ECサイトや予約管理システムなどの開発や運用に取り組みたいけど、「コストが高い」「時間がかかる」といった悩みを抱えている、企業の担当者も多いのではないだろうか?そこで、企業におけるデジタルの問題をトータルで解決しながら、業界に新たな風を吹き込む企業がある。
株式会社ハニーベアーズだ。シンガポールを拠点に置き、その国際的な土地柄を利用して、世界中から優秀なエンジニアをアサインできる。また、世界中のプロと日本の企業を繋ぐ上でハードルとなっている言語の壁も、優秀なスタッフが仲介に入ることで従来よりスムーズなコミュニケーションと開発を支援している。
CEOの神谷智子さんは、自身が中小企業の立場になって分かったデジタル開発の課題感と、世界と日本とのギャップを目の当たりにしたことから起業した。サービスの提供を通じて、「日本だけでなく世界中の人をデジタルで幸せにする」ことを目指すそうだ。
「株式会社ハニーベアーズ」とはどんな会社なのか。詳しく見ていこう!
株式会社ハニーベアーズ CEO
神谷智子
ーー「株式会社ハニーベアーズ」を一言でいうと?
「デジタルのあったらいいなを全てカタチに」する、シンガポール発のシステム開発・データ分析会社です。
シンガポールという土地を利用し、日本も含めた世界中の優秀な人材をアサインすることや全ての工程をフルリモートで行うことにより、システム開発の「上手い・早い・安い」の実現を目指しています。
ーーどのような方が利用されていますか?
日本の中小企業のDXの底上げをすることが使命なので、中小企業のクライアント様が多いのですが、最近では大企業ともお取引をさせていただく機会が増えてきました。
コスト面の課題や何から始めたら良いのか分からないといったお悩みに寄り添い、ECサイトなどのデジタル開発から、マーケティング分析やPRの運用までトータルでコンサルティングを行っています。
海外のエンジニアということでコミュニケーションに関して不安に思う方も少なくないと思います。しかし、日本語がきちんと話せるスタッフが間に入るので、企業側も安心して高クオリティのサービスを受けることができます。
ーー利用するメリットを教えてください。
ウェブサイト制作から、営業管理ツール開発・インフラ開発、アプリ開発など、デジタル関連では全てに対応できることと、顧客のデータ分析に強いことがメリットとして挙げられます。
世界中の特定の分野に長けた優秀なエンジニアをアサインすることで、どんな開発内容でも基本的に対応することができます。また、マーケティングで有名な米系企業で働くマーケティング部長と市場調査部長が、ファウンダーとしてサポートしてくれるので、そこでのマーケティング戦略やデータ分析・AI活用スキルを活かしたご提案をすることが可能です。ニーズがあるお客様にはデータから読み取る事業戦略や、消費者の嗜好・ニーズ・トレンドの調査分析なども実施させていただきます。
ーー競合サービスとの違いを教えてください。
違いは大きく3つあります。
1つ目はトータルでサポートできる点です。メリットのところでもお話した通り、私たちはデジタル開発だけでなく、その後のマーケティング戦略やデータ分析・PRの点までもお手伝いできることが強みの一つです。
2つ目は大がかりな開発をしたい場合でも要望を実現しやすい点です。私たちは自社のエンジニアを派遣するのではなく、業務委託という形をとっています。そのため、世界中どこからでも優秀なエンジニアを探してくることができます。また、アサインできるエンジニアの母数が多いので、網羅している分野も広く、比較的大がかりな開発でもお客様のご要望通りに開発や分析をできるところが他社様とは違う点だと言えます。
3つ目は海外のサービスを素早く日本で活用できる点です。ECサイトでいうとShopifyなどの海外で主流となっているサービスもたくさんありますが、言語の壁によって日本では利用しづらいという問題があると思っています。その点、弊社では英語堪能な弊社スタッフが仲介として企業とエンジニアの間をとりもつので、スムーズで心地よいコミュニケーションとスケジュール管理を実現しました。
ーー会社を立ち上げられた経緯について教えてください。
はじめは大手広告代理店で、お客様とパートナー開発会社をつなぐ営業として働いており、その中でWeb開発のディレクションもしていました。このときはお金のことは全く気にしていなくて。そんなときに主人の1回目のシンガポールへの転勤が決まり、その会社を辞めました。その後、日本に戻ってきたときに家業の病院経営の一環として老人ホームを立ち上げることになり、そこの施設長を任されたんです。新しい老人ホームなのでHPの開発や集客方法の模索など今までのキャリアでは当たり前だったことを山のようにこなさないといけない日々が続きました。中小企業の立場になって初めて、デジタル開発の難しさを身を持って実感しました。ネットで調べてもエンジニアや業者はたくさんありすぎてどれがいいのかわからない、かといって安いサービスでは信用ならない気がして不安…と結局何がいいかわからなくなってしまったんですね。このときに、同じように悩んでいる中小企業の方がいるんじゃないかなと思ったんです。
その後、スタートアップ企業へ転職をしてシニア向けのデバイス開発を始めました。エンジニアを探して依頼しなくてはならなかったのですが、依頼をしたらスタートアップではまかないきれないほどの金額で、とても時間がかかるスケジュールだったんです。このことが原因でやりたい事業ができなくて、デジタル開発への不満や課題を感じました。そのときに、主人の2回目のシンガポールへの転勤が決まり、再び移住することになって。そこで、デジタル開発について現地の人と話していると、同じような依頼がコストも時間もかけずにできるという世界の基準を発見しました。この環境なら日本のDXのお手伝いができるのではないかと思ったことと、シンガポールにいるインド人のテクニカルアドバイザーがこの思いに共感してくれたこともあり、起業しました。現在もシンガポールを拠点にして、まずは日本の中小企業のDX底上げを第一の目標として仕事をしています。
ーーこのサービスの今後は?
弊社独自のサービスを創りたいと思っています。現在は、スタートアップということもあり事例がないとお客様は不安だと思うのでまずは基盤を固めた上でサービスの開発と提供をしたいですね。CMS開発などもさせていただきましたが、中小企業の場合、特にお客様とのコミュニケーションが本当に大切だと思うので、今後もお客様の立場を考えた密なコミュニケーションを弊社の強みとして活かしていきたいです。
また、将来的にはデジタル会社の「ユニクロ」のような企業になりたいと思っています。ユニクロが小さな地方企業から大企業に成長した裏には「みんなが納得のいく価格で良いクオリティ」ということが理由の一つだと思うんです。これはデジタル業界でも通じることですし、安いなら試してみようとなるような、デジタル業界の考えを変える新たな風を吹き込みたいと思っています。
ーー目指す世界観を教えてください。
「デジタルのあったらいいなを 全てカタチに。」というコンセプトを掲げて、日本だけでなく世界中の人をデジタルの力で幸せにしたいと思っています。
ものすごい速度で変容しているデジタル業界ですが、その流れに乗って開発をしながら皆様の笑顔を作ったり、生活を豊かに、便利にしていきたいですね。
また、ダイバーシティ&インクルージョンを大切する環境作りを会社として目指しています。みんなが尊重し合い平等で、無理なく楽しく仕事ができる働き方革命を起こしたいです。
家庭のさまざまな事情で会社に通えない方が多くいると思います。スキルがあるのに事情があって思うように働けない方々に対して、世界中どこにいても仕事をして結果を出していただくリモートワークプロ集団を作っていく。ママやパパ、年齢や性別を気にすることなく働くことができる。ダイバーシティ&インクルージョンを意識した働き方改革を行って、デジタル業界だけでなく、その他多くの業界へも、この新しい働き方を浸透させていきたいと思っています。
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