勉強は時につまらない。筆者も、高校生のときに、定期テスト間近まで勉強するのを後回しにして、徹夜で知識を詰め込んだ経験がある。コツコツやっていれば、こんなに冷や汗をかかなくてもいいし、良質な睡眠をとって万全のコンディションでテストに挑めるのに…と期末になると何度も思う。でも毎回やってしまう。読者の中にもこんな経験がある方も多いのではないだろうか?
そんなつまらない勉強をゲームのように楽しくしてくれる学習アプリがある。株式会社いま-みらい塾の「はやべん」だ。
「はやべん」はスピードを重視した学習アプリで、正答率とスピードを換算して利用者内のランキングを作るなど、学習者のモチベーションをあげる要素満載の暗記学習アプリだ。
今回はそんなゲームのように楽しく学べるアプリ「はやべん」の詳細と創業者の熱い思いに迫る。
歌崎 雅弘
–「はやべん」を一言で言うと?
全ての勉強をゲーム化する早押しクイズ学習アプリです。「はやべん」を使うことで、勉強の中で最も面白くない要素のひとつである暗記を早押しクイズのゲームにすることで楽しみながら効率よく学習を進めることができます。
—サービスの特徴は?
サービスの特徴は大きく分けて①スピード重視の効率的な学習 ②ランキングで自分の実力を常に確認できる の2点です。
【①スピード重視の学習】
モチベーションのと記憶力の向上のために、一問答えるごとにかかった時間を0.001秒単位で計測しています。
勉強、特に暗記は面白くないのでだらだらしてしまいがちですが、スピードという制約をかけるだけで、モチベーションが一気に上がります。私たちの生活の中でも、時間制限があると「それまでにやろう」と思えたりしますよね。
「はやべん」では、逆にかかった時間を計測し、タイムを縮めていく=スピードの向上を重視した学習により、従来の学習方法よりもモチベーションを高く保った状態での学習をサポートしています。
また、速く、効率的に思い出す訓練により、脳内の記憶整理のスピードを上げることができるので、記憶力の向上にも役立ちます。
【②ランキングで自分の実力を常に確認】
さらにモチベーションを上げるべく、計測した正答率とスピードのスコアをアプリ内でランキング化しています。
ゲームのようにスコアによって順位がはっきりつくので、達成感や次の学習に向けての反省へと繋がっています。ランキング上位だった場合には報酬(LINEポイント)もつきます。
—サービス利用方法は?
LINEで「はやべん」を友達登録していただくだけで即時利用可能です。
また、地方自治体によっては公式LINEアプリの中に埋め込んでいただいている場合もあり、そちらからも利用することができます。
—ユーザーは?
幼児から大学生まで学習者であれば誰でも利用することができます。
—直近の利用者数は?
無料会員ですと、1万2000人以上の方にご利用いただいています。
—どのくらいの問題数があるのですか?
11万問以上を取り揃えております。これからも問題数は増え続ける予定です。
—サービスを立ち上げたきっかけはなんですか?
もともと神戸で学習塾をやっていたことがきっかけです。
学習塾といっても私がやっていたのは「学習塾を卒業するための塾」つまり、誰かに教えてもらうのではなく自分で勉強する力を養うための学習塾です。暗記などの面白くない勉強を、面白いと思って勉強に向き合うためには、学習の効率化が重要な鍵となっていることを学習者に教えていました。
やっていくうちに、サービス化すれば、さらに多くの人に効率的な勉強方法を知ってもらえるのではないか?と思い始め、立ち上げたのが「はやべん」です。
—勉強の効率化に注目したのはなぜですか?
学生時代から、無駄なこと義務感でやっている学習者が多いことに課題感を感じていたからです。
もともと無駄なことに我慢ならない性格で、何事も効率化することが得意でした。大学受験の時には、自分の生活を極限まで効率化し、半年で偏差値を40以上アップさせたこともありました。
しかし、世の中を見てみると、「勉強」と称して無駄なことをしている人が多い。例えば、誰かの講義を「聴く」行為。効率性を考えれば、聴くより読む方が早いです。それに、聴くだけでは本当に知識が定着しているかわかりませんが、誰かとコミュニケーションをとればアウトプットでき、知識の定着度を確認することができます。
つまり、勉強は「自分からアクションを起こしていかに効率化していくか」なのです。面白くないことでもやらないといけないことは世の中にたくさんあります。それなら、「どうやったら面白くなるだろう?」と考えるのが人間の力だと私は信じています。この思いを軸にサービスの運営、メディアでの発信を続けています。
— これから考えている企画などはありますか?
これからは、法人や自治体向けに、来年からはLINEログインなしでもアプリの利用ができるサービスを配信予定です。
また、リアルタイムでのオンライン対戦モードの構築でさらなるモチベーションアップの要素も盛り込んでいきます。
そのほかにも、多言語対応や、学習以外の場面での応用など、広い分野でゲーム感覚で楽しむことを取り入れてもらえるように成長していきたいですね。
—最終的な目標はなんですか?
私の最終的な目標は「学びの当たり前を変える」です。
勉強だけでなく、私たちの生活の中も能動的に効率化することで見えてくる解決策や面白さで溢れているはずです。社会問題に対しても、自分からアクションを起こそうと思える人が課題解決への手がかりを掴むことができるのではないでしょうか?
これからも、さらに多くの人に主体的に課題に向き合う姿勢の大切さを伝えるために、サービス運営だけでなく、新聞、テレビ、などのメディアを通して、発信を続けていきたいと思います。
「はやべん」を早速使ってみたい人は以下のリンクから。
「はやべん」を詳しく知りたい人は以下のサイトも見てみよう。
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