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インタビュー 2020.02.24

LINE公式アカウントでの顧客管理や販促を実現――「Liny」ソーシャルデータバンク株式会社

「公式LINEをうまく活用できていない、もっと活用したい…」

「LINEステップ配信やチャットボットで自動化できない…」

「友だちの顧客管理が大変で誰かわからなくなる…」

このように、LINE運用で悩んでいる企業担当者も多いのではないだろうか。

そんな方には、ぜひLinyをオススメしたい。

Linyは、LINE公式アカウントでより成果を出すためのセグメント・マーケティング・オートメーションやCRM、WEBマーケティングツールを標準装備されている。LINEの運用効果を高められるのだ。

Linyはどんなサービスなのだろうか。詳しく見ていこう。

プロフィール

取締役副社長
中塚 幸一

LINE公式アカウントで顧客管理や販促ができるMAツール「Liny」

――Linyについて教えてください。

LinyはLINE公式アカウントで顧客管理や販促ができるMAツールです。

機能は大きくわけて3つあります。

まず、セグメント配信機能です。顧客それぞれの嗜好に合わせた配信ができます。

次に、顧客管理機能です。顧客情報を自動で収集。管理・分析を簡単にします。

3つ目が、自動対応機能です。運用負担を大幅に軽減できます。

これらの機能で、LINE公式アカウントをより便利に運用できるようになります。

――Linyの強みについて教えてください。

Linyの強みは、LINEの中でアプリのようにサービスが提供できる点です。

企業がアプリを0から作ろうとすると、2000万円ほどの予算が必要になることがあります。これだけコストをかけたアプリでも効果を上げるかはわからない。

一方、Linyではマーケティング施策を人々の生活に慣れ親しんだLINE内で提供できます。そのため、より定着しやすいサービス提供が可能です。

――他に強みはありますか?

ほかにも、Linyはマーケター目線で開発されているのは強みです。

そのため、さきほど述べた主要3機能以外にもさまざまな機能が充実しています。

企業によってやりたいことができるようになっていますね。マニアックな手法にも対応できます。

――Linyを使うことでユーザーが得られるメリットについて教えてください。

Linyを使えば、多様な顧客属性を集められます。

また、Linyはマーケティングに特化しています。そのため、LINE内での行動履歴やウェブ検索履歴がわかる点もメリットですね。CRMのデータを蓄積していくこともできます。

これらの情報に基づき、セールスメッセージを1to1で送れることも特徴です。また、顧客の状況に合わせて、リッチメニューの表示方法を変えることもできます。このような顧客ごとに対応ができるのは大きな強みですね。

――顧客ごとに対応を変えられるのは特徴的ですね!

他にも流入経路を特定することもできます。

どこから顧客が入ってきているのかを確認できるんです。この機能により、効果的な媒体とそうでない媒体がわかるようになります。

そのため、効率的なマーケティングができるようになるんです。

――ユーザーの企業について教えてください。

ユーザーはToCの事業を扱っている企業様が多くなっていますね。

最近では、BtoBの事業を扱う企業様も増えてきました。

BtoBの事業では、資料をダウンロードするときなどにLinyをご活用いただいています。従来のメルアポの代替をする形ですね。

従来のメルアポでは、メールが届かないことが多くありました。そのため、多くの企業の方が、LINEで企業同士の連絡を取りたいというニーズがあったんです。

そのため、初回に対面するまでの間、Linyを使ってBtoBのマーケティングを進めることができます。

現在、導入企業数は2500社を超えました。多くの企業にご利用いただいています。

ソーシャルデータバンク株式会社、立ち上げのきっかけとは?

