コロナ禍の影響で仕事や学習がリモートで行われるようになり、新たな出会いの場が大幅に減少した。SNSやマッチングサービスを利用すれば、外出せず手軽に人と繋がることができるが、現実での出会いと比べた”早さ”や”怖さ”に戸惑いを覚える方は少なくないだろう。
株式会社OneSmallStepが提供する「FLAPTALK」は、互いの本音に共感し合った人たちだけと出会えるマッチングプラットフォームだ。共通の価値観を持った人と徐々に繋がっていく、現実と同じような出会いの場を再現している。
代表取締役CEOの西 武史さんは、自らの仲間探しのためにビジネスマッチングサービスを利用し、現実での出会いとの違いに違和感を覚えた経験からこのサービスを立ち上げた。本音を通じて繋がった人たちがコラボレーションを起こし、新たな価値を創造し続ける社会の実現を目指している。
「FLAPTALK」とはどんなサービスなのか。詳しく見ていこう。
株式会社OneSmallStep 代表取締役CEO
西 武史
ーー「FLAPTALK」を一言でいうと?
繋がらないマッチングプラットフォームです。
ーー”繋がらない”ということですが、どうやって利用するのでしょう?
ブラウザで「FLAPTALK」と検索すると出てくるサイトにログインすることで、利用を開始することができます。TwitterやFacebookと同じようにタイムラインがあり、そこに自分の趣味や考えに合った投稿が表示されるので、気に入った投稿に「共感」してください。
従来のSNSとの違いは、フォロー/フォロワーの概念がなく、利用開始直後は投稿者の名前やプロフィールが表示されないことです。ユーザー同士は互いの共感度が上がるにつれて、徐々に相手のプロフィールを閲覧できるようになり、最終的に友達として繋がることができます。友達になった段階で初めてチャットによるメッセージのやり取りを進められるようになります。
ーーまさにリアルな出会いに近い状況ですね。拡散目的の投稿が行われる可能性はないのでしょうか?
投稿に何人が共感したかは、投稿者本人にもわからない仕組みになっています。広告収入を収益の軸としているSNSと異なり、インフルエンサーが存在しません。拡散目的の投稿ではなく、本音を反映した投稿のみが行われる環境が整えられているのです。
ーーどんな方が利用していますか?
ユーザーは主に20~30代の男女です。仕事や育児に対する悩みなど、従来のSNSでは投稿しづらかった本音・悩みを打ち明けたい方や、同じ趣味や考えを持つ仲間と繋がりたい方にご利用いただいています。
ーー他のマッチングプラットフォームとの違いは?
やはり、共感を通じてリアルと同じように繋がっていける点ですね。従来のマッチングサービスでは、素性が知れない相手とのトークがいきなり始まるため、価値観が合わないこともあれば、営業メールが送られてくる、なんてこともあります。共感を重ねたうえで最終的にメッセージを送れるようになる「FLAPTALK」なら、心から理解できる相手と深く繋がることができるでしょう。
ーーサービスを立ち上げた経緯を教えてください
もともとはフリーランスのエンジニア、東京や福岡のベンチャーのCTOとして働いていました。そんな中、一緒に仕事ができる仲間を探すため、ビジネスマッチングサービスの利用を始めたんです。何か人々にとって役立つサービスをリリースしたいとは思っていたのですが、デザインや広報までを1人でこなすには限界があったからです。
でも、利用していたサービスでは、興味アリ・ナシで繋がった相手からいきなりメッセージが届いたり、実際に会ってみたら勧誘だけが目的の方だったりして。インターネット上であらゆる人と出会える仕組みには大きな可能性を感じましたが、現実での出会いとの違いに違和感を感じました。この課題感から立ち上げたのが、なかなか”繋がらない”マッチングプラットフォーム「FLAPTALK」なんです。
ーー自らの仲間探しがきっかけだったのですね。サービスの構想はいつ頃考えついたのですか?
サービスの構想自体は6年前からありました。日頃の不安や悩みに共感してくれる人は、誰もが必要としています。現実と同じように安全な距離を保ちながらも相手のことを少しずつ知っていける仕組みこそが、インターネット上でも求められているのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの流行に伴い、大学生やビジネスパーソンを中心に新しい出会いの機会が⼤幅に減少しています。そんな方たちに新たな繋がりをつくり、本音を打ち明けられる場としてサービスをご利用いただきたいです。
ーーこのサービスの今後は?
まずは、従来のSNSでは実現できなかった出会いを届けるマッチングサービスとして、国内市場で広く利用されるように展開していきます。ゆくゆくはTwitterやFacebookのように、世界中の人々が集まるサービスにしたいです。
また、誹謗中傷や炎上、承認欲求を満たすためだけに行われる投稿などのSNSが抱える課題を解決しつつ、利用者がサービスに依存しない環境も整備していきます。利用時間に制限を設け、投稿・共感をするごとにその時間が減るようにすれば、共感という行為には重みが生まれ、相手を傷つけるような投稿は行われなくなるかもしれません。
ふらっと立ち寄ったバーで、たまたま隣の席になった人と話したら共通の趣味が見つかった、みたいな体験を提供できたら面白いですよね。
ーー目指す世界観はありますか?
本音を通じて繋がった人たちがコラボレーションを起こし、新たな価値を創造し続ける社会です。
今後、働き方や企業の在り方が変化していく中で、同じ思いを持った人同士が所属する組織に関わらず繋がり、何かを生み出す動きが広まっていくと思います。FLAPTALKを共に一歩踏み出す仲間が欲しい人が集まり、価値を生み出す場にしていきたいですね。
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