現在もまだ収束する気配のない新型コロナウイルスの流行。コロナ禍に伴い、テレワークを初めて導入した企業も多いのではないだろうか。だが、現場ではコミュニケーション不足や労働時間の管理など、課題が浮き彫りになりつつある。
そんな課題を抱える企業に導入してほしいサービスがある。
冒険社プラコレが提供する「Remorks(リモークス)」だ。2015年の創業当時からWeb上に本社を置き、テレワークを導入してきたことで見つけた課題を解決するためにサービスを立ち上げたという。
「Remorks」とはどんなサービスなのか。詳しく見ていこう。
冒険社プラコレ
田辺 梓 打訳美由
ーー「Remorks」を一言でいうと?
テレワークの活性化ツールです。
新型コロナウイルスの流行に伴い、テレワークが当たり前になってきた中で、テレワーク活性化のお手伝いをさせていただきたいと思っています。
ーーどういった企業に向けたサービスですか?
在宅やオフィスへの出勤の両方を採用している企業、サテライトオフィスなど各地に他拠点を設置している企業、オール在宅で行っている企業などの、さまざまなテレワークのスタイルをもっている企業に向けたサービスです。
ーー利用するメリットを教えてください。
「社員とのコミュニケーションが取りづらい」「労働時間の申告が適正かどうかの確認が難しい」「勤怠管理が難しい」などといった、テレワークを導入することで発生しがちな課題を解決できることです。
ーー具体的にはどのような機能がありますか?
大きく分けて4つの機能があります。
1つ目は、音声会話機能です。ボタンを押すと、その場でメンバーとの会話が始まります。ZoomやMicrosoft Teamsなどといったきちんとした通話ツールではなく、オフィスに出社している人に声をかけるような、ビデオ通話をするまでもないちょっとしたコミュニケーションを図れる機能です。
2つ目はコミュニケーション機能です。出退勤を打刻するときにTo doや日報を送ることができ、そこでチームメンバーからコメントやアドバイス、評価などを受け取ることができるので、社員同士のノウハウの共有やコミュニケーションの活性化に繋がります。また、「今度ランチ行きましょう」といったメッセージから始まる気軽なコミュニケーションを取ることもできます。
3つ目は位置情報機能です。出勤したメンバーがアイコンで表示されるようになっているので、誰がどこのオフィスにいるのか、お休みなのか、休憩中なのかなどが一目で分かります。また、スマホアプリ限定ですが、マップでメンバーの位置が共有できる機能も搭載しています。マップ上にメンバーのアイコンが表示されるので、例えば営業の方がどこへ移動しているのかなどを把握することができるでしょう。
4つ目は勤怠管理機能です。出退勤の管理はもちろん、メンバーがどのくらい休憩や残業をしているかなども管理できます。
ーー競合サービスはありますか?それとの違いは何でしょう?
先ほど説明した4つの機能それぞれに特化したサービスはたくさんありますが、Remorksはこうした機能をすべて一つのツールにまとめており、どのようなニーズにも対応できることを大きな強みとしています。
また、最近は「Zoom疲れ」という言葉も耳にします。ビデオ通話をするまでもないちょっとしたコミュニケーションが不足している会社も多いと思いますので、Remorks独自の音声会話機能をぜひご利用いただきたいですね。
ーーサービスを立ち上げた経緯について教えてください。
弊社は創業した2015年からWebを本社として、「オンラインで繋がりながら、オフラインでは自由な場所で働く」という働き方の多様性を重視してきた会社です。そのため、リモートワークが一般的になる前から5年ほど実践し続けてきましたし、リモートワークの実践で浮上しがちな課題に数多く直面してきました。そういった課題を解決して、リモートワークで働く会社を増やしていきたいという思いからRemorksの開発に至りました。
ーー新型コロナウイルスが流行する前から計画されていたのですか?
はい。「リモートワークの不便な点を解決するためのツールがあるといいよね」と開発を進めていたところで新型コロナウイルスが流行し、リモートワークの導入にたくさんの企業が困っていると耳にしました。それなら、社外に公開して弊社のようにテレワークを豊かに実践する会社を増やしていきたいと思い、リリースに至りました。
ーーこのサービスの今後は?
まずは、β版として社外にローンチし、導入社数を増やしてフィードバックをいただきながら、サービスをさらにブラッシュアップしていきたいと思っています。
ーー目指す世界観を教えてください。
今後はRemorksを仮想オフィスとして開発し、リモートワークとオフィスワークという区分をなくし、「実際に出勤しているよりも出勤している」ような体験を提供したいと思っています。
このツールは世界中のどこからでも利用できます。日本だけでなく、世界中どこにいても出勤できる未来を創って、人々の自由な働き方を促進していきたいです。
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