「入社5年目、今の職場には満足していないけど、自分が何に悩んでいるのかがわからないから転職先がわからない。」「年金など将来のことについて不安がある。」
現代の日本においてそんな漠然とした不安や悩みを抱えている人は多いのではないだろうか。
しかし、そんな話を職場で話すことなんてできるわけがない。職場の人が、こういう転職先がいいんじゃない?なんて言ってくれないし、そもそも転職したい、と一言言えば怪訝な顔をされて終わるだろう。
友達や家族は相談相手にはなるが、状況をわかっているわけではないため、「最後は自分次第だよ」なんて言われるのがオチだ。それに、「転職先の会社で本当に合うのか」、「入社はできたがもやもやしている」など、転職前から転職後まで悩みは尽きない。
そこで、相談したい人と、その相談内容に関して知識や経験のある悩みを聞きたい人、いわゆる社外の「先輩」をマッチングさせるサービスがある。OSUMITSUKIだ。転職する前から、転職活動、そして転職後の教育まで全て一本化することによって、より効率的に転職活動をすることができるようになる。OSUMITSUKIについて詳しく見ていきたい。
鹿野翔太
新卒で株式会社光通信に入社 営業を3年した後、株式会社リクルートキャリアに入社。 人材エージェントとして勤務し、IT系のスタートアップ、ベンチャーを中心に支援。 社内起案(RING)で株式会社リクルートホールディングスを兼務して新規事業の立ち上げを行っていた。
一言で言えば、相談したい人と、悩みを聞いてあげたい人をマッチングする新しい転職支援サービスです。社会の中で自分のロールモデルである「先輩」を探して、悩みに寄り添ってくれる、より具体的なアドバイスをくれる、そんな繋がり作りをサポートしていきます。
また、相談の中で相談者のパーソナリティを情報化することにより、転職後、企業側の教育に活かすことができると考えています。
キャリア相談から転職後の教育までをOSUMITSUKIの利用によって効率化できます。
相談者はこのサービス上で自分の状況をわかってくれる社外の「先輩」に仕事で悩んだり、困ったりしていることを相談することができます。
最近、今すぐ転職したいわけではないけれど、転職サービスに登録している、と言う転職潜在層に属している人が増えています。転職潜在層の悩みの原因は、「将来の自分の姿が想像できない」「自分のやりたいことがわからない」なんです。そういった「悩みを誰に話せばいいかわからない人たち」にこのサービスを利用してもらいたいと思っています。
また、「先輩」との悩み相談を経て、相談者の本音が明確になります。したがって、スカウトをしてくる企業も相談者の経歴ではなく、やりたいことや本音に合わせてスカウトをかけてくるようになります。なので、企業との面接の緊張感をなくし、相談者の転職活動がよりスムーズになります。
ちなみに、この報酬は相談者から支払われるのではないので、あくまでも相談者は無料でこのサービスを利用することができます。
相談に乗ることで金銭的報酬を得ることができます。
実は相談に乗りたい人って結構多いんですよね。実際、そういう人たちってもう人の相談に乗ってます。でもほとんどの場合、相談に乗りっぱなしで終わってしまうんです。
OSUMITSUKIを使えば、悩みを聞いてくれた人自ら入社後のフォローもできますし、金銭的報酬もあるので副業としても成り立ちます。
入社後一ヶ月後から三ヶ月間、相談を聞いてくれた社外の「先輩」がフォローアップに入ります。隔週一回、時間を作って引き続き悩みを聞いてくれます。
また、相談から転職活動、そして転職後までで蓄積された相談者のパーソナリティに関する情報、特に「本音」を転職先の企業に提供します。結果、企業側は、その人にあったより具体的な教育方針を打ち出すことができるようになりますね。金銭面でも、OSUMITSUKIが採用を担っていることになりますので、企業側はその分の予算を人材教育へ回せるようになるわけです。
ですので、相談者だけでなく、企業側も新入社員に対して、より効率的にマネージメントができるようになるのです。
経歴重視ではなく、求職者のパーソナリティに寄り添った採用サービスを立ち上げようと思ったからです。
実は私も転職経験があり、その時に誰も相談相手がおらず「何をしていいのか」とても困ったんです。なんとか転職サービスを利用しましたが、紹介された職種に関して今考え直すと「なぜ紹介したんだろうか?」という疑問を感じます。
なぜそうなってしまうかというと理由は二つ。一つは採用サービスは経歴重視で、求職者の本音を把握できないから。求職者のやりたいことと、その人の経歴は必ずしも一致しているわけではありません。
もう一つは転職者の知識不足。転職市場では知識が「求職者<企業(人材企業)」となることが多く、情報の観点で非常に不利なのが現状です。
そこで、求職者の本音重視のもっと求職者に寄り添う採用サービスを展開しようと思い、PortRay株式会社を立ち上げました。
私が最終的に目指しているのは、日本に新しい採用と人材教育のインフラを作ることです。
現在、日本では採用費がかなり高くついてしまい、その後の人材教育費(アメリカの1/20程度)が少なくなっている状況です。そのため、研修が形式だけのものになってしまって、結局人材が育たないことが多々あります。
それに、人によってキャチアップの速度も個人差がありますから、人材教育はもっとお金かけてもいいはずなんです。
OSUMITSUKIは、採用にかかる費用を削減することで教育費へとお金を回すことが可能になります。したがって、もっともっといい人材が育つことになり、結果的に日本全体のボトムアップにつながると思っています。
また、相談者のデータがある程度たまったら、入社後のフォローアップはAIを導入してデジタル化しようと考えています。
OSUMITSUKIが気になった方はこちらへ!
現在、PortRay株式会社では、YouTubeの動画作成のために企画、撮影のお手伝いをしてくれるインターンを募集しています。
YouTube チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCAJQUo9hpOetiKXyxhBxV8A/about
企業のビジョンに興味がある方、共感いただいた方はぜひご連絡ください。
取材担当廣瀬
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