AIアシスタントやスマートスピーカーなど、音声認識技術を使ったサービスが身近になり、音声データを自動でテキスト化するサービスなどにも注目が集まっている。
そんな中、現時点では宿泊業界や不動産業界向けに音声、クラウドAI、IoTサービスを展開し、コロナ渦の中でも導入先の加速が進んでいるのがTradFit株式会社だ。導入先などは非開示としている。
このサービスは、宿泊業界などが抱えるコロナ渦の課題解決が可能なサービスだ。
TradFit株式会社について詳しく見ていこう。
代表取締役 戸田良樹
ーサービスについて教えてください。
現時点では、宿泊業界や不動産業界などに向けた音声、AI、IoT技術を活用したサービスを展開しています。
新型コロナウイルス影響前の宿泊施設には海外からの旅行客が多く、人手不足と離職率の高さに加え、多言語対応や収益性改善などの課題がありました。
新型コロナウイルスの影響後には雇用を守りながらも大幅なコスト削減可能なサービスとして注目されています。
弊社では多言語対応の画像付きAIスピーカーで使用できるコンシェルジュアプリケーションやAIと有人を組み合わせたハイブリッド型の多言語対応チャットボットなどを提供し、上記課題を解決しています。また、声でサービス操作できるため、各種デバイスなどに触る事ない非接触、各種スタッフや清掃会社がhandsフリー、リモートでの対応が可能なサービスによりコロナウィルス対策にもご活用可能です。
宿泊施設などは、これらのサービス導入により雇用を守りながらの大幅なコスト削減が可能な上、システムから入手した個人情報を特定しないデータ活用によって、さらなる業務効率化、サービス、マーケティング改善が可能になります。
不動産業界には、戦略的業務提携先との連携により不動産管理会社向けの管理画面に住人からの連絡が直接届きます。例えば、部屋での電球がきれてしまったりした際にも住人は要求をSNS連携したチャットによって不動産管理会社に届けることができます。
管理会社はこれらの各世帯別のデータによって、居住者の抱えている悩み、課題、ニーズなどを可視化、解決し、管理コストの削減のみならず、居住者の満足度向上、入居率上昇、不動産アセット価値の向上に繋がります。
ーサービスの立ち上げに至った経緯を教えてください。
物心ついた頃には政治の道を目指すか、起業するかで悩み早稲田大学政治経済学部へ進学しました。結果として、事業を通じて雇用を生み出し、社会課題の解決を行いたいと考えて大手企業で約10年ほど修行を積んだ上で、起業する道を選んだのです。
また、世界中で問題となっている識字率の低さに注目しました。音声なら、識字率が低くても認識され、子供から高齢者の方も使用できます。今後は検索方法が従来の検索から音声検索へシフトして行くだろうと考え、音声が世界中で活用される可能性や音声検索に限らず、社会課題解決手段としての声と耳のマーケットが拡大して行くだろうと見込み、音声サービスに関する事業の立ち上げに至りました。
ー今後サービスの展開はありますか?
今後は宿泊業界や不動産業界に留まらず、社会課題が大きい業界に音声、クラウドAI、IoT技術を活用したサービスを国内外で展開して行く考えです。
ー最終的に目指す世界観を教えてください。
人は世界中で生まれる地域、環境や親などは選べません。生まれ育った地域、環境、親で人の選択肢が限られてしまうケースが大いに存在してしまっていると考えています。
弊社のミッションは上記の不平等や機会均等を実現し、世界中の音声情報を整理し、音声を通じて世界中の社会課題を解決し、世界中の人々により良い暮らしを提供することです。
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取材担当阿部
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