、専門家は人材不足で、採用も困難。人件費もかかってしまう。

そこで、セキュリティ専門家のノウハウをAIで提供しているサービスが登場した。

サイバーマトリックス株式会社「CyberNEO」だ。どんなサービスなのだろうか。代表取締役の四柳 勝利氏に話を聞いた。

プロフィール

代表取締役
四柳 勝利

AIでセキュリティ専門家のノウハウ提供「CyberNEO」

――CyberNEOについて教えてください。

CyberNEOは、セキュリティ運用のためのクラウドサービスです。セキュリティ専門家のノウハウをAIで提供しています。

今までのセキュリティ管理は、セキュリティの分析方法やログデータの照合の仕方などを熟知しているセキュリティアナリストが担当していました。

このセキュリティアナリストの育成は非常に負担が大きい。ひとつのセキュリティ運用のチームを整えると、高額な人件費がかかってしまいます。

そこで、CyberNEOはセキュリティアナリストのノウハウをAIに学習させ、セキュリティソフトやデバイスを通過した攻撃を見抜くことを実現しました。AIがサイバー攻撃を見抜けるようになれば、業務の効率化にもつながり、人件費を削減できます。

この機能により、今までセキュリティ運用をしてこれなかった企業も、セキュリティ対策ができるようにしていきたいですね。

――ユーザーの企業について教えてください。

ユーザーはウェブでサービスを提供している事業者様やSOC(セキュリティのモニタリングしている部署)を設置しているような企業です。

しかし、SOCはセキュリティ対策に力を入れているような企業でないと、設置していません。そこでCyberNEOは、SOCを持ちたいけれども持てない企業も使えるよう設計しました。

その中でも特にクラウドサービスで事業を立ち上げている企業に注力しています。最近、AWSを使っている企業にパッケージングしたプロダクトを開発しました。AWSのWAF (Web Application Firewall)をコントロールする仕組みをパッケージ化して、クラウドでウェブサービスを提供している企業にご利用いただきたいと思っています。

セキュリティアナリストの育成の負担を軽減したい。そんな想いからCyberNEOは生まれた。

――サイバーマトリックス株式会社を立ち上げる前までは、何をされていたのですか?

サイバーマトリックス株式会社を立ち上げる前には、セキュリティの運用体制を構築する業務に携わりセキュリティアナリストの育成を中心に行っておりました。

その中では、育成が進み組織の中でチームができたとしても、スケールできないという課題がありました。

セキュリティアナリストの育成の負担も大きい。この課題をなんとかできないだろうか、と考えていました。

――それからプロダクトを開発するまでの経緯について教えてください。

サイバー攻撃を見抜く観点は共通しています。その特徴を理解し、AIでモデル化できれば面白いと考えました。

また、セキュリティサービスでファイアウォールや侵入検知装置のアラートが発生して報告するサービスは多くありましたが、そのような運用ではファイアウォールや侵入検知装置を通過する高度な攻撃は通用せず、ログやイベントからあらゆる特徴を抽出して攻撃を検出することが求められます。

しかしログを詳細に分析するには人件費がかかりそのような運用サービスは高価であり、まだ提供できるサービスプロバイダーも少ない状態でした。

そこで、セキュリティ運用を効率化できるサービスを開発することを決めたんです。それがCyberNEO誕生のきっかけになっていますね。

さまざまなクラウドサービス、社内、そして世界へ―。

――今後のプロダクトの進化について教えてください。

現在は、AWSをパッケージングしていますが、今後はさらに幅広いクラウドサービスのパッケージングを進めていきます。

例えば、AWSの他、AzureやGoogle Cloud PlatformのクラウドサービスのウェブセキュリティをCyberNEOでサポートすることを考えてます。これらのクラウドサービスのセキュリティ運用ができる人は少ないので。幅広くニーズにこたえられると思っています。

――他に考えている展望はありますか?

弊社のサービスを、社内向けの対策にも展開できるようにしていきたいです。

クラウド化が進む中、クラウド上のウェブサイトを守るだけでなく、クラウド上のウェブサイトに従業員がアクセスする場合の脅威も考えなくてはなりません。

そのため、企業はクラウド上の情報資産を守るため、社員の不正な動きを見ていかなければなりません。クラウド利用進むなか新たな視点でセキュリティ運用が求められます。

また、昨今働き方改革やオリンピックの交通渋滞の解消のため、テレワークを進めている傾向にあります。そのため安全にクラウドサービスにアクセスできるソリューションも求められてきます。従業員の不正行動を検出するAIモデルの開発やAIを活用した認証システムの開発にもチャレンジしていきたいです。

――ミッションについて教えてください。

会社を立ち上げた当初から、外国人採用をしています。日本だけではなく、世界の人と仕事をできるように意識しているんです。

このことで、日本以外の視点を取り入れることができ、人材が集めやすくなったり、新たな市場を見つけたりすることもできます。

このように国や性別、世代を問わず、今後も仕事の刺激を楽しめる仲間を広げていきたい。世界でサイバーマトリックス株式会社が面白そうだと思ってもらえるようにしていきたいと思っています。

アジアへの世界展開も考えていますね。

サイバーマトリックス株式会社の「CyberNEO」についてさらに知りたい人は、サイトもチェックしてみてほしい。

サイトへ

編集後記

取材担当橋本

セキュリティ運用のためのAIが登場したということは、ウィルスを作る側にもAI作成技術が応用されるかもしれない…。AI対AIの戦いが始まる予感がします。サイバーマトリックス株式会社の活躍に期待です。

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