デザイン制作と一口に言ってもLPやバナー、動画広告をどの場面で使うべきかは分かりにくい。時間やお金など、かけられるコストも有限だ。
株式会社ガラパゴスが提供している「AIR Design」は、LP/バナー/動画広告制作のサブスクリプションサービスだ。最適な場面で最適な広告デザインを制作してくれる。
前回の取材から約1年が経過。サービスの成長について、代表取締役社長の中平健太さんにお話をうかがった。
株式会社ガラパゴス代表取締役社長
中平健太
ーーAIR Designを一言でいうと?
AIとデータを活用して広告デザインのPDCAを高速に回すことで、広告主や広告代理店のROIを最大化させる月額サブスクリプションサービスです。
ーーサービスの強みは何ですか?
ヒアリングシートをもとにLP/バナー/動画をどのように組み合わせてプロモーションするべきか検討するプランニングと同時に、AIを活用したABテストを行うレポーティングを提供していることです。AI/データによる予測によってお客様にとって最適な広告デザインを従来の4倍の速さで提供できています。
ーー競合サービスとの差別化点はありますか?
先行しているクラウドソーシング型のビジネスモデルに対して、AIR DesignはAI型を導入していることが強みです。また、一般的に運用費用含めて1000万円ほどの費用が必要になる広告代理店のサービスと比べ、月額30万円のAIR Designは導入しやすいのではないでしょうか。「月額どれでもプラン」でしたら、デザイン制作に加えてプランニングとレポーティングも提供できます。
ーー前回の取材から約1年経ちました。導入後、各社の実績はどうでしたか?
Air Designを導入した各社でCVRが1.6倍から2.8倍へと改善しました。
ーー他に数字的な成長はありましたか?
9月にサービスを開始してから1年が経ち、160社以上に導入いただきました!また現在、MRRは約4倍に成長しています。
ーー機能面での成長は何ですか?
4月にBanner・8月にはAd Movieをプロダクトリリースしたことに伴い、LPだけではなくバナーや動画広告まで対応できるようになったことです。広告デザインの選択肢が増えたことで、ご利用いただくお客様の幅も広がりました。
加えて現在、CTR等の指標をSaaSの管理画面で可視化できるように開発を進めています。どのように広告の運用が行われているのか、お客様もわかりやすいサービスにしていきたいですね。
ーーこのサービスの今後は?
主に2つの軸で成長していきます。
1つ目は、当サービスのマーケットプレイス「AIR Market」のラインナップ拡充です。現在、AIR Designではオンライン上で顧客の認知から購入までのそれぞれの局面をMovie/Banner/LPで支援しています。今後は、チラシやカタログといったオフラインでも各局面でアプローチできるようにし、ONLINE・OFFLINE・CRMの全てがAIR Designによって完結するようにしていきたいです。
2つ目は、SaaSシステム「AIR View」において顧客基盤を拡大し、BPOを強化することです。現在は月額30万円でサービスを提供していますが、今後はAIR Viewのみでも作成されたデザインを購入できるようにします。また、お客様が月額制を少し休みたい場合はAIR Viewだけ続けていただくことで、チャーンレートを低減できるようにしていきます。
ーー目指す世界観を教えてください。
AIR Designでデザイン産業革命を起こし、関わるすべての人を幸せにすることです。
現在のデザイン業界では、関わる人それぞれが“辛さ”を感じてしまっています。デザインを購入する側は、時間とお金がかかりますし、どれを購入したら良いか分からないですよね。制作側では非効率でアナログな業務が続けられているので、デザイナーの所得はとても低いんです。このような構造をAir Designのテクノロジーとデータで変えて、関わるすべての人を幸せにしていきます。
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