新型コロナウイルスの流行で私たちの生活は一変した。新たなライフスタイルに適応する必要に迫られる一方で、気の合う友人との会話や新たな出会いの機会を持てず、ストレスを抱える人も多いだろう。
株式会社Wackerはオンライン語り場サービス「CATARU!(カタル)」で、友人や初対面の参加者と共通の話題について語り合う場所を提供する。
代表取締役の宗近昌彦さんは新型コロナウイルスの流行による外出自粛生活の中、「好きなことを語るワクワク感」を提供するためにCATARU!を立ち上げた。サービスの開発を続け、「世の中をワクワクさせる存在になる」という企業のミッションの達成を目指す。
どんな企業なのか。詳しく見ていこう。
株式会社Wacker 代表取締役
宗近昌彦
ーーCATARU!とはどんなサービスですか?
語りたい話題で繋がるオンライン語り場サービスです。CATARU!を使えば、オンライン通話サービス(zoomなど)を通して、共通の話題で語り合う場を誰でも簡単に作成し、参加できます。
ーーオンライン語り場で語り合うまでの手順を教えてください。
大きく分けて3ステップあります。まず初めに、ページの作成フォームに開催日時や人数を入力していただきます。次に、事務所が作成した「オンライン語り場ページ」を受け取ったら、語りたい人に送信したり、SNS上でシェアしてください。後は、事務所から共有されたzoomのURLに時間通りに入室するだけです。
参加者はオンライン語り場ページからログインなしで入室できるので、会員登録をしていない方でも気軽にCATARU!を利用していただけます。
ーー競合サービスはありますか?それとの違いは?
カテゴリでいうと、オンラインのイベント開催ツールが競合になる可能性はありますが、CATARU!は「同じ話題で話せる」ことに特化しているサービスです。ただコミュニケーションをとりたい人ではなく、共通の話題について語るという目的意識を持つ人が集まるので、一つの話題についてとことん掘り下げることができるでしょう。
ーー起業のきっかけを教えてください。
起業を決意したのは、友人の娘さんが亡くなってしまったときに、友人に「死んでしまっては何もできない」といわれたことがきっかけです。学生時代から人の役に立つ事業をやりたいとは考えていても、それを後回しにしていた私は「やりたいことは今やらなければ」と考えるようになりました。それからすぐに会社を辞め、Wackerの立ち上げに至ったのです。
ーーなぜこのサービスを始めようとしたのですか?
「世の中の人に好きなことを語ってワクワクしてほしい」と考えたからです。新型コロナウイルスの流行に伴う外出自粛生活や不況の中で苦しみ、ネガティブな考えを持つ人が増えています。CATARU!を趣味や興味のあることについて語り合う場所にしてもらうことで、一人ひとりの人生を豊かにできるといいですね。
ーーこのサービスの今後は?
有料オンライン語り場ページの決済機能の開発やビデオ通話ツールの内製化を実施し、インフルエンサーがサービスを利用しやすい環境を整えていきます。イベントやライブ配信でインフルエンサーと関わるには、コメントなどの限定的な方法しかありませんが、CATARU!を使えば会話を通じた交流が可能になるでしょう。
また、個人だけでなく企業や団体からもオンライン語り場ページを作成できる仕組みを作り、「オンライン語り場プラットフォーム」としての可能性を広げていきたいと考えています。
ーー目指す世界について教えてください。
一人ひとりが挑戦することに夢中になって、ワクワクした毎日を送れる世界を目指します。「世の中をワクワクさせる存在になる」というミッションの達成のために、サービスの展開を続けていきたいです。
CATARU!が気になった方は、以下のリンクまで。
取材担当佐野
取材させていただけるスタートアップ、募集中。詳しくはこちら。
AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。
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