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インタビュー 2021.02.04

子供たちの意志決定をもっと自由に!非認知能力成長支援サービス「Edv Path(エデュパス)」--Edv Future株式会社

学習指導要領の改定によって、2022年から高校の授業に「総合的な探究の時間」が新設される。生徒が主体的に課題を設定し、探究する能力を高めることが目的の授業だが、「まず何から始めたらいいのか分からない」といった悩みを抱える教育関係者は多いだろう。

生徒から取得するデータを一括管理し、授業カリキュラムの組み立てや適切なコーチングの実施をサポートしてくれるサービスがある。

Edv Future株式会社が提供する「Edv Path(エデュパス)」だ。

同社代表の山崎 泰正さんは、社会の評価基準に対する違和感と日本の高等教育に対する課題感をきっかけにこのサービスを立ち上げた。「未来ある子供たちの情報格差をなくして、自ら意志決定できる人を増やす」をミッションとして掲げている。

「Edv Path(エデュパス)」とはどんなサービスなのか。詳しく見ていこう!

プロフィール

Edv Future株式会社 代表取締役

山崎 泰正

生徒の個性や資質をデータで管理し、コーチングプランをレコメンド

ーー「Edv Path(エデュパス)」を一言でいうと?

高校生向けの非認知能力育成支援サービスです。

生徒へのアンケートから取るデータと、日々の取り組みや授業の回答結果を活用し、生徒の進路決定のフォローに役立てることができます。

ーーどうやって利用するのですか?

高等学校の授業に2022年から新設される「総合的な探究の時間」の授業カリキュラムとしてご利用いただけます。また、生徒の個性や資質のデータをまとめて管理することで、授業内のコーチングや生徒へのフォローにご活用いただくことが可能です。

ーーコーチングはどのように実施するのですか?

システム上に状況に応じたプランが自動でレコメンドされるので、そこから取捨選択していただく形です。コーチングの内容は各生徒の成績や性格のデータに基づいており、現状はクラス単位でどのような授業をすべきか、どのような取り組みを行うべきかが分かるようになっています。

ーー利用するメリットを教えてください。

大きく分けて3つのメリットがあります。

1つ目は、授業を円滑に進めることができる点です。現在、「総合的な探究の時間」のカリキュラムは各校が独自で作成しています。政府は思考力・判断力・表現力といった「生きる力」を育むことを目標としていますが、これは比較的抽象的な内容ですよね。そのため、授業をどのように作ったら良いか分からない課題感があるんです。Edv Pathを導入すれば、適切な授業の基盤と方向性を形にすることができます。

2つ目は、大学合格に向けたカリキュラムとしても活用できる点です。大学入学共通テストが始まるなど、大学入試でも「思考力」が評価されるようになってきています。学力向上に直接つながるカリキュラムという位置づけもとれていることが、Edv Pathの強みの1つだと思っています。

3つ目は、今ある教育レベルを下げずに、属人的になっているオペレーションをシステム化できる点です。長年教師をやられている先生もいれば、新しくクラスを受け持つ先生もいると思います。システム化されたデータを活用することで、先生間の情報共有も円滑に進めることができます。

ーー競合サービスはありますか?それとの違いとは?

データを数値化するサービスや、授業カリキュラムを提案するサービスはそれぞれあります。Edv Pathには、複数の客観データを分析に使用している点や、そのデータを基に教材を作成できる点、「総合的な探求の時間」に特化している点において明確な違いがあると考えています。

友人との会話から気づいた自身の課題と「自己肯定感の低さ」がもたらす社会課題の発見

ーーなぜこのサービスを立ち上げたのですか?

きっかけは、実体験から得た気づきと日本の高等教育に対して持つようになった課題感の2つです。

「自分はダメな人間ですか?」と質問されたとき、「はい」と答える日本の高校生は7割もいます。一般的な高校生と同様に、私自身の自己肯定感もとても低かったんです。評価基準が勉強か部活だけしかないと思っていて、そこが特出しているわけでもなかったので。そんな価値観を持っていたので、社会に出てみて、学生時代の評価基準と社会の評価基準が明確に違うところにとても違和感を感じました。

また、ニート・フリーターになりかけて、生きてる意味なんてないと思っていたとき、サッカー選手として活躍する友人に「自分は運良くここまできたから、頑張るという概念はなくて、目の前のことをただやりきっているだけなんだよね」と話をされたこともありました。すべてを才能次第だと決めつける自分の考え方が良くなかったと気づき、社会に出てから感じた評価基準に対する違和感を解消したいと考えるようになったんです。

日本では中卒で70%、高卒で50%、大卒で30%の人が3年以内に新卒で入社した勤め先を辞めると言われています。ここに課題を感じ、高校教育について調べていくうちに、大学進学率はますます増えているものの、「大学4年間をこう過ごしたい」といった目的を持って過ごしている人が少ないことが分かりました。高校を卒業して就職する人も進学する人も、自分の人生の意志決定をできていないんじゃないか、という考えに行き着いたんです。少子高齢化が深刻化していくこれからの時代、一人あたりの労働生産性をどう上げていくかが重要な課題になってくることもあり、まずは高卒時点の意志決定を変えに行くところに注力したいと思っています。

「未来ある子供たちの情報格差をなくして、自ら意志決定できる人を増やす」の実現を目指して

ーーこのサービスの今後は?

今後はパーソナルデータを集め、そのデータを基に信用スコアを作っていきたいと思います。現在の奨学金制度では、基本的に保護者の年収で金額が決まります。学生が自らの能力指数に応じて奨学金を借りられるようにすれば、機会の最大化が実現できるのではないでしょうか。

また、自分と同じようなタイプの人が活躍している職業をレコメンドできる機能を実装したいと考えています。高校生の時点で将来何をしたいか、自分の強みは何なのかを分かる人ってそんなにいないと思うんです。自分の身近にある仕事しか判断できない上に、それぞれ異なる承認欲求を持っている。こうした人間の属性を踏まえた上で、学生が自分に合う職業を見つけ、意志決定しやすい環境を整えていきます。

ーー目指す世界観を教えてください。

「未来ある子供たちの情報格差をなくして、自ら意志決定できる人を増やす」を会社のミッションとして掲げています。

その人なりの生き方で幸福度を追求した結果、社会が豊かになったら素晴らしいですよね。各々が自分の人生で意志決定を続けられる仕組みの基盤として、サービスを提供していきたいです。

「Edv Path(エデュパス)」が気になった方は、以下のリンクまで。

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