オンラインでのコミュニケーションの重要性が高まってきている。
このような現状で、オンラインでのコミュニケーションを自動化するチャットボットはさらに必要になってくるだろう。
そんなチャットボットを使って法人営業を自動化を進めているツールがある。株式会社チャットブックが開発・運営をしている「ChatBook」だ。
この度、ChatBookに大きなアップデートが行われた。
どんな風に進化したのだろうか。
サービスの概要・アップデートの経緯・今後の展望を合わせて深堀したい。
小島舞子
早稲田大学在学中にC向けサービスやアプリを企画開発する会社を株式会社プライムアゲインを創業。5年間CTO/CFOとして勤め、数十件のウェブやアプリを制作。500万ダウンロードを達成するアプリを制作。CFOとして1億調達し、リクルートへ転職。後に株式会社チャットブックを創業。
――株式会社チャットブックのサービス「ChatBook」について教えてください。
ChatBookは、法人営業を自動化するチャットボットツールです。
現代では、対面で行うコミュニケーションよりも、オンライン上で行われるコミュニケーションが増えてきました。
そのため、ChatBookは、オンライン上でできるアポイントの調整やお客さんのターゲティングなどのロボットでできるコミュニケーションを自動化しています。
テクノロジーで業務の自動化ができれば、人間が行うべき提案やクロージング、市場調査などに時間を使えるようになるんです。
動作イメージ
――アップデートについて教えてください。
機能面でのアップデートは、会話の履歴やスピードから顧客の成熟度を判断して、10点満点でスコアリングをできるようになったことです。
この機能により、営業の人は時間をかけずに、よりスコアの高い人から先にアプローチできるようになりました。
時間をかけずに、効率の良い顧客対応を実現します。
――効率よく、営業を勧められるようになりますね!
今までChatBookは、Salesforceと連携できる機能がありました。今回のアップデートによって、マルケトとの連携もできるようになったんです。
このようなメッセンジャー経由のオートメーションツールで、Salesforceやマルケトと連携しているサービスは、日本で始めてです。
――さまざまなアップデートを行っていらっしゃるんですね!
ChatBookは1年に484回のサービスアップデートを行っています。
それらの取り組みを通して、ChatBookを使って商談に至っていただける数が3000件を達成することができました。
――すごいですね…!どんなユーザーがいらっしゃるのですか?
ユーザーの方は、IT企業でSaaSを扱っている企業が多くなっていますね。
そのほかにも営業部隊のある、人材・不動産・金融業界との親和性が高いサービスです。
会社の規模としては、スタートアップや中小企業の方が多くなっていますね。
――株式会社チャットブックを立ち上げた経緯について教えてください。
私は学生で起業しました。BtoCのアプリを開発していたんです。
それから、リクルートに入社しました。リクルートでは、中小企業だけでなく、大企業でも顧客獲得に苦労していることを知りました。
実際に色々な企業様からお話を伺わせていたところ、同じことを繰り返して説明したり、おなじようなことを繰り返し聞くことがよくあるということだったんです。
そこで、お客さん獲得を簡単で効率的にできるサービスを作ろうと思いました。この想いが株式会社チャットブックを立ち上げたきっかけですね。
――サービスアップデートには、どんなきっかけがあったのですか?
マルケトと連携したきっかけは、マルケトの担当者様がChatBookのサービスを実際に使って流入していただいたのがきっかけです。
そこで弊社のインサイドセールスが対応して、一緒に事業をやろうという流れになりました。
マルケトさんとしても、メッセンジャーというユーザーが多いサービスで、配信の自動化の対応ができていなかったので、どこかとつながって事業をしたいニーズがあったそうです。
――今後のChatBookはどんな風に進化していく予定ですか?
これからオンラインのコミュニケーションは、さらに必要になってくると思っています。
だからこそ、これからはリマインドを送り、モレを無くすような作業を自動化していきたい。
他にも、過去の行動データをもとに、新しい顧客層が来た時に、より受注しやすい方法をレコメンドできるエンジンの開発していこうと思っています。
――目指しているミッションについて教えてください。
営業活動で、進捗のヒアリングなどは、手元の単純作業に陥りがちです。
しかし本来、人は新しくて創造的な仕事をしたいと思うんです。
だからこそ、セールスやマーケティングに関わらず、すべての職種に対応できるツールを開発していきたい。
当たり前で繰り返しの仕事を、ChatBookで自動化していければと思っています。
ChatBookが気になった方は、ぜひサイトもチェックしてみてください!
取材担当橋本
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