膨大なデータはあるけど、活用の仕方や分析の仕方が分からない、事業がうまくいっていないけれど、そもそも何が問題か分からない…といった悩みは、ないだろうか。
そんな時に頼れる会社がある。セカンドサイト株式会社だ。
セカンドサイト株式会社では、データの分析や活用を通して、課題の発見から解決までを一貫して行うサービスを提供している。
代表取締役社長兼CEO兼CAOの高山博和さんは、金融系のコンサルタントとして働きながら、日本企業のデータ活用方法に課題を感じ、同社を立ち上げた。サービスの提供を通じて、日本を「データ活用の先進国」にすることを目指すそうだ。
セカンドサイト株式会社とは、どんな会社なのか。詳しく見ていこう!
セカンドサイト株式会社 代表取締役社長兼CEO兼CAO
高山博和
ーーどんなサービスを展開していますか?
「アナリティクスコンサルティング」「RED Engine(レッドエンジン)」「SkyFox(スカイフォックス)」の3つが代表的なサービスとなっています。
アナリティクスコンサルティングは、クライアントが抱える課題の発見から分析、AI(深層学習を含む機械学習)モデル構築、導入、運用、課題の解決までを一貫して行うサービスです。
RED Engineは、AIモデルを搭載して高速推論を行うためのAI実行エンジンです。1件ずつリアルタイムに処理を行うオンライン実行機能や複数モデルの並行稼動機能などが搭載されており、AIの処理能力を大幅に高めます。
SkyFoxは、データさえ用意すれば簡単にAIモデルを作成できるサービスです。プログラミングや統計の知識がなくても、データさえあれば誰でもAIモデルを構築できます。
ーー今回は「アナリティクスコンサルティング」について、詳しく伺っていきます。クライアントがこのサービスを導入し、課題を解決するまでの流れについて詳しく教えてください。
プロジェクトが始まったら、初めにヒアリングを行い、解決すべき課題を明らかにします。ここで弊社から、どのように人工知能技術を用いて分析すれば、課題解決につながるのかをご提示させていただきます。その上で、実行判断に移っていただきます。人工知能技術を用いたデータ分析やモデル構築は、基本的に企業様からデータをいただいて行いますが、弊社自体もオープンデータや銀行が持つ、匿名データなどを含めた独自のデータベースを保有しています。
ーー具体的な取組事例はありますか?
全国に100数店舗の小売チェーンを展開されている企業様から在庫管理に関する相談を受け、来店人数予測モデルの導入を提案した事例があります。AIの予測した来店人数に合わせて在庫を適正化することで、各店舗の経営効率を向上させることができました。
ーー競合サービスと比べた強みを教えてください。
コンサルティングファームは、ビジネス的視点からアドバイスできる点では優れていますが、データ分析の分野では、専門企業と比べると一部劣っている部分があります。また、AIベンチャーは、分析技術の開発や特定プロダクトの開発に力を入れていることが多く、ビジネス分野のアドバイスは得意としていません。ビジネスと分析技術、どちらも得意としていることが、他社サービスとの違いになってきます。
また、これまで見えなかった課題を明らかにし、解決までサポートできることも弊社サービスの強みです。弊社には、分析で得られた結果を報告書として提示するだけでなく、AIモデルの導入から課題の解決までをワンストップでサポートできる体制も整えられています。
ーーどのようにして、このサービスが始まったのですか?
私は、もともと金融系のコンサルタントとして働いていたのですが、膨大な量のデータが有効活用されていないことに課題感を持っていました。そんな中、ある金融機関様と仕事をさせて頂いていたときに、金融領域で行われる審査の部分とビジネスや技術的な視点から行うアナリティクスが、とても相性が良いと思い、セカンドサイト株式会社の立ち上げに至りました。そこから現在展開しているサービスが始まったという形です。
ーーこのサービスの今後は?
テーブルデータ解析のみでなく、弊社独自の画像・動画解析技術を活用したサービスを随時展開していきたいと考えています。例えば、写真や動画を撮ることが多いホームセンターや工事会社等では、リアルタイムで特定の物体を認識して、個数を数えること等ができます。また、在庫管理・設備点検等の資産管理作業をAIに代替させることもできるでしょう。
ーー目指す世界観を教えてください。
私が社会人として働き始めてから現在に至るまでの十数年間、日本がデータ分析・活用の領域で、他国にかなり遅れをとっている状況を目の当たりにしてきました。どの企業も豊富なデータを蓄積しているのに、それを有効に活用できていない状態が続いています。
私たちは、アナリティクスという武器を用いて、日本の成長に少しでも貢献していきたいと考えております。幅広い業界に私たちのサービスを展開していくことで、日本を「データ活用の先進国」にできればと思っております。
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