竹内 崇史
経験:慶応義塾大学総合政策学部卒業後、楽天(株)に入社。営業マンとしてキャリアをスタート。大手ディベロッパーである野村不動産(株)に転職し、確かな実績を積み上げる。その後、ITベンチャーの創業に携わり、商品企画力/経営戦略の知見を習得する。また、革新的かつ実現性のある事業の企画/構築、および推進を主導する役割を担当。「最先端の技術を活かして、IT化に遅れをとる不動産業界が抱える問題を解決したい」という強い想いを持ち不動産業界の新たなカタチの形成を目指す。
引っ越しで物件を探すとき、部屋探しをどのように行うか。不動産屋に行き、ひとつひとつの物件を調べ、気になったらとりあえず内見に行ってみる。気に入ればそこで契約書を書き審査に入る。ダメであれば探しなおして気になる物件をまた内見する。この一連の流れは膨大な時間と労力を要するだろう。今回はそんな、部屋探しの課題を解決する賃貸マッチングサービス、「AI move」を紹介する。
ー賃貸のマッチングサービス「AI move」とは?
『一言で言うと、「一般消費者向けの町中の不動産屋の収集所となるサービス」です。
不動産業界はとてもアナログで、部屋探しから契約までとても時間がかかります。そこで、我々のサービスでは、あなたの好みを理解したAIが、あなたに代わって最適な物件を探してプッシュ通知し、あなたが寝ている間もAIは24時間探し続けてくれます。』
ーサービスの特徴について教えてください。
①AI(人工知能)×レコメンド表示
住みたいお部屋の条件を入力いただき、その条件に合ったお部屋を検索できるのと同時に、入力条件をAIが分析し、あなたに合いそうなお部屋をレコメンド一覧に表示します。あなたの閲覧履歴やお気に入りなどの行動履歴から常に最新のレコメンド物件を表示いたします。詳細な条件項目も用意しており、妥協のないお部屋探しをサポートします。
②AI(人工知能)×プッシュ通知
あなたの閲覧履歴やお気に入りなどの行動履歴からレコメンド物件を随時更新し表示いたします。また、プッシュ通知※1により、あなたに合いそうなお部屋をご連絡します。あなたが物件を探していない時間も最適な物件は空きが出ているケースが多くあります。さらに人気物件であればある程、空きが出てすぐに埋まってしまいます。そんな機会損失をなくせるように、プッシュ通知にて、あなたが探していない時間もいち早くご提案いたします。 ※1 アプリ版のみの提供サービスです。プッシュ通知の受取の有無は変更可能です。
③シンプルな画面×操作性
物件画像主体のデザインを採用し、シンプルで使いやすい操作性と画面です。また、内覧予約や申込もアプリ、ウェブサイトから直接行えるため、スムーズにご契約まで実施いただけます。
使い方はとってもシンプル。
AImoveは好みの部屋の条件を入力するだけ!AIが、あなたの好みを理解してあなたにぴったりの最適な物件を探してくれます。
ーユーザーについて教えてください。
『引っ越しなどで新しいお部屋を探している一般消費者が主なユーザーになります。』
ー競合について教えてください。
『ユーザーから見えるサービスの形としてはSUUMOさんに似てるかもしれませんが、実態としてはポータルサイトではなく、自社サイト(アプリ)です。SUUMOさんには無い機能が組み込まれたりとユーザビリティ(ユーザーが契約に至るまでの効率面)ではまだ我々の会社でしか存在しないものとなっていると考えているので、特に競合については意識していないですね。』
ーサービス誕生の経緯を聞いた。
『創業は2018年の4月で、実際にサービスを展開したのは10月です。
大手企業2社でそれぞれ2年半ほど経験を積み、そのあとベンチャー企業で創業メンバーとして2年奮闘しました。「サービスを立ち上げたい、代表になりたい」という想いがあって、特にアイデアもないまま退社しました。その後「今までの豊富な経験を活かしたい」と考えて株式会社フューチャープロパティを立ち上げました。
不動産業界のアナログで非効率な部分をAIを使うことによって解決できないか、と考え今回紹介するサービス「AI move」を始めました。』
大手企業やベンチャー企業での豊富な経験が今の自分の原動力だという。
ー「AI move」のこれからについて教えてください。
『これから先1~2年の間で「AI move」をSUUMOのようにプラットフォーム化させたいですね。不動産業界において唯一無二の存在のサービスとなり、不動産屋側から「AI move」への掲載を求めてくるような集客力を目指しています。具体的な内容は申し上げられませんが、今後「AI move」にSNS性機能を組み込み、時代に合った新たなカタチを目指していく予定です。』
不動産業界に新たな旋風を巻き起こすか、部屋探しの効率化を先導する「AI move」のこれからに注目です。
取材担当大野
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