オンラインで物を買うのが当たり前になっている今、購入前に商品を試したいという声は多いそうだ。
カウリルでは商品を購入前にレンタルでき、気に入った場合は差額で購入できるという。
また、レンタル業界に向けた在庫管理ツールZAIKAは、RFIDタグを活用することによって発送・返送時の確認業務を70%効率化させるそうだ。
今日は株式会社TENTの代表取締役である松田基臣さんにお話を伺った。
カウリルとZAIKAについて詳しく見ていこう。
代表取締役 松田基臣
ーカウリルを一言で言うと?
出店型のレンタルプラットフォームです。
ー具体的に教えてください。
商品を気軽に借りて体験し、気に入ったらそのままお得に買えるレンタル&販売のオンラインショッピングモール(レンタルモール )です。
出店者側には、多様な消費者行動が出てきている中で、今までの売買の形だと消費者のニーズに応えられないという課題があります。
レンタルは新たな消費者行動の一つで、レンタルという形を取ることで出店者側は新たな戦略を打つことができるんです。
オンラインでの購入が一般的になっている今、購入者側の商品を実際に見て試したいというニーズは高まっています。
カウリルでは、気になった商品を指定した日数間レンタルし、試用することができるので、このニーズを満たせます。
商品を気に入った場合には差額で購入できるのも特徴の一つですね。
ーレンタルできる商品には、どのようなカテゴリーがあるのでしょう?
モール型なので、基本的にはオールジャンルを取り扱っています。
現在は、弊社がアウトドアや遊び領域に強いのもあって、キャンプ用品などを中心に展開しています。
ーZAIKAとは?
レンタル事業者に向けたサービスで、RFIDを活用した在庫管理ツールです。
ー具体的に教えてください。
レンタル事業ではヒューマンエラーによる商品の入れ間違えなどが、日々の運用オペレーションで起こっているんです。
ZAIKAのRFタグを商品につけ、専用リーダーでスキャンすれば、正しい商品が入っている事が確認でき、発送時や返却時の確認ミスを防ぐことができます。
また、シーズン毎に大量に仕入れる必要のある人気商品は、予測や勘から決定している業者がほとんどです。
ZAIKAのレポート機能では、在庫単位・商品単位での運用データを把握できるので、在庫数の調整や価格設定、マーケティングに活用できるんです。
ー会社を立ち上げた経緯について教えてください。
アウトドアや外遊びが好きだったのもあり、キャンプのメディアを趣味で運営していました。
その中で、メーカーさんやキャンプ業界の方と知り合い、ビジネス展開を考え始めたのが、起業のきっかけです。
TENTの創業時には、キャンプ用品とレンタルの相性が良いと考え、キャンプ用品のレンタルサイトを立ち上げました。その後、取り扱い用品の幅を広げたいと思い、カウリルの立ち上げに至ったんです。
ZAIKAを開発したのは、カウリルを運営する中で自らのオペレーションに感じた課題がきっかけでした。
ー今後サービスはどんな進化をしていきますか?
日本最大のレンタルプラットフォームを目指します。
カウリルとZAIKAをAPIで繋げ、新規参入企業やメーカーさんも巻き込んでレンタル事業を盛り上げていきたいですね。
ー最終的に描いている世界観を教えてください。
サービスを通して一つ一つの物の価値を最大限発揮できる仕組みを作り、必要な物が必要な分だけ作られる世界を実現したいです。
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