読者の皆さんの中にもペットを買っている人は多いのではないだろうか?買っているペットにとって心地の良い環境、楽しいおもちゃ、美味しい食べ物をあげたいという思いはどの飼い主さんも持っていることだろう。しかし、自分のペットがどんな子で、どんなものをあげたらいいのか、どんなことをしてあげたらいいのか見極めるのは難しい。
そこで、飼い主さんどうしで繋がって、「うちの子の幸せ」を追及できるアプリが誕生した。株式会社parnoviが提供する「parnovi(パルノビ)」だ。
parnoviは、ドッグフード等の商品やトリミングサロン等の店舗の口コミが集まるワンコ専用オススメ共有アプリだ。
代表取締役の遠藤玲希央さんは、獣医学部に在学中であるというバックグラウンドを活かし、殺処分等ペット社会の課題を解決しようと同社を立ち上げた。サービスの提供を通じて、倫理的に正しいことをしている飼い主や店舗が報われ、ペットの命が救われる社会を目指すそうだ。
「parnovi」とはどんなサービスなのか。詳しく見ていこう。
株式会社parnovi 代表取締役
遠藤玲希央 氏
ーー「parnovi」を一言でいうと?
ワンコ専用オススメ共有アプリで、ペットサービス探しのコミュニティアプリです。
「みんなで探そう。うちの子のハッピー!」というキャッチコピーを掲げ、コミュニケーションベースでペットの情報を収集できるツールになっています。ドッグフードや日用品のような「商品」から、トリミングサロンやお出かけ先の「店舗」まで、利用者の口コミが投稿され、自分のペットと似たような好みや特徴を持ったペットの飼い主とつながることができます。
ーーアプリの利用方法を教えてください。
利用方法は大きく分けて3つあります。
1点目は、parnoviを通して気になる商品や店舗を検索すること。他の利用者からのクチコミを見ることができるので、自分のペットにとって最適な場所や商品をリアルな声から判断することができます。
2点目は、フィードで流れてくる他の利用者が使っている商品をチェックするという利用方法です。何か気になる商品が特にないときでも、parnoviを眺めていたら知り合いが使っているかわいい、使ってみたい商品を発見できます。知らなかった商品に出会える体験価値は、利用者からご好評いただいています。
3点目は、飼い主がペットにあげたものや、試したもの、行った場所等の記録として利用できる点です。自分のペットの好みや性格を記録できるので、使えば使うほど自分のペットにとって最適な商品やサービスを探し出すことができます。
ーーアプリを利用するメリットを教えてください。
parnoviを利用するメリットは、自分のペットにとって良い飼い主たちが発信でき、連鎖的に他の飼い主さんにもシェアできる点です。
parnoviでは、うちの子の写真のかわいさや写真のうまさが評価されるのではなく、良い飼い主であることが評価されます。正しい知識を持っている、商品についての知識が豊富である飼い主が目立てるコミュニティーアプリです。
「ペットを飼っているからには、良い飼い主でありたい」という飼い主さんのニーズを満たすことができるのが、parnoviの最大の特徴であり、利用者にとってのメリットです。
ーー競合サービスはありますか?
似ているサービスでは、お散歩アプリの中にコミュニティ機能がついているものやInstagramがあげられます。ユーザーが商品を購入する前に見る媒体としては、ドッグフードの食べ比べ記事などの口コミ比較のWEBサイトもあげられますが、完全に競合しているサービスはありません。
ーー競合サービスとの差別化点を教えてください。
他サービスとの差別点は、parnoviがペットに特化したCGM(Consumer Generated Media)である点です。
口コミ比較サイト等にもユーザーの声が寄せられていますが、その中から、自分のペットに最適な情報を見つけ出すのはかなり難しいですよね。
その点、parnoviでは、ペットに特化してリアルなクチコミを集めているので、自分のペットと同じ好みを持っている子や同じ悩みを抱えている子の飼い主さんからの情報にすぐにリーチできるんです。
また、parnoviではコメント機能もつけているので、同じ悩みを持った人と会話を持ち、コミュニティーを作ることができます。つまり、従来のクチコミサイトのように、一方的に書いたレビューを閲覧するだけでなく、レビューから派生した会話が生まれ、新しい繋がりを生み出すこともできるのがparnoviの差別点です。
ーーこのサービスを始めた経緯を教えてください。
もともと、父親が海外転勤の多い仕事であることが影響し、さまざまな国で幼少期を過ごしました。そんな中で。動物と触れ合う機会が多く将来は動物に携わる仕事がしたいと考えるようになったんです。そこで、獣医師免許をもっていれば何かに役立つのではないかと思い、獣医学科のある大学に進学しました。
獣医学科で勉強していくうちに、強く関心を持ったのが、もともと殺処分や悪徳業者などのペット社会の課題です。殺処分に反対したり、悪徳業者を摘発することも大切ですが、「ペットの幸せを一番に考えている」飼い主、商品、店舗の考えを広めていくこともペット社会を明るくしていく方法なのではないかと思ったんです。そこで、良いことをしている飼い主、商品、店舗が報われ、連鎖的に他の飼い主たちも良いことをしようと思える、そんなサービスを作りたいと思い、parnoviを立ち上げました。
ーー苦労した点はありますか?
共に働いてくれるメンバー探し、特にエンジニア探しには苦労しました。
ーーparnoviが犬に特化している理由はありますか?
犬の飼い主は、毎日の散歩などで他の飼い主と会う機会があったり、犬種ごとのコミュニティーの帰属意識が強いなど、コミュニティーへのニーズが高いためです。
猫などの他のペットは散歩がないので飼い主同士のつながりが薄く、コミュニティーが作りづらいので、まだ実装はしていません。しかし、これから犬バージョンが伸びてきたら、猫も含めた他のペットに適応したサービスを作ろうと企画中です。
ーーこのサービスの今後は?
今までは検証を行い、使い続けていただけるサービスになるよう機能改善を重ねてきました。その結果、安定してアプリを使い続けてくださるユーザーが増えています。
今年は、ユーザーを増やすフェーズに入りたいです。1年でユーザー数を2桁万を目指します。
ーー目指す世界観を教えてください。
会社は「頑張っている”いのち”が報われる社会を作る」というビジョンを掲げています。「倫理的に正しいことをしている=頑張っている店舗が社会で評価され、ビジネスを回していける」「正しいことをしている飼い主がお得にサービスを受けられる」など倫理的に正しいことをしている飼い主、店舗が報われる社会的経済的循環を作っていきたいと考えています。その循環により、さらに多くの動物たちの命を救うことにも繋がります。
正しいことをして、うちの子にとっての幸せを見つける飼い主がparnoviを通して連鎖的に繋がれるよう、これからもサービスのアップデートを続けていきます!
「parnovi」が気になった方は、以下のリンクまで。
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