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インタビュー 2021.07.07

女性の健康に一生涯に渡って寄り添う、かかりつけオンライン薬局「YOJO(ヨージョー)」ーー株式会社YOJO Technologies

株式会社YOJO Technologiesの「YOJO(ヨージョー)」は、生理痛・更年期・妊活などの不定愁訴と呼ばれるお悩みを抱える女性を対象に、寄り添いを提供しているかかりつけオンライン薬局だ。

LINEを通してセルフケアの支援から受診後のアフターフォローまで一気通貫で女性の健康に寄り添ってくれる。

どんなサービスなのか。株式会社YOJO Technologiesの辻 裕介さんにお話を伺った。

プロフィール

株式会社YOJO Technologies
辻 裕介

 

セルフケアの支援から受診後のアフターフォローまで。一気通貫で寄り添うオンライン薬局

ーー「YOJO」を一言で言うと?

女性の健康に一生涯に渡って寄り添う、かかりつけオンライン薬局です。

ーーどのような方を対象にしているサービスですか?

生理痛・更年期・妊活をはじめとする不定愁訴にお悩みの女性や、その他にもさまざまな体調不良のお悩みを抱えている女性を対象にしています。主に、20代から50代の女性のお客様にご利用いただいています。

ーーユーザーの使い方を教えてください。

まずLINEをご登録いただき、ご自身のお悩みの症状を選択していただきます。その後、およそ20問の問診にご回答いただくと自動で結果を説明。結果をもとに、薬剤師とチャット上で相談していただき、最終的にお客様それぞれにあった医薬品30日分を定期便で弊社の薬局からご自宅にお届けするという仕組みです。また、届けた後の薬の飲み合わせ・副作用のチェックや基礎体温の記録をもとにした健康状況の確認などアフターフォローも徹底しています。このようにYOJOではセルフケアの支援から受診後のアフターフォローまで医療体験を一気通貫でサポートしています。

ーー取り扱っている薬の種類を教えてください。

現在は、漢方を中心に取り扱っています。生理痛・更年期・妊活などの不定愁訴のお客様から、「漢方を飲みたい」といったニーズを多くいただいているからです。また、サプリの取り扱いも準備中です。

薬剤師×エンジニア YOJOが誇る3つの強み

ーーYOJOの強みを教えてください。

主に3つあります。

1つ目は、独自のCRMツールによって薬剤師が使う管理者画面を内製化している点です。毎月、数万人の単位でお客様がLINE登録をしてくださいますが、そのすべてに薬剤師が対応するのは難しいです。そこで、テックタッチとハイタッチに分類する方法を用いています。相談の悩みが比較的に浅いお客様に対しては、自動の結果説明やBotで対応します。そうすることで、薬剤師が対応すべき専門性の高い質問が抽出できるようになるのです。

2つ目は、お客様から継続的に得られるデータが弊社に蓄積している点です。アルゴリズムがお客様の数が増えれば増えるほど自動的に反映され、適切なサービスが提供できるように仕組まれています。その結果、お客様の体験に合ったメッセージを送れるようになり、治療効果を実感していただきやすくなります。

3つ目は、日本で初めて薬局としてリモートワーク体制を実現している点です。一般的に市販薬は、薬局を開設して薬局に薬剤師が常駐する必要があるため、「オンライン」と謳っていても薬剤師は薬局に出向く必要がありました。それに対して、YOJOではリモートの薬剤師がチャットの下書きを書き、本部にいる薬剤師がチェックして送るという分業体制を取っているため、薬局のリモートワークを実現できています。薬剤師免許を持っているものの、出産や育児のために離職せざるを得なかった薬剤師の方が再び働ける場所として注目いただいています。

 

このように、薬剤師×エンジニアがいるYOJOだからこそお客様とセルフケアの支援から受診後のアフターフォローまで一気通貫でサポートできています。

研修医としての経験から寄り添いを提供することの価値に気づいた

ーーサービスを立ち上げた経緯を教えてください。

研修医として大学病院の総合診療科で外来の診療をしていた時の経験がもとになっています。総合診療科には、他のいろいろなクリニックに行ったものの、悩みが解決しなかった患者さんがいらっしゃいます。そこで、30分ほどじっくりと話を聴いてアドバイスをしてきました。多くの方とお話しする中で、女性の方で特に不定愁訴に悩んでいる方の多さや寄り添いの価値を感じたんです。そこで、寄り添いを提供できる医療機関としてYOJOの立ち上げを決めました。

ーー自社のアプリではなく、「LINE」を用いたきっかけは何ですか?

LINEを利用することで、課題としてあった医療者と患者さんとの距離をより縮められると考えたからです。YOJOのサービスのコアとなる部分は、医療者とのコミュニケーションでした。もちろんアプリの開発も考えましたが、 より親しみやすく両者がコミュニケーションできるツールとしてLINEを選びました。

患者満足度世界一の医療機関を目指して

ーー今後、サービスはどのような進化をしていきますか?

YOJOで全ての医療体験が完結するようなサービスに拡大していきたいです。ひとつの取り組みとして、患者さんがYOJOで薬を一元管理できるように薬のラインナップを増やしていきます。また、コロナ禍の特別措置法によって初回からオンライン服薬指導が許可されたことに伴い、YOJOでは処方薬の取り扱いも開始しました。

このように、適切な薬を適切なタイミングでお届けをして、セルフケアの支援から受診後のアフターフォローまで一気通貫で行っていきます。女性の健康に一生涯に渡って寄り添うかかりつけオンライン薬局を目指します。

ーー目指している世界観を教えてください。

患者満足度世界一の医療機関になることです。
現在は不定愁訴をお持ちのお客様に寄り添いの価値を提供していますが、今後はそのラインナップを増やしていき、あらゆる悩みをお持ちの患者さんに寄り添っていきたいです。

株式会社YOJO Technologiesの「YOJO」が気になった方は以下のリンクまで。

YOJOのサイトへ


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