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インタビュー 2020.07.10

精神科医がテレワーク時代の企業理念浸透クラウドを開発ーーメンタルコンパス株式会社

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワークを取り入れる企業は増えた。テレワークの導入は、業務効率の改善などのメリットがある一方、コミュニケーションの機会が不足するため、社員が同じ方向を目指して仕事をするのが難しいという声もある。

メンタルコンパス株式会社は、精神科医の知見を活かした「企業理念浸透クラウド」で、テレワーク時代のチーム意識を高める。

代表取締役の伊井俊貴さんは「心の柔軟性」を高めるトレーニングを通して、誰もが「自分らしく生きる」世界を目指す。

どんな企業なのか。詳しく見ていこう。

プロフィール

メンタルコンパス株式会社 代表取締役

伊井俊貴

テレワーク時代の企業理念浸透クラウド

ーー企業理念浸透クラウドとはどんなサービスですか?

テレワークの状況下でチーム意識を高める企業理念の浸透を、精神科医がサポートするサービスです。テレワークを導入し、人材育成を対面で行えない企業様に利用していただきたいと考えています。

新型コロナウイルスの流行でテレワークを取り入れる企業が増える中、社員一人一人の価値観を引き出して対応することが困難になっています。精神科医として、個人の価値を引き出して仕事につなげてきたスキルを企業で再現できるシステムを開発しました。

ーーどうやって利用するのでしょう?

サービスは、従業員に対するサポートと管理職に対するサポートの2つに分けられます。

従業員には、提供するアプリ内の動画で「心の柔軟性」を高めるトレーニングを受けていただき、自己管理スキルを学んでもらいます。このスキルを身に着けることで、自分のストレスや感覚を客観的に分析できるようになるでしょう。

管理職の方には、精神科医の私がマンツーマンでコミュニケーション方法をレクチャーしていきます。自分らしさの基盤となる感覚を大切にするコミュニティをつくり、「うつを予防できる環境」ではなく、「安心してうつと言える環境」を目指すのです。

ーー競合サービスはありますか?それとの違いを教えてください。

HR Techを活用し、従業員エンゲージメントを向上させるサービスが競合になってきます。例を挙げると、社員の健康状況のデータを管理するサービスや、社内SNSなどで社員同士のコミュニケーションを図るサービスです。

弊社のサービスの強みは、「心の柔軟性」に関する専門知識をもとにした本質的な精神コントロールを主眼としている点です。精神医学の知識を活かし、トップダウンではなくボトムアップからテレワークにおける企業理念浸透を実現します。

メンタルトレーニングを通して、「自分らしく生きる」方法を伝えたい

ーー起業のきっかけを教えてください。

日本若手精神科医の会で理事長を務めるなど、精神科医として働くうちに「患者さんが精神疾患にかかるのを未然に防ぎたい」と考えるようになったのがきっかけです。サービスを通して心の柔軟性を高めるトレーニングを広め、「自分らしく生きる」方法を身に着けていただきたいと思っています。

ーーなぜこのサービスを始めようとしたのですか?

個人としてよりも、コミュニティ全体としてのほうが、継続的にメンタルトレーニングを続けることができると思ったからです。新型コロナウイルスの影響もあり、テレワークを導入する企業が増えていますが、時間を柔軟に活用できるテレワークは「自分らしく生きる」ための良いチャンスではないかと考えています。働く人のメンタルケアをサポートし、より良い生き方を見つけるのに貢献していけたらいいですね。

心の柔軟性を高め、誰もが自分らしく生きていく世界へ

ーーこのサービスの今後は?

今後は、心の柔軟性を高めるトレーニングができるナビゲーターを育成し、自分らしく生きるためのコミュニティを彼らと共に広げていきたいと思っています。現在はアプリ内でメンタルトレーニングをレクチャーしているのは私一人ですが、ナビゲーターにもコンテンツ制作を任せることができれば、蓄積するデータが増え、アドバイスの質を高めることができるでしょう。

ーー目指す世界はありますか?

感覚をもとに誰もが自分らしく生きていく世界です。レストランのメニューを選ぶとき、長い時間考えるよりも、直観的に選んだほうが満足したという経験はありませんか?思考力というのは、本来は生存能力を高めるためのもので、幸せを感じるものではないんです。幸せは、感覚に基づく判断でこそ感じることができます。多くの人に、感覚による意思決定の大切さを広めていけたらいいですね。

メンタルコンパス株式会社が気になった方は、以下のリンクまで。

サイトへ

編集後記

取材担当佐野

取材では実際に、簡易的なメンタルトレーニングを体験したのですが…思考ではなく感覚を重視する必要性を実感しました!


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