――ソーシャルデータバンク株式会社の立ち上げのきっかけについて教えてください。

ソーシャルデータバンク株式会社の立ち上げには、代表取締役 伊藤との出会いがありました。

伊藤には、Twitterで集客してLINEで受験英語を教えているビジネスを展開する親友がいました。その親友から、LINEの機能を拡張することができないか相談があったんです。

その親友は「LINEの中で生徒の対応を効率化ができない」と悩んでいました。ユーザーである生徒の英語の習熟度はバラバラであるにもかかわらず、LINEは一斉配信しかできなかったんです。これでは、生徒にあった情報を届けることができません。

そこでLINEのAPIが公開されたタイミングで、セグメント機能が生まれました。

――それから機能が追加される経緯はどんなものがあったのでしょうか?

伊藤の親友はその後もLinyの利用を続け、会員が増え1000人を超えたあたりから、学生を管理ができないと悩むようになったそうです。

そこで、伊藤はLinyに顧客管理の機能を追加しました。すると、驚くほど管理と運用の効率化につながったとのことだったのです。

このように、Linyは伊藤の友人を思う心から始まりました。

それから、同じような悩みを持つ人のために、Linyをテスト的に公開。すると、口コミを中心に爆発的にユーザーが増えました。他にも困っている人がいたのでしょう。その力になれてよかったと思っています。

――中塚さんはどんなキャリアなんですか?

私自身はもともとサラリーマンで、インフラ系の会社に勤めていました。

8年間務めた後に、キャリアを生かした営業研修の会社を立ち上げ、東証一部の企業や中小企業の営業パーソン向けに研修を行っていました。

もともと独立志向が強いところがあったんです。そのため、21才の頃は南アフリカ共和国に住んでいた経験もあります。家族も知り合いもいない、ましてや自分のことを誰も知らない国で、どのように生きていけるのか試してみたんです。そこでの生活は、朝は学校に行き、昼はタウンシップと呼ばれる黒人居住区でボランティア活動をしていましたね。夜は、ちょっとしたアルバイトをしていた経験もあります。

機能進化と世界進出。そして、テクノロジーをボーダレス化を目指す

――Liny今後の展望について教えてください。

Linyは、LINEに特化したMAツールとして、確固たるポジションの獲得を目指しています。

現在、MAツールはさまざまな種類があります。それらのMAツールでできることがLINEの中でもできるようにしていきます。

――他に考えている展望はありますか?

今後、Linyはプラットフォーム化して、SaaS化を目指していきます。

ブライダルに特化した機能や不動産に特化した機能など、さまざまな機能を連携できるようにしていきたいですね。

他にも、エスカレーション機能の追加していこうと思います。エスカレーション機能とは、仕事内容によって、対応するスタッフの役職を上位へアプローチしていける機能のことです。1つのアカウントの裏側で、多種多様な人が連携できるようにしていきます。

また、ブラインド機能といいましょうか。運用者の権限の強化も進め、一つの企業の中での違う店舗同士でも内容が見えないようにもしていきたいですね。

――さまざまな機能を追加していくのですね!

ほかにも、世界進出も考えています。

まずは、東アジア圏に展開していきたいですね。すでにタイなどLINEが利用されている国の企業からも問合せを頂いています。

海外にも勝負を仕掛けていきたいですね。

――ミッションについて教えてください

「テクノロジーをボーダレスに」をミッションとしています。

現在、テクノロジーは費用が高く、使いにくい印象がありますよね。一部の特権階級だけが最新技術を使えるイメージすらあります。

そのため、テクノロジーの恩恵を受けていない人は多い。だからこそ、街の店舗や地方の中小企業でも使えるようにしていきたいと考えています。

テクノロジーを使えば、規模の小さい企業でもレバレッジを利かせることができますからね。

今後もテクノロジーのボーダレス化を進めていきます。

Linyのサービスをさらに詳しく知りたい方は、サイトもチェックしてみて欲しい。

サイトへ

編集後記

取材担当橋本

中塚さんの南アフリカに移住されたお話にはしびれました。今後の活躍に期待です!

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投稿者プロフィール

橋本 雅弘
橋本 雅弘
大学では社会福祉学を専攻。現在はStartupTimesのほか、日本最大級のAIメディア「AINOW」でも執筆。学生スタートアップ特化型アクセラレータープログラム「GAKUcelerator」でメンターを勤める。

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