佐藤 康雄
Yasuo Sato
Allganize Japan株式会社 代表取締役
京都コンピュータ学院/大学院 客員講師
・大学卒業後、Yahoo! JAPAN、楽天、nifty等に在籍し、一貫して、新規事業の立ち上げ、事業マネジメントを担当。
・社会人学生としてMBA取得後、2010年よりスタートアップ領域でのチャレンジを開始。
・2013年、韓国5Rocks社の日本代表。2014年に同事業を米国Tapjoy社に売却。売却後、Tapjoy Japan 執行役員、顧問。
・2017年、AIソリューションを提供する「Allganize社」を仲間とサンフランシスコにて設立。日本法人を設立し、現職。
ーどのようなサービスか教えてください。
「Allganize」は、日米韓を中心にグローバルで”自然言語理解AIソリューション“ を提供しています。現代に挑戦を続ける企業様はAI時代に活かせる資産を既に保持していながら、上手に活用できていません。「Allganize」がこの課題を解決し、AI時代における一層の進化、事業拡大を支援しています。ソリューションの種類は10種類に渡ります。
▼様々なソリューション
例えば「Alli(アリィ)」というAIチャットボットは、お客さまに負担をかけない、「最小限のデータ準備」と「自動トレーニング」で、複雑な自由入力の自然言語を理解し、FAQ自動応答を実現します。
ー大手企業との取り組みも進んでいるとか。
直近の例では、J-POWER様は発電所を運営していますが、運営レポートをAIに学ばせることで、AIスマートサーチの実現を目指しています。
ーサービスを利用する顧客について教えてください。
大手企業様が主に利用していますね。国内企業に限らず、海外のSK telecom様やLG U+様などにもご利用いただいています。情報流通がたくさんある会社様とは特に様々なお取引をさせていただいています。
ー競合について教えてください。
IBM Watsonさんなど競合にあげていただく機会が多いです。我々はAI精度の高さや導入・運用の容易さ、コストパフォーマンスなどで評価をいただき、ご契約を頂戴しています。
ーサービスを始めたきっかけを教えてください。
以前、Allganize米国CEOの人間と、5Rocks(ファイブロックス、本社韓国)という別のスタートアップをやっていました。アプリ向けのアナリティクス、マーケティングツールでしたが、5-6年前の当時から、現在のAIモデルにつながるような様々な予測モデルをつくっていたんです。
この会社自体は、2014年に米国企業に事業売却をしたんですが、その後、AIモデルを構築する環境が整ってきて、当時からやりたいと考えていた様々なことにもチャレンジできる環境になってきたと考え、2年前に現在のAllganizeをスタートしています。
ー今後のサービスの展望について教えてください。
AIはここから10年、20年と進化を続けていくため、会社としてはここから長期的にやっていきたいと思っています。これから先も進化し続けるAIにできることは無限にありますので。
ーその先の展望はありますか?
AIできることの幅を広げること、そして一層のグローバル展開を行っていきたいと考えています。グローバルでの先端技術、事例を日本の企業様にお届けすることもやり続けていきたいですね。
ー自然言語理解AIソリューション「Allganize(オルガナイズ)」の今後に注目ですね。
編集後記
取材担当大野
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