スタートアップのインタビュー1000本以上「スタートアップタイムズ」

HOME/ インタビュー /アパレル店員とのコミュニケーションを通じた購買体験を提供するアプリ「FACY」で、オフラインの生活を豊かにーースタイラー株式会社
インタビュー 2020.07.28

アパレル店員とのコミュニケーションを通じた購買体験を提供するアプリ「FACY」で、オフラインの生活を豊かにーースタイラー株式会社

「こんな洋服が欲しい」というイメージはあっても、実際にどのアイテムを買えば良いのかわからず、アパレルショップの店員に相談した経験がある人は多いだろう。

スタイラー株式会社が提供するアプリケーション「FACY」を活用すれば、オンラインでも店員とのコミュニケーションを通じて買い物を楽しむことができる。

代表取締役CEOの小関 翼さんは、ライフスタイル分野におけるEC以外の市場の大きさと、オフラインの購買活動のデジタル化が進む流れを感じ、同社を立ち上げた。将来的には、アパレル以外のライフスタイル分野にもサービスを展開する。

どんな企業なのか。詳しく見ていこう。

プロフィール

 

スタイラー株式会社 代表取締役CEO

小関 翼

オンラインとオフラインを融合し、新たな購買体験を提供するアプリケーション

ーーサービスを一言でいうと?

FACYは、オフラインのお店をオンラインに集約し、ユーザーにショップスタッフとのコミュニケーションを通じた購買体験を提供するアプリケーションです。消費者と実店舗の間に立つマーケットプレイスとして、リアル店舗のデジタル化を進めています。

ーーアプリの利用方法を教えてください。

ユーザーは、欲しい服の内容をアプリ上に投稿すると、実際にアパレルショップで働く店員から購入する商品の提案を受けることができます。例えば「結婚式の2次会でブルーのワンピースを着るので、それに合わせるアクセサリーが欲しい」というようなリクエストが可能です。店員からの提案は、平均すると7件ほど届きます。

服のサイズや素材、コーディネートなどは、店員とのダイレクトメッセージで確認・相談をします。気に入った商品はFACYで事前に予約を行い、店頭で試着してから購入を決めることができます。オンラインで購買を完結させることも可能です。アプリで決済すると、ショップから自宅への配送料はかかりません。

ーーパートナーブランドにはどんなメリットがありますか?

既存の顧客とコミュニケーションをとりながら、新しい顧客も獲得できることがメリットとして挙げられます。

これまでは、ブランドと顧客の出会いは実店舗を設置する場所に依存し、顧客とのコミュニケーションツールは、ハガキやEメール、LINE公式アカウントに限られてきました。FACYを活用すれば、リアル店舗で行う接客と同じようなコミュニケーションで、新規顧客の獲得や既存顧客の満足度向上を目指すことができます。

ーー競合サービスと比べたサービスの強みは何ですか?

「ユーザーが何が欲しいのか、それがどこに置いてあるのか」というデータを蓄積しているので、ファッションメディアとしてユーザーの求める情報を発信できる点ですね。大手の外部メディアにも配信を行う情報発信力の高さは、新たなユーザーの呼び込みにもつながります。

また、ブランドイメージに傷をつけずに商品の販売ができるのも強みになってきます。通常のECサイトでは欲しいものを検索すると、どの価格帯でも同じような画像で商品が並ぶので、コモディティ化が起こりやすいんです。オフラインで質の高い衣料品を探すユーザーを集めるFACYなら、ブランドは価格帯のイメージを保ったまま顧客を増やすことができます。

ライフスタイル分野におけるEC以外の市場の大きさと、オフラインの購買活動のデジタル化が進む流れを感じた

ーー起業のきっかけを教えてください。

起業には2つの背景があります。

1つ目は、ライフスタイル分野におけるEC以外のマーケットの大きさに可能性を感じたことです。服やコスメティックなどの商品は、実はECプラットフォームでは流通しづらく、ECの取引額は国内市場の1割程度に過ぎないんです。

何色のシャツを着ても間違いはないように、ライフスタイル分野の商品には無数の選択肢があり、答えがありません。この分野では、消費者はセレンディピティや受動的な意思決定に基づいて購入を決めるため、意思決定の後押しをするエージェントやメディアの役割が重要だと思っています。

2つ目は、アジアでスマートフォンベースでのインターネット活用が進むことで、オフラインでの購買活動が急速にデジタル化される潮流があることです。2010年以降、アジアの新興国では爆発的にスマホが普及し、スマホに最適化されたサービスでリアル店舗のデジタル化が進められています。

デジタル領域の技術開発を進めることで、オフラインの生活をより豊かにしたい

ーーこのサービスの今後は?

今秋にアプリケーションをアップデートし、ユーザーの位置情報を活用できるようにします。半径3キロメートル以内のショップの場所や、取り扱っているアイテムなどを表示し、ダイレクトメッセージで店員とやりとりができる機能を搭載する予定です。

また、将来的には、家具やコスメティックなど、アパレル以外のライフスタイル分野にもサービスを展開していきたいと思っています。

ーー最終的に目指す世界観を教えてください。

私たちが提供するデジタル技術によって、人々のオフラインの生活を豊かにします。

「FACY」というサービス名の由来は、対面のコミュニケーションを想起させる「face to face」です。デジタル技術を活用して消費者の時間をセーブしつつ、よりリアルな購買体験で自分に合った商品に出会えるサービスにできるよう、開発を進めていきたいですね。

スタイラー株式会社が気になった方は、以下のリンクまで。

サイトへ

編集後記

取材担当佐野

店頭での会話をきっかけに商品の購入を決めることって、確かに多いですよね。デジタル上で店員さんと話し、物を買う。それが当たり前になる未来がやってきそうです!


取材させていただけるスタートアップ、募集中。詳しくはこちら

無料取材を申し込む

AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらこちら

「AI.Accelerator」

この記事が気に入ったらいいね!しよう

最新記事をお届けします
この記事をシェアする

あなたにおすすめの記事

転職理由は本音で話すべき?638人に聞いたアンケートを元に解説!

22年卒予定の学生に聞いた「就職活動中での企業の採用選考時の対応に関する意識調査」就活中、企業の対応によって志望度が上がった経験のある人が70%強 ~半数以上が「下がった経験がある」と回答。企業と学生が対等に選びあう時代に~

26の大学発ベンチャーのタネを一挙公開!京阪神スタートアップアカデミア・コアリション【KSAC】 Demo Day 2022開催!

「GET IN THE RING OSAKA 2021 -Sustainable Business-」優勝企業が決定。世界大会への挑戦権を獲得!

Job総研『2021年ニュースランキング』調査を実施

採用管理システム「sonar ATS」、対話型AI面接サービス「SHaiN」とAPI連携を開始 ~「SHaiN」の面接情報を「sonar ATS」で確認・管理が可能に~

音声SNS「Wacha」で、”人肌感がありながら、 自分を自由に表現できる世界”を創る。 〜Coeto創業ストーリー〜

IoT、ロボット、各種アプリなど情報通信分野に絞ったピッチイベント「ミライノピッチ2021」受賞者決定!

M&A総合研究所が上場企業M&A動向レポート【2021年10月版】を発表 。建築・土木業、IT・ソフトウェア業のM&Aが大幅に増加〜

採用管理システム「sonar ATS」、タクシーCMを放送開始 ~「頑張るだけじゃ、良い人材は採用できない」採用現場の現状と「採用業務のデジタル化」の重要性を表現~

さあ、
Startup Times から
発信しよう。

30分で取材

掲載無料

原稿確認OK