一般的に、部屋を借りる際には不動産会社に行き、立ち会いのもとで内見を行う必要がある。しかし不動産会社の方がいると気を遣ってしまい、内見に集中できないこともあるだろう。
ショウタイム24株式会社が提供する「LEASE24」を利用すれば、借りたい物件、買いたい物件を24時間いつでも自分の予定に合わせて、立ち会いなしで内見することができる。気を遣うことなく、自分のペースで内見が進められ、契約に関する手続きもオンラインで完結できるそうだ。
どんなサービスなのか。代表取締役の市川達也さんにお話を伺った。
ショウタイム24株式会社代表取締役
市川達也
ーー「LEASE24」を一言で言うと?
お部屋を探している方とオーナーを繋げるマッチングサイトです。
ーーどのような方が利用していますか?
お部屋を借りたい方と家を購入したい方にご利用いただいています。
ーーサービスを利用するまでの手順を教えてください。
オーナー・管理会社は、まず初めにスマートロックとIoTの機器を搭載していただきます。その後は、物件を登録していただくとご利用いただけます。LEASE24では、ユーザーの申し込みや予約ごとに通知が来る仕組みなので、登録後はユーザーの利用通知を待つだけです。また、現地にはWebカメラを設置しており、内見の様子をカメラで確認できるので、オーナーは現地に行くことなく内見に対応可能です。
お部屋を借りたいユーザーは、LEASE24のHPや現地に設置している看板のQRコードから会員登録をしていただきます。その後、ご自分の希望日に内見を予約していただきます。予約時間になるとWebサイト上に解錠の画面が表示され、スマートロックが自動で解錠する仕組みです。解錠後はご自分のペースで内見を進めることができます。
ーーユーザーが得られるメリットを教えてください。
直接オーナーとやり取りができる点です。間に仲介会社が入らないので、仲介手数料の支払いや契約手続きといったやりとりも必要ありません。また、一般的な内見は不動産会社に行き、車で送ってもらいながら内見していくと思います。それに対してLEASE24では、不動産会社の立ち会いはなくお客様お一人での内見になるので、時間の許す限りご自分のペースで内見を進められます。
ーーオーナーが得られるメリットは何ですか?
仲介会社が入ることで生じていた広告料や手数料といったあらゆる費用を削減できる点です。また、契約書や手続きにかかる時間をカットできるので、ユーザーに対応できる時間がより増えるのではないでしょうか。また、新型コロナ対策として非対面での内見を実現することが出来ます。
ーーなぜこのサービスを始めようと思ったのですか?
不動産業界において基盤になっている、仲介会社が動かないとオーナーもユーザーも手続きに進めないという構図を変えたいと思ったからです。
ーー以前は何をされていたんですか?
athomeで不動産のポータルサイトを営業をしていました。多くの不動産会社に携わる中で、仲介会社の存在によってユーザーやオーナーが無駄な費用を払ってしまっているという課題を感じました。そこで、仲介会社が果たす役割をシステム化し直接集客できたら、ユーザーやオーナーは無駄な費用を払う必要がなくなるのではないかと考え、LEASE24の開発に至りました。
ーーサービスを立ち上げるにあたって乗り越えた壁はありますか?
仲介業者がユーザーとオーナーの間に入るという、古い慣習が根強く残る不動産業界でITを用いた新しいサービスを受け入れてもらうことに苦労しました。しかし、良くも悪くもコロナ禍になり、業界にも「不動産DX」という言葉が登場し始めたんです。業界内でも、古い慣習を続ける会社とDXに積極的な会社と二極化しはじめているので、弊社のサービスに積極的な会社には全力でサポートを行っています。
ーー今後、サービスはどのような進化をしていきますか?
無人で見ていただくことで、内見に生じる無駄を省き、ユーザーに物件を見るだけでなくそれ以上の体感をしていただけるようにサービスを展開していきます。
また、借りたい人・貸したい人・買いたい人・売りたい人が直接繋がることによって、不動産業界の既得権益を透明化させ、新しいモデルを構築させたいと思います。
ーー目指している世界観・ミッションを教えてください。
ITを使ったサービスを不動産業界に浸透させていき、不動産業界の既得権益を無くしていくことです。LEASE24が不動産業界の新しい風になり、流れを変えていきたいと思います。
ショウタイム24株式会社の「LEASE24」が気になった方は以下のリンクまで。
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