予定調整はめんどくさい。加えて、調整したアポイントの質が低かった時などは、さらに気が滅入る。
そんなことが起こらないようにサポートしてくれるツールが、Niils株式会社の開発したAdjusty(アジャスティ)というサービスだ。
アポイント調整だけでなく、会議の質まで上げてくれるサービスにしていくとのこと。
どんなサービスなのか。詳しく見ていこう。
代表取締役
山口 洋
新卒で人材サービスのアデコ株式会社へ入社。約6年間法人営業に従事。その後ポイントメディアを運営する株式会社ちょびリッチにてインターネット広告の運用、メディア運営などを経験。2016年2月、マサチューセッツ州立大学MBA取得。同年4月、Niils株式会社を設立。
――Adjustyはどんなサービスですか?
Adjustyは「アポイントの時間をより価値のあるものにするための予定調整ツール」です。
アポイントの調整だけでなく、打ち合わせ自体の価値も上げられるようにしていきます。
Adjusty(アジャスティ)の特徴。
機能は随時アップデートしていくとのこと。
――打ち合わせの価値を上げるために、具体的にどんなことができるのですか?
アポイントの調整を簡単にするのはもちろんのこと、その打ち合わせでの会話や決まったこと・決まらなかったことの自動化をしていく予定です。
具体的には、自動議事録のような機能をつけて、打ち合わせの価値をさらに上げていきたいと考えています。
――ユーザーについて教えてください。
想定しているユーザーは営業マンの方ですね。
現在登録してくださっている方の中には、経営者やVC、MRの方もいらっしゃいます。
現在は個人版としてリリースしており、今後は法人向けのサービスとしても展開していきたいです。
――競合を教えてください。
他の予定調整ツールは競合に当たりますね。具体的には、biskettさん、RECEPTIONISTさんなど。プロダクトが目指す世界観としては、Sansanさんかな。
弊社とは、「アポイントの時間をより価値のあるものに」というコンセプトの部分で違いがあります。
――Adjusty開発までの経緯を教えてください。
新卒では、人材サービスのアデコ株式会社に入社しました。
その頃から予定調整がめんどくさいという課題感があって。
個人的には予定調整を送ることは苦ではなかったんですが、アポを受けた時にやり取りが発生するじゃないですか。このやりとりがめんどくさかった。メールでアポイントの依頼を受けた場合、本来はメールを返信して終わりが普通なんですが、タイムラグがあるとやり直しがあったりして。本当にめんどくさいと感じていましたね。
その後博報堂関連のweb制作会社にディレクターとして参加したこともありました。ディレクターの仕事の1つは予定調整です。この時期は社内外の予定調整に苦労していました。
これらの経験がいまのAdjustyの開発のきっかけになっています。
――今後のプロダクトの展望を教えてください
プロダクトとしては、アプリ化や他のSaaS系のサービスとの連携、AIや音声操作の導入で予定調整をさらにスムーズにしていきたいと思っています。
ゆくゆくは企業内の活動を履歴として蓄積して、行動データを取れるようにしていきたい。これができれば、売り上げの成果や決算データを人のアクションに紐づけて、成功と失敗の原因を導きだすことができますよね、成功事例・失敗事例の提供により、企業自体の価値を上げていきたいと思っています。
――Niils株式会社の名前の由来を教えてください。
Niilsは
Numerous(数多くの)
Informative(有益で)
Innovative(革新的で)
Lasting(永続的な)
Services(サービス群)
の頭文字を取ったものです。Niilsの名前にふさわしいサービスを開発して、弊社のミッションである「ボーダーレス社会を実現して、人の幸せを提供する」ことを目指しています。
これからサービスが充実していくAdjusty。これからの進化に期待だ。
取材担当橋本
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