英語の学習方法が多様化している中、アバター同士で世界中の人とコミュニケーションを取ることができるサービスが”fondi”だ。
fondiではアバターを通じたボイスチャット機能を搭載しているため、実践的な英会話がどこにいても可能だという。
本日は株式会社Compass Pioneeringの代表取締役である野原樹斗さんにお話を伺った。
fondiについて詳しく見ていこう。
代表取締役 野原 樹斗
ーサービスを一言で言うと?
”世界中の男女で暮らすバーチャルシェアハウスで、英会話を学ぶコミュニケーションサービス”です。
ーターゲットとしているユーザーは?
一定の英語力を持ち、国際交流に興味を持っている方がメインのターゲットです。
年齢層は18-28歳をターゲットとし、日本だけでなく世界中の人に向けたサービスです。
ー具体的に教えてください。
fondiでは自身でアバターを作成し、世界中の人とコミュニケーションを取ることが出来ます。
非英語圏において実践的な英会話を学びたい時に挙げられる課題は「話す相手がいない」「深く話せるトピックを共有できない」「英語を話すことの恥ずかしさ」の3点です。
fondiではこれらの課題を3つのバーチャルスペースを提供することによって解決します。
”プラザ”には人が集まり、ユーザーはアクセスし話しかけるだけですぐに話し相手を見つけることができます。
そして”リビングルーム”ではトピックを共有しながらクローズドな場所でコミュニケーションが取れるのです。
”マイルーム”ではアバターをカスタマイズすることにより自分の恥ずかしさを軽減できます。
ーコミュニケーションはどのような形で取られるのでしょう?
fondiでのコミュニケーションは全て音声で行われます。ユーザー同士はボイスチャットで繋がることができ、より実践的な英会話を学べます。
一部の部屋に、話した内容がリアルタイムで字幕表示される機能も搭載されているのも特徴です。これにより、聞き取れなかった文章やワードなどがコミュニケーションを妨げるのを防ぐことができます。
ー英語力を身につける以外にユーザーが得られるメリットはありますか?
ユーザーはアバターを使うことにより、友達と会話をしているような感覚を得られ、居心地の良さを感じることができます。
また、ネイティブスピーカーも利用しているため本格的に留学をしているような感覚を得られるのも大きなメリットですね。
ー競合やベンチマークにしているサービスはありますか?
チャットで国際交流ができるサービスが多数挙げられます。
ーそのサービスとの差別化点を教えてください。
1番の差別化点はアバターの存在です。アバターでコミュニケーションをとることにより話すきっかけや、話す中身の内容の幅が広げられます。
ーサービスを立ち上げた経緯について教えてください。
そもそも会社をやろうと思ったのは、イギリスの大学に在籍しながら、ゲーム会社の新規事業開発グループにインターン生として参加し、初めてプロジェクト製作に携わったことがきっかけです。それがすごく楽しかったのもあって、大学を休学して日本に戻り、自分の留学体験を多くの人に届けるために事業を立ち上げました。
最初に立ち上げたのは、留学関連の情報を届けるメディアです。しかし、自分の思うようなユーザーの行動変容を起こせず、この事業は断念しました。
その後、バーチャルで留学体験を提供できたら留学への壁が低くなり簡易的に英語を学べるのではないかと考え、このサービスの立ち上げに至ったのです。
ー今後のサービスの進展について教えてください。
バーチャル留学プラットフォームを作ることが目標です。ターゲットの幅は、さまざまな英語レベルに向けたコンテンツ作成により広げていきます。
海外のキャンパスライフを体験できるようなプラットフォームにしていきたいですね。
ー最終的に描いている世界観はありますか?
自由と熱狂で、境界が溶け出す世界です。
育ったバックグラウンドが自分と異なる人と触れ合うと、視野が広がって新しいことに気づけると思います。サービスを通して、自分が生まれ育った環境に捉われない生き方を知っていただきたいですね。
Fondiが気になった方は以下のリンクまで!
取材担当阿部
取材させていただけるスタートアップ、募集中。詳しくはこちら。
AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。
30分で取材
掲載無料
原稿確認OK