新型コロナウイルス感染拡大の影響で身体を動かす機会が減り、「コロナ太り」したという方は多いだろう。
運動して脂肪を燃焼したいところだが、人との接触の懸念があるジムやプールには行きづらい状況が続いており、自宅トレーニングはモチベーション維持が難しい。
株式会社OYA’sが提供するフィットネスアプリ「モニトレ」は、ユーザー同士の相互監視システムで週ごとの自宅トレーニングのノルマ達成を促すサービスだ。
代表取締役CEOの小澤明矢さんは、自身の体調不良をきっかけにサービスを立ち上げた。”Endless Wellness”(健康の永続化が出来る世界)の達成を目指し、サービスの開発を続けている。
どんなサービスなのか。詳しく見ていこう。
株式会社OYA’s 代表取締役CEO
小澤 明矢
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=j95ccZOa2-U&w=560&h=315]
ーーモニトレとはどんなサービスですか?
週ごとに設定した筋トレやエクササイズのノルマを達成しながら、他のユーザー(監視者)と一緒に頑張るフィットネスアプリです。
自宅での運動をなかなか継続できない方のモチベーションを上げることができます。
ーーどうやって利用するのでしょう?
ユーザーには、会員登録の際に週ごとのノルマを設定していただきます。「週に3回トレーニングをする」といったノルマを設定した場合は、週に3回自撮りしたエクササイズ動画をアップロードすることでノルマ達成ができる仕様になっています。
動画のアップロード方法は、モニトレのトレーナーの動画を見ながら一緒にエクササイズするだけです。自動でレコーディングが行われます。
また、モニトレには自撮りしたエクササイズ動画の閲覧と管理ができるスケジュール機能も付いています。録画した動画を後から見直し、フォーム改善やトレーニングメニューの決定に役立てることができるでしょう。
ーーモチベーション向上の仕組みを教えてください!
ユーザーは、週のノルマが達成できれば「ヤルキモノ」の欄に載ることができますが、達成できなければ「ナマケモノ」の欄に記載されてしまいます。トレーニングを怠れば”辱め”を受けることになるので、高いレベルでモチベーションを維持できるのです。
ーー競合サービスとの違いを教えてください。
他のオンラインフィットネスアプリと比べたモニトレの一番の特徴は、モチベーションを向上させる「強制力」だと思います。
この業界ではサブスクリプションを導入しているサービスが多いですが、お金を支払っても運動を継続できる保証がついてくるわけではありません。モニトレは、ユーザーが運動を継続できることを最も重視し、モチベーション向上を無料で支援していきます。
ーー起業のきっかけを教えてください。
アメリカの大学に留学した経験が起業の背景にあります。現地で世界を変える事業を立ち上げたい学生の熱気を感じていた中、スティーブジョブズやイーロンマスクの力強い言葉に胸を打たれたんです。「若いうちにリスクをとって挑戦するべきだ」と感じ、起業に至りました。
ーーなぜこのサービスを始めようとしたのですか?
以前から展開していた訪日外国人向けのサービスがコロナ禍で休止になってしまい、経営方針の転換を迫られていたときに、私自身が多忙なプログラミング業務の影響で体調不良となってしまったのがサービス開発のきっかけでした。
ストレートネックを発症しベットから起き上がる事が出来ず、2週間まともに仕事が出来ませんでした。医者に伺った結果、その原因は日頃の運動・柔軟不足にありましたが、あまりの忙しさから怠け癖がついてしまい、自らの健康に目を向ける事が出来ませんでした。
現在コロナ渦で慣れない環境でのリモートワークが増える一方、ジムなどのスポーツ施設にはクラスターの懸念もあり、私のように継続的に運動するモチベーションを維持するのが難しいと課題を感じておられる方も多いと思います。
その怠け癖を手軽ながら強制的にモチベーションをあげる事で解決できると思い、『モニトレ』の開発に至りました。
ーーこのサービスの今後は?
随時ユーザーフィードバックを受けながら、現在ベータ版をリリースしているモニトレの開発を進めていきます。
実はモニトレで見ることができるトレーナーの動画は「室内トレーニングをしたいけれど、どんなエクササイズをすればいいのかわからない」というユーザーの声を聞いて用意したものなんです。今後もユーザーの意見を重視する開発方針は変わりません。
技術開発面は、現在はios版のみを提供している本サービスのアンドロイド版を開発するほか、AIによる動作解析システムを導入する予定です。ユーザーの方が継続して利用しやすいサービスを目指していきます。
ーービジョンはありますか?
モニトレが目指すのは”Endless Wellness(健康の永久化)が出来る世界”です。
トレーニングは短期間に集中してやるのではなく、長期間継続することに意味があると思います。”辱め”による強制力という新しい形のアプローチで、ユーザーの健康を永続的に支えていきたいですね。
株式会社OYA’sの「モニトレ」が気になった方は、以下のリンクまで。
取材担当佐野
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