若い世代の働くことへの感覚が大きく変わってきている。
20代にとって、現代は「個」の時代であり、個人で稼げることが当たり前になりつつあるのだ。
大学生はメルカリによる転売によってお金を稼いだり、ユーチューバーやライターなどでスキルを売って仕事をすることもある。
このように、現代の若い層には時間の有効性を活かす働き方に対して魅力を感じる人が増えているのだ。
このため、求人広告のあり方についても変化が求められている。
従来は、求人広告を見て面接に行かなければ、アルバイトをすることはできなかった。しかし、お金の稼ぎ方が多様化した現代において、求人広告を見て面接に行くことは選択肢のひとつになり始めている。
このような時代の流れにあった、 新たな人材の採用方法が必要だ。
今回はそんな次世代の採用とも言うべきサービスを紹介したい。
株式会社GLAMBEATが開発・運営を手掛ける「バイトビート」だ。
飲食店専門のバイトマッチングを行っている。
どんなサービスなのだろうか。詳しく見ていこう。
代表取締役 社長
谷村昌樹
――バイトビートについて教えてください。
バイトビートは、「飲食店専門のバイトマッチングサービス」です。
特徴は、単発のバイトでもキャリアアップできる環境を作っていること。
飲食業界でアルバイトの経験のある人たちが、活躍できるような仕組みづくりをしています。
――個人ユーザーのターゲットについて教えてください。
個人ユーザーは、現状として8割が学生です。
今後は、過去に飲食店で働いたことのある主婦層や副業層にも利用して頂きたいと思っています。
個人ユーザーの方は現在およそ1000人にご登録いただいています。
――個人ユーザーが得られるメリットについて教えてください。
個人ユーザーが得られるメリットは、まず単発で勤務がしやすいことです。働きたいときに働くことができます。
他にも、飲食店での勤務経験がデータ化されるという特徴があります。個人ユーザーの方のスキルがデータ化され、高評価の方にはより良い条件のバイトが見つかるようになっているんです。
――個人ユーザーが担当する仕事はどんなものがありますか?
個人ユーザーの方には、キッチンの補助やホール、仕込み、清掃などの業務を担当していただきます。
これらの業務は飲食店側が求人を出し、切り分けられた業務が発注されるようになっているんです。
――店舗が得られるメリットについて教えてください。
店舗が得られるメリットは、まずシフトの不足する日がなくなることです。所属の人数を減らして店舗運営ができるようになります。
今までの運営方法では、 20人の従業員が必要だった業務を10名でまかなうことが可能になるんです。
そしてそのコアメンバーとなる10名に教育を集中できるようになります。お客様の数が増加する日に、バイトビートで人員を確保すれば店舗運営ができるんです。
――本当に店舗運営ができるようになるのですか?
確かに時間のマッチングをするだけでは、良い店舗運営はできないと思っています。
大事なことは、必要な人材が必要な時に一緒に仕事ができるようにすることです。
そこで、バイトビートは時間だけでなく、スキルでもマッチングできるようにしています。
店舗に所属はしていないけれども、複数回の勤務の経験があり、スキルのある人が社外に用意できるんです。
このような仕組みを整えることが出来れば今後の店舗運営を変えることができると思っています。
――株式会社GLAMBEATを立ち上げた経緯について教えてください。
前職では、株式会社ゴリップに勤めていました。ゴリップは、牛カツ京都勝牛などを経営している企業です。
創業した当初から、アルバイトとして入社し、社員を経て役員になりました。それから11年間、飲食業界で仕事に従事。店舗数は1店舗目から120店舗の展開まで関わることができました。
――それから会社を立ち上げたのはどうしてですか?
もとから、30代で何かをすると決めていたことはきっかけでしたね。
チャレンジすることを探していたところ、目の前で見てきた飲食業界を効率的に運営することが必要だと思うようになりました。
前職から感じていたのは、飲食店の店長が悩んでいることは10年間変わっていないということ。多くの店長は人材教育や労働力が集まらなくなっていることに頭を抱えていたのです。
とはいえ人材募集のやり方を変える術はありませんでした。他にもインバウンド対策など新しくやるべきことがたくさん出てきて、店舗運営は混乱をきたしてしまっています。
このような状況において店舗運営を効率化するためのソリューションを提供することが次の飲食業界をつくることだと思うようになりました。
これは私が11年間、飲食業界を見てきたから出来ることだと思っています。
自分にしかできない、価値のあるチャレンジをしたい。そこで今の株式会社GLAMBEATを立ち上げたのです。
――今後のバイトビートの進化について教えてください。
はい。まずは人材のスキルや経験のデータ化を進めていきたいと思っています。
他にも、飲食業界をオープンイノベーション化したいと考えています。人材の流動性を高め、 必要な時に必要な人材を確保できるようにしていきたいですね。
IT業界のように伸びる業界にするために、飲食業界内の適材適所を作っていきたいと思っています。
――最終的に目指しているミッションについて教えてください。
私たちのミッションは、「飲食業界をアップデート」することです。
これは私自身が飲食業界のことを愛してるからこそ言えることです。
お店でご飯やお酒を飲むことは幸せなことじゃないですか。飲食は人の活動の根源になると思っています。
飲食業界が進化していかないと今後の社会の幸福度も下がって行ってしまうかもしれません。
そう考えた時に、次の世代でもっと活発な飲食業界を作るための土台が必要だと考えました。
これが私が30代でチャレンジしている使命だと考えています。
20代の人達が、飲食業界に魅力を感じて、大活躍できるステージを作る。そんな風にできれば、勝手に飲食業界は上昇気流に乗って行くと思っています。
飲食業界の働き方を構造から変えていき、次世代の店舗運営を実現するためのサービスを作っていきたいですね。
バイトビートについてさらに詳しく知りたい方は、サイトをチェックしてみてほしい。
現在、株式会社GLAMBEATでは、関東・九州に進出するべく採用活動を進めています。
そのため、関東の飲食店営業の経験者を募集中。
ご興味のある方は、ぜひご連絡ください。
取材担当橋本
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