人事管理から勤怠管理、給与計算にワークフロー…。多岐にわたる人事業務に時間をとられ、肝心の採用計画や経営戦略の立案に力を入れられていない企業は多い。
株式会社ネオキャリアが提供する人事向けSaaS型プラットフォームサービス「jinjer(ジンジャー)」を活用すれば、人事に関するあらゆる業務を一貫して行うことで、業務効率化を進めることができる。
同サービスは、HR Techプロダクトをオールインワンで提供するアメリカ発のサービスを目指して立ち上げられた。「人事を経営のセンターピンへ」をビジョンとし、「オペレーション人事」から、企業の人事戦略のコアとなる「戦略人事」へと進化するためのサポートをしていく。
どんなサービスなのか。株式会社ネオキャリアの松葉治朗さんに話を聞いた。
jinjer HR Tech総研所長 松葉 治朗
ーーjinjerとはどんなサービスですか?
人事向けSaaS型プラットフォームサービスです。
従業員数や業種・業態を問わず、すべての企業にご利用いただけます。
ーー利用するメリットを教えてください。
企業の人事データをプラットフォームで一元管理できることがメリットとして挙げられます。これまでバラバラに管理されていた⼈事業務を集約することで、従業員の⼊社や異動時に複数システムのデータを変更する必要がなくなり、大幅な業務効率の改善が実現できます。
ーーサービスはどうやって利用しますか?
jinjerで網羅できる人事業務は「人事管理」「勤怠管理」「給与計算」「ワークフロー」「経費精算」「労務管理」「雇用契約」「コンディション管理」と幅広いです。各プロダクトごとに契約できるので、企業が持つ課題に沿った機能を組み合わせてご利用いただけます。
どの機能も必要なやり取りはWeb上で完結するほか、タブレットやPCなど様々な機器からサービスを利用できるので、紙やExcelでのデータ管理が要らず、管理者の負担を減らすことができます。
また、「jinjerワーク・バイタル」を活用すれば、従業員のコンディション管理もできるようになります。企業独自のサーベイ項目と配信頻度の設定が可能です。個人や組織、雇用区分ごとにコンディションをリアルタイムで可視化し、従業員エンゲージメントの向上に役立てることができます。
ーー競合サービスはありますか?それとどう差別化しますか?
jinjerほど多くの人事業務を一貫してできるサービスは他にはありませんが、各機能ごとの競合は存在します。
他サービスと比べた場合のjinjerの強みは、どの機能もユーザーの利用しやすさを考えて設計されている点です。例えば「jinjer勤怠」では、従業員はスマホ・タブレットのアプリケーションを使って、時間や場所を選ばずに勤怠に関する申請ができます。リモートワークや裁量労働をはじめとした多様な働き方に対応しています。また、「jinjer経費」も交通費精算・経費精算などの申請承認をスマホのアプリケーションを使うことができます。
ーーこのサービスをここまで開発してきた経緯を教えてください。
HR Techプロダクトをオールインワンで提供しているアメリカのサービス「zenefits」を2014年に知ったことが着想のきっかけです。その時の日本のHR Tech業界には人事管理や勤怠管理ができるツールこそありましたが、それぞれバラバラな状態でした。これを1つの場所に集約したHRプラットフォームを作ろうと思い、開発を始めました。
そこからはクライアントの声をいただきながら、日本企業にとって最適な形のプロダクトとして採用後の人事業務を網羅できるように機能を実装していきました。現在では、人事業務に関わる基本的な機能をすべて揃えたサービスになっていると思います。
ーーこのサービスの今後は?
私たちのビジョンは「人事を経営のセンターピンへ」ですが、今後は従業員にとっても欠かせないサービスを目指して開発を進めていきます。
今のところ、従業員がjinjerと関わるのは、勤怠打刻時と給与明細確認時、あとはワークバイタルへの回答をするタイミングになります。これからは今まで以上に、誰もが勤務開始と同時に利用するポータルサイトとしての機能を充実させ、 エンプロイーエクスペリエンスの向上に貢献することが直近の目標になります。
ーービジョンの達成のために何をしますか?
ビジョンの達成のためには3つのステップを踏む必要があると考えています。
まずはjinjerを導入していただき、日本企業のオペレーション改善を成し遂げます。その次に蓄積された人事データをもとに人材の評価や最適配置を進め、最終的には組織エンゲージメントの向上を目指していきます。人事業務の効率化を支えることで、企業独自の戦略立案に貢献出来たらいいですね。
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