人材教育のコンテンツの代表例といえば、研修だ。しかし、研修の内容の現場再現率はわずか7%。どんなにいい研修講師を呼んでも、忘れたり、迷ったりといった理由で、7%しか現場のパフォーマンスに活かされていない。
研修に代わるOJTも、プレイングマネージャーの増加により、教育クオリティはおろか、教育リソースの確保も難しい状態だ。
この属人的な研修やOJTから脱却し、ビジネスマンの「反復復習」を促すプロダクトがある。 株式会社Giftedが運営する「EGG」だ。
どんなプロダクトなのだろうか。詳しくみていこう。
代表取締役
杉田 恵美
――EGGについて教えてください。
EGGは自動で反復学習を徹底させるEラーニングシステムです。
ハイパフォーマーのノウハウをマニュアル化しています。それだけではありません。学んだ知識が行動に定着するように、繰り返し学習できるようになっています。
――他にプロダクトはありますか?
現在、ロールプレイングをシステム化し、オンラインでロールプレイができるようなシステム「ロープレイヤー」の開発を進めています。
これにより、さらに効率的に行動定着を進めていきたいですね。
――どんなコンテンツがありますか?
コンテンツは「コミュニケーション」に関するものが中心です。
営業マンの新規開拓研修はもちろん、ビジネスマナーやコンプライアンス、情報セキュリティなど各社にカスタマイズして内容を決定しています。
――具体的な活用について教えてください。
具体的な活用シーンとしては、学校や人材業界、保険、不動産、携帯販売、アイドルにまで活用いただいています。
コミュニケーションが重要になる業界が中心です。
――株式会社Giftedを創業した経緯について教えてください。
私は、もともと株式会社リクルートに勤めており、11年間営業を担当しておりました。
そこで感じたのは、業界大手はマニュアル化が徹底されているということ。マニュアル化を進めることで、社員の知識定着を進め、より良い行動を促していました。この仕組みに感銘をうけたんです。
このマニュアル化は中小企業はできていません。マニュアル化を進め、行動定着を促す仕組みを中小企業に提供したい。そう思って、株式会社Giftedを創業しました。
――今後のEGGの展望について教えてください。
現在は、大手企業を中心にサービスを利用していただいていますが、今後は中堅中小企業を中心に提供していきたいと思っています。
――機能的な進化はありますか?
機能的な進化は、行動定着のための「ロープレイヤー」を磨いていきたいと思っています。繰り返し学習のEラーニングと組み合わせていきたいですね。
――株式会社Giftedの目指していることを教えてください。
現場に負担のかかりやすい集合研修をやめることができる企業教育モデルです。 簡単に、安価に、欲しい時にすぐに得られる、さらに気づいたら知識定着行動定着まで出来ているという教育を提供することで、集合研修以上の効果が提供できると体験いただけると嬉しいです。
学校教育やスポーツ業界には一部ありますが、企業教育は、「とりあえず研修」「なんとなくOJT」に頼りすぎですもんね。社会に出ると、繰り返し学習できるものがなくなります。一度やって終わりということが多くなってしまうんです。
そこで、私たちの人材教育を通して、人間しか担えない役割を明確に定義し、最大化していきたいと思っています。
株式会社Giftedの取り組みについて詳しくはサイトをチェックしてみてほしい。
取材担当橋本
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