売れる商品はクオリティが高いものだ。
…本当にそうだろうか?現代においては、クオリティが高いことはもちろんだが、マーケティング能力や資本力がある商品ほど売れる傾向にある。
このような現状では、本当にクオリティの高い商品が評価されないかもしれない。
この課題を解決するためには、リファラルの仕組みが有効だ。
リファラルとは、人から人へ商品が広がっていく仕組みである。
今回は、そんなリファラルの仕組みを取り入れたサービスを開発した企業を紹介したい。
株式会社demmpaだ。どんな企業なのだろうか。詳しく見ていこう。
代表取締役:三井 滉平
――「demmpa(デンパ)」について教えてください。
demmpaは手紙形式のいちおしシェアサービスです。
リファラルで商品を広げていくことができます。
――demmpaのユーザーについて教えてください。
demmpaのユーザーは創り手と伝え手の2者がいます。
創り手というのは、商品やサービスを運営している企業のことです。(ゆくゆくは全企業へ展開予定ですが、現在はECを通じて商品を販売しているブランドオーナー様向けのサービスです。)一方、伝え手は、その商品のお客さん(ファンの人)を指します。
――demmpaの使い方を教えてください。
まず、創り手が商品を登録します。その後、商品購入後のお客さんに対して、登録した商品のURLを添えてメールを送信します。そのURLからお客さんにその商品に関する感想を書いて貰い、SNSに投稿して貰います。
――伝え手のメリットはどんなものがありますか?
伝え手側のメリットはまず、創り手とコミュニケーションが取れることです。
感想を書いてSNSへ投稿すると、自分が好きなブランドのオーナーがその投稿を読み、自分に対して個別でメッセージが届きます。
――創り手のメリットについて教えてください。
既存のお客さんに対して向き合うことで、新しいお客さんを獲得する新たなマーケティング手法なので、今までの労力にプラスで何かが発生することはほとんどありません。
その中で、コアファンと繋がれたり、新規のお客さんを集客できるようになります。
――今の事業に取り組もうと思った理由について教えてください。
世の中の常識を変えるほどの大きなことがやりたいという想いがあったからです。
僕は歴史に残ることとは、世の中の常識や仕組みを変えることだと思っています。そのため事業を始めた当初は、仕組みづくりの代表である「コミュニティづくり」に取り組みました。シェアハウスを運営していたんです。
ただ、不動産業はお金がかかるし、加えて人脈が大切です。僕はそこに対してあまり得意ではなく、世界中にシェアハウスやコワーキングスペースで先を走ってる会社があることを知りました。そこから、やはりテクノロジーを用いなければ無名から世界を変えることは難しいと思い、事業をピポッド。今のサービスに至りました。
――今後の展望について教えてください。
会社としても、常識を再発明すべく事業に取り組んでいきます。
この事業を通して、クオリティで判断される社会を創っていきたいです。
現在、創り手の商品が顧客に届くかどうかはマーケティング能力や資本力に左右されてしまいます。商品のクオリティよりもマーケティング能力で商品の売り上げが決まりかねない。
こういった状況を解決し、クオリティで判断される社会を目指していきます。
サービスについて気になった方はぜひ、サイトをチェックしてみてほしい。
取材担当橋本
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