モーショングラフィックとは、静止画のグラフィックに動きや音を加えて動画にしたものです。そのデザイナーのための作品共有プラットホームがMOTIONBOXです。MOTIONBOXはただ作品を共有するだけでなく、ソースファイルも一緒に投稿することによって閲覧者の学習にも役立てます。
MOTIONBOXについて詳しく見ていこう。
浅野僚太
ーMOTIONBOXとは?
モーショングラフィックデザイナーが、 ファイルを共有・交換できるサービスです。
ー使い方を教えてください
投稿者はポートフォリオのような使い方ができます。最近は、テンプレートやファイル販売なども盛んに行われているので、最終的なアウトプットだけでは制作者の実力を証明するのは難しいのではと考えました。
そこで、MOTIONBOXでは自分の作品をソースファイルと共に共有するのでモーションの作り方や組み立て方も含めて公開することとなり、実力を証明することができます。
投稿を見る人はソースファイルから方法論が学べ、独自の勉強に役立てるんです。投稿を見て、勉強して、作ったファイルをまた共有する、という循環を通じて技術や知識が集まる場にしたいと思っています。
ー立ち上げた経緯について教えてください
もともとモーショングラフィックを自分で学ぼうとしたのがきっかけです。最初はYoutubeなど動画から学ぼうとしたんです。ですが動画だと複雑な表現は説明が長く2-3時間ほどかかりました。それならばファイルを見て自分で学習したいと自身で課題感を感じたんです。
ー今後の展開を教えてください
大きな目標としては、動画業界全体のオープンソース文化へ役立つことができればと考えています。
そしてモーションだけでなく3Dや映像などカテゴリーの展開も考えています。
ーオープンソース化した先の目指している世界を教えてください。
ゼロから作ったものを閉鎖的にするのではなく、オープンソースにしていくことによって、制作者同士が技術を高め合えるような空気になればいいと思っているんです。
現在は、徐々に動画のスキルや技術が情報商材のような扱われ方になってきていると感じています。
技術が閉鎖的であれば、初心者はそういった商材を買わなければ学ぶことができないと感じるからだと思っているんです。
しかし、技術をオープンにする文化をつくることによって制作者同士が学び合い高め合えるようになったらよいと思っています。
最後に、実は「#motiondonation」という新しいキャンペーンを実施しています。
今世界全体でコロナウイルスの感染拡大が起きています。そこにクリエイターの力で何か貢献するアクションを起こせないかと考えました。キャンペーンの概要は、#motiondonationというハッシュタグをつけた投稿数×100円を国連の基金に寄付をするというものです。
詳しくは、サービスのwebページにて紹介していますので、ぜひご覧ください!
MOTIONBOXが気になった方は以下のリンクまで!
取材担当阿部
30分で取材
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