Yuichi Miyazaki
楽天でインターネット広告事業へ携わった後、ホテル向けDynamic Pricing事業を展開する空へ転職。情報収集の自動化や分析、AI・旅行業界での経験を積み、2018年10月にAVA Intelligenceを創業。
ーどのようなサービスか教えてください。
一言で言うと「質問に答えるだけでAIがいきたい場所を提案してくれるサービス」です。旅行先を決める際に旅行会社に行ったり、ガイドブックを読んだり、ネットでいろいろ検索したりする手間を省くことができます。1分程度の簡単な質問を答えるだけで、AIが分析し、複数のオプションを提案してくれます。旅行先が決まったら、観光スポットの情報を提案してくれて、ホテルなどの予約サイトに飛ぶこともできます。提案先は海外都市100以上あります。
ーユーザーについて教えてください。
20代後半から30代前半の方、男女ともに使っていただいています。カップル旅行、一人旅行、用途は様々です。
ー競合について教えてください。
旅行相談窓口がユーザーからしたら同じような事業に思われるのですが、今後提携なども考えており、協業相手にもなり得ますね。その中でも、我々のサービスは、AIを使って1分程度の質問で瞬時に旅行先・観光地を提案をできるところが強みです。
ー会社設立の経緯を教えてください。
私が元々、年に2~3回行くほど海外旅行が大好きで、プラン立てるのも好きでした。その中で、旅行前のメタサーチを利用しているときに、インターネット上の情報量の多さに、逆に不便さを感じました。その時、多い情報の中で自分に合ったものを見つけられるサービスがあるといいな、と思ったのがきっかけです。前職にいた頃に旅行業界の課題を解決していった経験を糧に、今独立してやっています。
ーAIが旅行計画をすべて立ててくれるのでしょうか?
前職で働いていた頃、AIは完全に人に置き換わることはなく、一部となって人と協調して行くんだなと感じました。なので、今のサービスも全てをAIに任せることはせず、あくまでAIが提案し、人が最終判断するという形で人とAIの調和を軸に行なっています。
ー前職時代が、今の事業の大きな基礎をつくりあげたんですね。
ー今後のサービスの展望について教えてください。
直近一年間の目標は、海外だけでなく、国内も含めて提案先を増やして行くことです。旅行予約サイトとの提携を増やして、提案先の幅と質を整えていく予定です。
ーそこから先の将来像はありますか?
今後は旅行の提案だけでなく、ジャンルを広げて様々なことも提案していきたいです。始めは旅行に関連したものから始めていき、徐々にジャンルを広げていくつもりです。お客様の旅行中の外食データ等をもとに日常生活でのレストラン提案などもしていけたらと考えています。旅行の際は海外保険にも加入するので、企業と連携して保険も提案していけたらいいですね。データ収集・選別をAIがしてくれるしくみ作っていきたいです。
AI旅行提案サービス「AVA Travel」の今後に注目です!
編集後記
取材担当大野
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