交通事故や債務整理、労働問題…。法に関する専門知識がなければ解決が難しい問題が発生することは意外に多い。
株式会社アシロが運営するマッチングサイトを活用すれば、各分野を得意とする弁護士をすぐに見つけ、相談・依頼を始めることができる。
代表取締役の中⼭博登さんは、インターネット広告代理事業を展開する中で、法律事務所に劣悪なサービスを提供する業者の多さに課題を感じ、サービスを立ち上げた。「ユーザーが抱える法的な悩みをすぐに解決できるプラットフォーム」を目指し、開発を続けている。
どんなサービスなのか。詳しく見ていこう。
株式会社アシロ 代表取締役
中⼭博登
ーーサービスを一言でいうと?
弁護士と法的な悩みを抱える一般ユーザーのマッチングサイトです。
法律の専門知識を得たり、弁護士に相談・依頼することができる事件特化型ポータルサイト「弁護士ナビシリーズ」をはじめとしたプラットフォームを複数運営しています。
ーーどんな方にどれくらい利用されていますか?
ユーザーが抱えている法的な悩みによってユーザー属性は変化するので、一概には言えませんが、「交通事故弁護士ナビ」や「債務整理ナビ」は、30代-40代前後の男性がメインのターゲットとなっています。
ユニークユーザー数は、弁護士ナビ全体で毎月約400万人です。
ーーサービスには何人くらいの弁護士の方が登録されているのでしょう?
約500社程の法律事務所様や一般企業様とお取引をさせて頂いています。また、事件特化型ポータルサイト「弁護士ナビシリーズ」には1,000件を超える弁護士様の掲載枠数がございます。
ーーユーザーの利用方法を教えてください。
ユーザーが抱える法的な悩みの緊急度の高さによって利用方法は変わってきます。
緊急度が高いユーザーは、弊社メディアから自分に合った弁護士を見つけることができます。サイト上に法律事務所の連絡先が掲載されていますので、すぐに電話やメールで相談・依頼を開始することができます。
緊急度がそこまで高くないユーザーは、掲載されている記事で情報を収集しながら、弁護士に相談する必要があるのかどうかを検証できます。
ーー競合サービスはありますか?
類似サービスはいくつか存在しますし、インターネット上のマーケティングという観点なら、法律事務所で積極的にネットマーケティングを行っていらっしゃる場合は競合になってきます。
ーーどう差別化するのでしょう?
他社サービスとの明確な違いは、顧客をフォローするカスタマーサクセスの専門部署を設置している点にあります。
ご契約後、営業やカスタマーサクセスの担当者から連絡を取らせていただき、満足度の確認を行っています。インターネットメディアとしての質に関する情報はもちろん、想定の範囲内の法律相談が来ているのか、といった情報をヒアリングし、サービス改善につなげています。
また、単一の法律事務所とは収集できるデータの量も質も全く異なります。それらのデータを活用したマーケティング施策の精度とスピードに関して優位性があると考えています。
ーーなぜこのサービスを始めようとしたのですか?
2009年の創業当初からインターネット広告代理事業を進めてきた中で、弁護士業界のネットリテラシーが未成熟だと感じたからです。
インターネットメディアを運用することが今ほど一般的ではなかった当時から、相場に見合わない価格で法律事務所にホームページを売りつけたりする劣悪な業者を多く見てきたんです。弊社には当時、サイトを運営するノウハウがあったわけではなかったのですが、法律事務所向けのマーケティングサービスを行っている他社よりも「正しいこと」ができる自信がありました。
インターネット広告を扱う量が今後も増えていくこの業界で、真に顧客の立場を考えたサービスの提供を続けていきます。
ーーこのサービスの今後は?
「ユーザーが抱える法的な悩みをすぐに解決できるプラットフォーム」として、さらにユーザーの利便性向上を図るとともに、求められているコンテンツの追加を続けていく予定です。
ーー目指す世界観を教えてください。
一つのプロダクトで世界にインパクトを与えるというよりは、多くの事業を展開することで世の中に影響を与えていきます。事業を起こしたそれぞれの領域で、一人ひとりのユーザーを最大限幸せにしていきたいと考えています。
株式会社アシロの「債務整理ナビ」は、以下のリンクまで。
「交通事故弁護士ナビ」はこちら。
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