人々の健康・美容意識は高まっている。しかし、日頃の食事で摂取しているカロリー、タンパク質、糖分の割合を完璧に自分で管理するのは難しいことだ。
そこで、徹底した食事管理をアプリ1つで実現できるサービスが登場した。ライフログテクノロジー株式会社が開発・運営を手掛ける”カロミル”だ。
カロミルは、日々の食事を写真に撮るだけで人工知能が画像を解析し、その食事の栄養素を割り出してくれる。
カロミルについて詳しく見ていこう。
代表取締役 棚橋繁行
ーサービスを一言で言うと?
カロミルは”食事の写真を人工知能が解析し、栄養素を見える化できる健康管理アプリ”です。
ーなるほど。具体的に教えてください。
使い方としてはアプリで食事の写真を撮るだけです。
撮った画像を人工知能が解析し、自動的に品目名を判別、各栄養素を数値化します。
ユーザーはカロミルを使用することによって、不足している栄養素や、過剰な栄養素などの情報を把握できるんです。
また、解析の品目数も14,000品を超え、確実に品目名を解析することできます。
もし、1枚の写真に複数料理が写っていても、それぞれの品目を自動で識別できる特徴もあります。
食事を画像解析するだけでなく、体重、血圧、血糖値なども写真からAIが分析し、数値化できることも大きな特徴です。体重や運動量の記録もでき、ダイエットの目標達成に役立つ機能が搭載されています。
ーターゲットとしているユーザーは?
健康意識が高い人全てがターゲットですね。10代後半から60代まで、幅広い年層に使っていただいています。
しかし、年代によって使用目的は異なります。
20代女性だと美容意識が高く、ダイエット目的で使用してくださる方が多いです。反対に、年配の方は病気にならないような食事管理目的に使用してくださる方が多くなっています。
また、一般ユーザーに限らず、医療機関や、介護施設でも使用していただいています。退院後の患者さんや、お年寄りの方の健康管理ができますからね。
その他にも、最近では京都大学や順天堂大学にもヘルスケアアプリとして導入していただいてます。
ー競合としているサービスはありますか?
ヘルスケア業界では当社は後発なので、古くからお取り組みをされているサービスは当然いくつかあります。
ー競合のサービスとどのように差別化しているのか教えてください。
弊社では、自社で開発したAIを使用していて、テクノロジーやデータを駆使しているのが大きな差別点です。
後発ではありますが、技術については業界内でもNo.1の解析技術があります。技術の差でユーザーには一番簡単で使いやすいサービスが提供できていると思っています。
画像解析の精度も高く、より使いやすいサービスになっているので、MAU(月間アクティブユーザー)が非常に高いのも特徴です。
最近では新型コロナウイルスの影響で、体温計の解析についてのお問い合わせも多くいただくため、当社のCTOが早速体温計解析AIを開発致しました。
現在、ライフログテクノロジーでは体温計解析AIを無償提供中です。
このように、自社内でいろいろなことに迅速に対応できるのは、当社の最大の強みになっています。
ー創業した経緯について教えてください。
私自身が食事管理に対して、意識するようになったのがきっかけです。
ですが、世の中の食事は多様化しているため、自炊、外食、コンビニ等の食事を継続的に数値化するのは中々難しいのが現実でした。
そこで、栄養士の知識を活かして、もっと簡単に食事の管理ができるような仕組みを作ろうと思い、カロミルを立ち上げました。
ー今後のサービスの展開は?
食事の履歴を高い精度で集めることで、細かいデータを入手できます。このデータをスポーツジム、ドラッグストア、介護施設など、さまざまな場面で活用していきたいです。
ー最終的に描いている世界観などがあったら教えてください。
持っているだけで健康になるサービスにしたいです。
日々の食事を記録することによって、健康管理が楽しく、正確にできるツールになればと思います。
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取材担当阿部
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