手間のかかる御礼メールの送信や分かりづらい見込み客の反応、掴めない追客のタイミング…。営業の仕事で商談成功率やアポ率を上げるためにはさまざまなタスクをこなす必要がある。
多くのタスクがある中で、営業成績が伸び悩んでいる営業マンの皆様にぴったりのサービスがある。Marketing-Robotics株式会社が提供する「マーケロボ」だ。「マーケロボ」を利用すれば、データの管理や分析、自動通知機能によってMAツールとして営業マンのDXを支援してくれる。
どんなサービスなのか。代表取締役の田中亮大さんに話を聞いた。
Marketing-Robotics株式会社代表取締役
田中亮大
ーー「マーケロボ」を一言で言うと?
現場の営業マンひとりひとりのDXをサポートするサービスです。
ーー利用価格を教えてください。
1IDにつき1万円の設定で、必要なID数に応じて申し込みができます。また、マーケロボではDX支援の一環として運用のサポートやコンテンツ作成、導入時のコンサルティングまでアプローチしているので、その費用が20万円となります。
導入時には5IDが必要になりますので、一般的な契約形態は月25万円(5ID=5万円+20万円)です。営業マンがお手頃な価格で必要なID数に応じて課金していただける価格設定になっています。
ーー競合サービスとの差別化点を教えてください。
現場の営業マンひとりひとりのために作られたMA(マーケティング・オートメーション)ツールだというのが差別化のポイントです。一般的なMAツールはマーケティングの担当者が使用することが前提で作られています。そのため、ツール内には専門用語が使われていたり、一営業マンにとっては操作が難しかったりします。それに対して「マーケロボ」は、誰でも使えるようにシンプルでわかりやすい設計となっていることが一番の強みですね。
また、自社ツールと運用代行(BPO)を並行して行うビジネスモデルを2年以上前から構築している点も強みの一つです。SaaS型サービスを提供するスタートアップでは、あまりこのようなモデルを提供している会社がありません。なぜなら、このような人手をかけた労働収益型のビジネスモデルは会社の体力や経験、ノウハウがなければ実現できないからです。弊社は、会社設立当時からクライアント様の企業に入り込み営業のデジタル化を伴走してきましたので、実現できています。
ーーどのような企業が利用していますか?
マーケティング部がないような中堅・中小企業のご利用が多いです。マーケティングに特化した人材がいない場所であっても、マーケロボを使うことによって売り上げの効果や企業の成長を実感できるようにしたいという思いでこのサービスを作っています。マーケロボでは困りごとを気軽に相談できるようなお客様との対話を大切にしています。
ーー会社を立ち上げられた経緯を教えてください。
もともとセールスやマーケティングに携わっていた際に、中堅・中小企業の営業や採用に関する課題を感じていました。これらの解決には、ツールとサポート業務の両者を支援できるサービスが必要だと考え、立ち上げに至りました。
ーーマーケロボを始めたきっかけは何ですか?
やはり、ツールとサポート業務の提供の必要性を感じていたことがきっかけです。実現のために様々な代理店にお話を伺いにいきましたが、費用の高さが問題点でした。そこで、費用を抑えるためにも自社でプロダクト開発も行いつつサポート業務の支援を行うようになったのがマーケロボです。
ーーマーケロボを立ち上げる際に、意識していたことはありますか?
目の前のお客様の成果を上げることを意識していました。弊社では、“お客様の売り上げを明確に上げること”を目標にして作りました。だからこそ、成果をしっかりと上げていただくためにサポートは重要でしたね。立ち上げ当時から今も意識し続けているのは「お支払いいただいた以上に価値を提供する」ことですね。
ーーマーケロボの運営において感じる課題はありますか?
自社の組織づくりにおいて課題を感じています。サービス自体に大きな課題はありませんが、より多くの会社にマーケロボを浸透させていくには、サポート業務ができる自社人材が必要不可欠です。そのため、継続的にサポート業務に携われる人材を育成し、組織の基盤を固めることが今後の課題です。
ーー短期的な目標は何ですか?
数字的な目標もありますが、まずは上場することが短期的な目標です。
ーー目指している世界観を教えてください。
セールスという仕事を再構築していき、お客様が成功していく世界です。
商品を買う時は、勇気が必要だったり、何かしらの感情が働いていることも多いですよね。営業は、お客様のお買い物に対するその時折の感情に寄り添える1番身近な存在なんです。ただ売りつける営業ではなく、対話を重要視できるような営業のかたちを社会に浸透させていきたいです。
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