新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務になったという読者も多いのではないだろうか。職場にいけば、顔を合わせて何気ない話ができたのに、在宅勤務ではパソコンを閉じれば業務終了。孤独感を感じることが多くなったり、目標がなかなか明確化せず、モチベーションが上がらない人もいるだろう。
従業員の目標をオンラインで共有し、モチベーション向上につなげてくれるサービスがある。
株式会社アジャイルHRの1on1navi(ワンオンワンナビ)だ。
1on1naviには社内やチーム内での目標共有に加えて、その目標や成果に対してのフィードバックをオンラインでできる機能も実装されている。どの機能もWeb上かアプリで利用できるので、直接顔を合わせて話をしなくても簡単にコミュニケーションを取ることができるそうだ。
今回はそんな1on1naviについて詳しく見ていこう。
松丘啓司
1986年 東京大学法学部卒業。アクセンチュア入社。1992年人と組織の変革を支援するチェンジマネジメントサービスの立ち上げに参画。以後、一貫して人材・組織変革のコンサルティングに従事。1997年 同社パートナー昇進。以後、ヒューマンパフォーマンスサービスライン統括パートナー、エグゼクティブコミッティメンバーを歴任。2005年 企業の人材・組織変革を支援するエム・アイ・アソシエイツ株式会社を設立し、代表取締役に就任(現任)。2018年 パフォーマンスマネジメントを支援するスマートフォンアプリ「1on1navi」をリリース後、株式会社アジャイルHRを設立し代表取締役に就任し、日本企業のパフォーマンスマネジメント変革の支援をミッションとして活動 。
—1on1naviとは一言で言うとどのようなサービスでしょうか?
1on1naviは企業で働く人の働きがいを高めてパフォーマンス、成果、生産性向上を支援するサービスです。
—1on1naviでは具体的にどのようなことができるのでしょうか?
主な機能は大きく分けてOKRと1on1の2点です。
OKRは会社や仕事のチーム全体の目標に沿って、従業員1人1人がどのようなゴールを掲げているのかが一目でわかるコミュニケーションツールです。従来の目標管理方法だと、上司から部下へこれをやりなさい、と目標やゴールが一方的に設定されてしまうことが多いのですが、1on1naviでは従業員一人ひとりが自ら目標を設定します。チーム全体の目標や他の従業員の目標が見える化されるので、自分がどのように貢献しているか明確になり、1人1人のモチベーション向上につながります。
1on1は一言で言えば個々の従業員のパフォーマンスを支援するためのSNSのようなコミュニケーションツールです。オフラインでの面談をしなくても、Web上かアプリで上司と部下が頻繁に対話することができます。オンラインだからこそ、素早いフィードバックができ、効率性の向上にもつなげられるのです。
—強みはなんですか?
OKRと1on1どちらもの機能を備えている点です。この2つの機能を兼ね備えることでマネジメントの効率化だけでなく、従業員のモチベーションの向上にも効果的なサービスとなっています。
また、弊社では、サービスをより効果的に使うためのワークショプや研修も開催しています。ツールだけでなく、変化への支援も合わせて提供している点も強みです。
—1on1naviを始めたきっかけはなんですか?
きっかけは何十年も日本の人材マネジメントに接してきて感じたソリューションの不明確さです。変化の必要性は多くの企業がわかっているのに、どのように変わっていけばいいのかソリューションがわからない企業がとても多かったんです。
人材マネジメントをどのように変えていけばいいのかを世の中に発信していくことが必要なんだ、と思い、1on1とは一体なんなのかきちんと説明したような本を書いたり、いろいろ試行錯誤していました。
そこで行き着いたのが1on1naviです。発信するだけでなく、実際にツールを組織の中に取り込んでソリューションを定着させるために、従業員の目標共有とモチベーション向上のためのサービスをリリースしました。
—今後サービスはどんな進化をしていきますか?
他の人のOKRを探せるような検索機能の追加や、グローバル企業向けに外国語への翻訳などを企画しています。
また、利用者のデータをもとにどのように変化が起きているかなどのデータ分析も行う予定です。世の中の変化を見てちょっと先取りしながらサービスに実装していきます。
—ミッションを教えてください!
ミッションは「日本企業のパフォーマンスマネジメントを支援する」です。日本中の企業で、従業員ひとりひとりの能力を生かすマネジメントのインフラとなれるよう、1on1naviを成長させていきたいと思います。
1on1naviが気になった方はサイトを見てみてほしい。
編集後記
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