日本の人事論では終身雇用を前提に「社員は会社に雇用されるもの」とされているなか、会社に依存せずキャリア形成を目指していく人事論を導入するなど、先進的な取り組みを行っている株式会社Leo Sophia。 領域を問わない攻めの事業展開で、創業してまだ5年にも関わらず、年商60億円規模と急成長を遂げている。 そんな株式会社Leo Sophiaについて詳しく見ていこう。
代表取締役 内木場隼
ーどんな事業をしていますか?
当社はインターネットを軸に、メディア事業、プロモーション事業、インフルエンサー事業、DtoC事業と時代に合わせた事業を幅広く展開しています。
新しい事業にも挑戦し続けており、オンライン診療をベースとした医療事業も2020年に立ち上げました。
全ての事業に共通している大きな特徴は、全事業自社で完結しているということです。 他社のコンサルティングや受注制作はしていません。 また、労働集約型ではなく、少数でも大きなレバレッジが効く領域を狙い打って事業を展開しています。
ー会社を創業した経緯と社名の由来を教えてください。
23歳の時に個人事業主として、インターネット広告事業をはじめたのがきっかけです。 取り組みから1年弱で月400万円ほどの利益を出すことができたのですが『仕事を一人でやるよりもチームや組織で大きなことをやりたい』『自分のチカラを試してみたい』という想いが強くなり、LeoSophiaを創業しました。
社名のLeo Sophiaには、「小さな知恵が集まれば、世界を動かすチカラになる」という思いが込められています。 少数精鋭でも知恵を出し合い、愚直に一途に事業に取り組めば、まわりが驚くような事業や売上が出せるということを証明したいという想いですね。 たった2人からはじまった同社も、事業開始から5年で約100名規模の組織となりました。今期においてはグループ年間売り上げ60億円と、過去最高益を記録する見込みです。
ー拡大している中で、理想としている組織像をお聞かせください。
Leo Sophiaが目指すのは、「プロスポーツチーム」のような組織です。 プロスポーツチームのような組織とは、組織と個人が一丸となり使命達成(=勝つこと)のために相互信頼と相互投資、互恵関係が機能している組織であると考えます。 変化の激しい世の中で企業として長く在り続けるために、常に勝ちを求めて挑み続けています。
ー”プロスポーツチームのような組織”を実現させるための取り組みはありますか?
2020年1月より、「アライアンス」の考えに基づいた人事論を導入しました。 終身雇用を前提とせず、お互いの価値向上に手を貸し合う対等な関係(互恵関係)を築くことを目的としています。
Leo Sophia=社員のスキルが向上する環境を提供すること
社員=Leo Sophiaで結果を出してキャリアを積むこと
両者が提供する価値を1on1で明確にし、オープンでフラットな互恵的信頼(=パートナーシップ関係)を築いていくことが本人事論における「アライアンス」の関係です。 お互いにメリットがある目標を定め、達成することで会社には利益(価値)をもたらし、社員はキャリアが形成されていきます。 社員が理想としているキャリアの先にLeo Sophiaが含まれているかよりも、社員一人ひとりのキャリアが最大化することを重要視しています。
(アライアンスについてはコチラで詳しく説明しています)
ー会社を成長させる上で重要視していることは何ですか?
コーポレートサイトのメッセージでも記載してますが、当社の一番の財産は『人=社員』です。 そのためには採用活動が何よりも大事と考えており、一番チカラを入れています。
ー採用活動ではどういうところを見られていますか?
採用活動で最重要視しているのはLeo Sophiaと価値観が合うかどうか。
(Leo Sophiaの価値観についてはコチラからご参照いただけます)
『会社と社員が仕事に対する考え方が一致していないとギャップが生まれお互い不幸になる』という考えから来ています。 経験やスキルがいくら高くても、価値観が合わない人は採用しません。
ーLeo Sophiaの価値観はどのように体現されていますか?
1つ例を挙げると、弊社では「不屈の挑戦者である」という価値観を体現するために必要な”挑戦できる環境作り”や”裁量の大きさ”を大切にしています。 例えば以下のようなカタチです。
・意欲があれば入社して1年未満で新規事業の立ち上げに携われる
・必要であれば採用権限も与えられ、採用活動も自分でリードしチームを作ることができる
・結果を出した社員は社歴関係なくマネージャーや事業部長に抜擢する
そして、社員一人ひとりが挑戦に前向きであるため、 会社としても毎年新規事業を立ち上げ、新しい挑戦をし続けられる環境が自ずと築かれています。
ー今後の展望を教えてください。
常に時代を見据えて世の中がワクワクするような事業展開を追い求めています。 変化の多いITビジネスに身を置く以上、常に挑戦し続けなければビジネスも風化していきます。 大切にしているのは新しいことへの「大胆な挑戦」と「緻密な戦略」を練り勝ち切ることです。
一方で新しい挑戦といっても、思いついたビジネスは何でもかんでも事業化するわけではありません。 私たちは”自社の強みを最大限に活かせるビジネスは何か”を日々考えながら戦略を練り、勝てる市場に挑むことを大切にしています。 当社はこれからも「誰もが超えたくなるような企業であり、人であり続ける」ことを目指していきます。
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取材担当阿部
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