クラウドサービス「Club Cloud」責任者。東京大学大学院修士2年。
ーどのようなサービスか教えてください。
『スポーツの練習動画を日記として共有するアプリです。練習法やコツ、けがの予防法などを共有することが出来ます。高度な動画比較機能もついています。また、コメントは匿名表示なので、立場に関係なくアドバイスがしやすいようになっています。タグ、キーワード検索なども出来るので、見たいときに見たい練習が見られます。』
使い方はとてもシンプル。
SNSのように練習日記を投稿します。個人でも使えますが、チームに登録すると、同じチームのユーザー間でチームタグなど便利な機能が使えるようになります。また、チーム内投稿や一般公開など、公開範囲を設定できます。
〜サービスの特徴〜
①高度な動画比較機能
コマ送り、スローモーションなどの機能が2動画同時でも可能です。
丁寧に動画を比較することが出来ます。
また、2つの動画の重ね合わせもできます。
②アドバイスしやすい
チーム内でのコメントは匿名なので、上下関係、競技力に関係なくアドバイスしやすいです。また、アプリ内で撮った動画のスクリーンショットに、直接図形を描き込めるようになっています。そのスクリーンショットはそのままコメントとして送ることができ、言語化しにくいアドバイスの手助けになります。
③高い検索性
チームで共有のチームタグ、他人の日記につけられる自分にしか見えないMyタグ、日記の内容(キーワード)等で検索が出来ます。
見たい練習日記を見逃しません。
④チーム運営機能
カレンダー予定共有、アンケート、日程調整、グループチャット等のチーム運営機能も備えています。
無駄な事務を減らし、練習に集中できます。
-ユーザについて教えてください。
『今は旧帝大の複数の部活で導入してもらっています。
主に個人スポーツをやっている方と個人スポーツのチームで使ってもらいたいです。
部活やクラブでは、コーチや保護者が練習の様子を細かく見られるという利点もあります。
チームスポーツでも、動画を探して見たりすることはあると思うので、便利に使っていただけると思います。』
ー競合について教えてください。
『動画共有という点では、ユーザー数の多いLINEさんやSlackさんは強いですし、チーム運営、スコア管理みたいなアプリは群雄割拠状態ですね。しかし、ClubCloudでは具体的な練習内容、蓄積性、検索性、動画比較機能に重きを置いています。その点で他のサービスと異なっていると思います。』
現役時代の原田さん。体操部に所属していたそうです。
ーサービス誕生の経緯を聞いた。
『休学して体操をしていた頃、以前よく練習に行っていた新潟のクラブのコーチのコネで、体操の超強豪で練習させてもらっていました。そこでの練習法、教え方、マインドセットは大学の部活とは全く異なり、衝撃を受けました。それを部活に広めるのも簡単ではなく、アマチュアスポーツはもとより、チーム内ですらそういったものが共有されていないことに気づきました。良いものをどんどん取り入れてスポーツが上手くなれる世界を作りたい!と思い、ClubCloudを始めました。プログラミングを独学で勉強し、一人で1から立ち上げました。』
ー「Club Cloud」の今後について教えてください。
『今は大学だけですが、これから社会人やクラブ、色んなスポーツに広めていきたいです。テクノロジーも、使いどころを見極めて、選手個々人の個性を消さないように使っていきたいです。まだまだ始まったばかりですので、これからもご協力、ご支援のほどお願いいたします!特に同じ志を持つ方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください!』
この先どのようにサービスを展開していくのか、「Club Cloud」のこれからに注目です。
取材担当大野
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